2013年4月27日土曜日

【解析いろは1】アクセス解析の説明はリアルな例と時事ネタを使うべし

ITリテラシーがどうのこうのと言われていますが、ウェブサイト運用やECを本業にしていない限り、いや、そうであっても本当にエラい人でめちゃくちゃアクセスログに関して詳しい人は少ないと思います。社長さんでめっちゃ詳しいという人もいらっしゃいますがレアです。
かといって、社内でのウェブ担当部署や担当者さんがアクセスログ解析の基本用語を把握していない場合も責めるのは酷です。その企業のウェブサイトでの収益割合が低い場合は必然そうなりますし、分からなくて普通です。常識ではありません。勝手にリテラシーに入れないでください。
さらにさらに。解析を生業としていても、「ウェブ解析と有益性」をコンパクトに説明できる人はどれだけいるでしょうか。試しに、解析させてよと言ってくる営業さんや営業の電話に質問してみてください。納得できる回答があれば話を聞いてみてもいいかもしれません。

手始めに「アクセスログ解析ってなにすんの?」というところを説明するのに昨日、例えを思いつきました。 リアルな時事ネタの例を出すとぐっとわかりやすくなり親近感もわくでしょう。
関西在住なら分かるかと思います。関東の場合は、「大阪に最近オープンしたアレ・・・」という前フリを付けてください。
2013年4月26日に、大阪最後の一等地といわれる「グランフロント大阪」がオープンしました。飲食、物販の店舗以外の他に色々と仕掛けをしているのでも話題です。その仕掛けのひとつ、まち情報アプリ「グランフロント大阪コンパス」と解析についてこじつけてみました。
情報提供、レコメンドからゲーム要素まで盛り込んだ「コンパス」システムはグランフロント大阪の目玉の一つです。スマホがあれば、アプリを入れるとコンシェルジェサービスのように時々の新しい情報が提供される他、行動履歴や購入履歴から最適化されたレコメンド情報等が表示されます。
スマホ持ちでなくても、デジタルサイネー ジ「コンパスタッチ」とICカードを組み合わせてパーソナルな情報表示が可能だそうです。

で、解析の話。ウェブサイトではケースによっては個人情報に基づくレコメンドや情報提供をします。さらに、 ユーザーの行動を待つことなくどの階のどの入口から入場してどういう回遊をしてどの店に長くいて、アクションと関連づいていれば何をして、どこから出て いったか、というのがアクセスログで分かります。リアルにユーザーの行動把握と情報提供をする「コンパス」の初期投資は莫大だと思いますが、ウェブでは結 構簡単に、基本無料でこれだけのデータが得られるのです。という風に、アクセスログ解析に詳しくない人にも説明すると理解が得られやすいかもです。保証はしませんが!

<参考>
マイナビニュース:26日開設のグランフロント大阪、ソーシャルシティ基盤の実証実験を実施
http://news.mynavi.jp/news/2013/04/23/242/index.html

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