12月に地味に実装されていたらしい、Facebookインサイトの新機能「競合ページ」。
比較対象にしたいFBページを登録し、週ごとの獲得したいいね数が表示されます。
条件は明記されていないのですが、ページへのいいね!が100以上でないと表示されてませんでした。(当社比ならぬ当管理Facebookページ比較。)ただ単に実装時期の違いなのかもしれません。そのうち分かる日がくるでしょう。
日々の運用のときのベンチマークに使えるくらいで、それ以上の深堀りはできません。
もちろん、リーチの母数を増やすのはとても重要です。ここの母数が少ないと、どれほど反応が良くても情報は広がりませんからね。
基本的にFBのリーチのエッジランクはエンゲージ重視というのなら、いっそ競合のリーチ数合計が分かれば、「ぬぬ、やるな!」と思えるのですが、いかがでしょう。
2014年1月9日木曜日
2013年10月9日水曜日
【解析いろは26】Rでソーシャルリスニングをやってみた 2
Rでソーシャルリスニングをやってみた 1では解析前の設計とデータ取得、整形についての話でした。いよいよ分析に入ります。
と、その前に。ちょっとおさらいです。
<今回のトライの目的>
世の中には無料で使える、基本のレポート機能がついたツールやサービスがリリースされているのになんでわざわざRで、アナログ作業までして分析をやっているの? と思われるかもしれません。
①Rのトレーニング
②Rでテキストマイニング(ツィート内容に極力踏み込まず、できるだけ機械的に判断と処理をするトレーニング)
③アカウントとは無関係のソーシャルリスニングだから。
ツィート数とか日別動向とかインフルエンサーなんてお飾りですよ! アカウントに紐付かない純粋なクチコミを、テキスト内容に踏み込んで分析する!(ような感じだけどそこまで深くやってないよ!)これが今回のメインテーマであります。
実際に、Twitterアカウントを開設していないクライアントがリアルでキャンペーンを実施し、ツィッター上でどの程度話題になっているか知りたい、というオーダーを受けたことがあります。ソーシャルの公開記事は様々な情報、ウソもホントも詰め込まれた生の情報源なのです。
・データ形式 CSV
・データは、主体を 1=個人 2=関係者 3=セミナー・講座情報、ニュースサイト 4=bot に分類した「主体分類」、「ツィート内容」で構成
エクセルでも出来る作業ですが、練習のためRでデータを主体ごとに切り分けました。
<作業の流れ>
①Rを起動し、プラグインRcmdrを開く
RcmdrはRをGUI的に操作するプラグインです。でもほぼコマンド入力であることに変わりはありません。
②csvデータを読み込み、表示
③データを主体区分の数値別に切り分けて、新たにCSVで保存。今回使用したのは1のグループのデータと、2+3のグループのデータです。botはウザいから除外しました。
<作業の流れ>
①RMecabを起動して、(1)で作成したすべての発言データ・ グループ1のデータ・グループ2+3のデータを順次分析する。
②すべての発言の分類データを眺めて気になった点をメモる。
③メモを元にさらに比較用データの絞り込みや気になる単語を調べる。今回はクラスター分析はやりませんでした。今度時間があるときにやってみようと思います。
下のイメージは すべての発言データのRMecabでの分析結果の一部です。
Mecabは「形態素解析」で、意味の最小の単位で切り分け、分類してくれます。すごい!これは基本の解析関数の“RMeCabFreq()”を使っていますが、他にも様々な関数があるので用途に応じて使い分けをします。
切れてしまってますが、「ウェブ解析士」キーワードの絞り込みだから「ウェブ」「解析」「士」が当然頻出回数が多いです。これらのワードはどのグループでも必ず共通で登場するので検討対象からは除外してます。
吐き出されるデータは、行番号、形態素(最小の日本語)、品詞(大分類)、品詞(小分類)、出現回数(Freq)です。この関数のメリットは重複がなくカウントされ、テキスト内に登場している形態素が頻度という数値で把握、という点ですね。
まずは全部の分類をぼやーっと眺めて、なんとなく全体を把握。こんなことを考えてデータをいじってます。↓
・『個人グループとセミナー・関係者グループのツィートに差があるか>あると仮定>個人とセミ ナー・関係者の形態素の並び比較』
・『個人とセミナー・関係者の形態素の名詞・動詞・形容詞のみの並び比較』
・『個人グループの感情を拾ってみよう>個人グループデータの形容詞絞り込み』や『助動詞と形容詞の「ない」の否定のテキストのピックアップ』
いろんなことを多角的に見て、実施し、それからレポートにまとめていきます。これがクライアント向けの場合は、すべてを載せるのではなく、クライアントの知りたいことに即した形で、不要なデータを削っていきます。
がっつりグラフなんかも作ってレポート形式にしたのですが、余所様に関わることを一方的に調べただけなので、公開はしません。オチがなくてすいません。
以下、簡単に今回の分析結果の要旨です。
●計測期間内に運営主体のツィートが少ない。
●インフルエンサーは関係者グループの数名とボット。
●個人のツィート数は全ツィート数の約49%、半分近くあるけれどツィート内容を見ると解析士資格取得者やニュースサイトが含まれているので、純粋ないち個人のツィートの実数はもっと少ない。(分類方法をもっと精密にする必要がある)
●個人のツィートにつき助動詞及び形容詞の「ない」で否定語を調べたところ、強いネガティブ発言は見受けられなかった。
●関係者・セミナーグループでの頻出度が高い名詞は「講座」「認定」、個人では「データ」「講座」「資格」。部分的に被っているものの、個人グループでは「資格」が多いことから、取得対象としての資格や講座に興味があると推測する。
◎まとめ
個人のツィートにフォーカスしたところ、強いネガティブ・否定発言はないようです。形容詞分類でも、形容詞の否定「ない」を除いてネガティブイメージのある形容詞は「難しい」「高い」でした。(いずれも頻度が少ないため、それがすべてのユーザーの状態を示す形容詞であるとはいえません)。
今回はネガティブな発言はなかったものの、継続的にツィートを見て、ユーザーの疑問や資格に対する見方を把握していくことも重要かな、と思いました。
個人グループのツィートは、認定資格を取得していると思われるユーザー(資格既取得層)と資格に興味がある・これから受験する・勉強中といったユーザー(未取得層)の二つに分類できます。ツィッターで資格既取得層か、未取得層(潜在的ユーザーも含めて)のどこに・どのように情報を発信していくか運用設計を考えることも重要だと思います。
<反省>
当たり障りのない要旨になってしまいました。通常、レポートはクライアントの要求に応じて定義し、それに役立つように作成するものですから、相手がいないとどうしてもボヤけたレポートになってしまう、という点も収穫でした。今回の分析で分かったその他の課題は、
・ユーザー分類をどのように・いかに効率よくやって精度をあげるか
・ データの取得方法
・今回のテキストマイニングは形態素の数の把握だが、ユーザーと、重要形容詞や名詞との発言の相関のグラフ化や、 ツィート内容についてもっと突っ込んだ分析をしたい。
です。
言語の用法や言語の相関関係や傾向については実に素人的な所感です。当方、テキストマイニングの専門家でもなく、この分析は社会学のような学問の探究を目的としていません。でも、「ユーザーの本音の仮説を立てる」ということであればこの程度でもそれなりに役立つ情報になると思います。
分析に王道はあっても正道はない!(最近気に入ってる言葉らしい)
いろんな方法があっていいと思います。仮説が正しいかどうかはその後のアクションと検証が証明してくれます。
と、その前に。ちょっとおさらいです。
<今回のトライの目的>
世の中には無料で使える、基本のレポート機能がついたツールやサービスがリリースされているのになんでわざわざRで、アナログ作業までして分析をやっているの? と思われるかもしれません。
①Rのトレーニング
②Rでテキストマイニング(ツィート内容に極力踏み込まず、できるだけ機械的に判断と処理をするトレーニング)
③アカウントとは無関係のソーシャルリスニングだから。
ツィート数とか日別動向とかインフルエンサーなんてお飾りですよ! アカウントに紐付かない純粋なクチコミを、テキスト内容に踏み込んで分析する!(ような感じだけどそこまで深くやってないよ!)これが今回のメインテーマであります。
実際に、Twitterアカウントを開設していないクライアントがリアルでキャンペーンを実施し、ツィッター上でどの程度話題になっているか知りたい、というオーダーを受けたことがあります。ソーシャルの公開記事は様々な情報、ウソもホントも詰め込まれた生の情報源なのです。
(1) 分析作業1 Rでデータを分類、ソート
整形したデータは下記の通りです。・データ形式 CSV
・データは、主体を 1=個人 2=関係者 3=セミナー・講座情報、ニュースサイト 4=bot に分類した「主体分類」、「ツィート内容」で構成
エクセルでも出来る作業ですが、練習のためRでデータを主体ごとに切り分けました。
<作業の流れ>
①Rを起動し、プラグインRcmdrを開く
RcmdrはRをGUI的に操作するプラグインです。でもほぼコマンド入力であることに変わりはありません。
②csvデータを読み込み、表示
③データを主体区分の数値別に切り分けて、新たにCSVで保存。今回使用したのは1のグループのデータと、2+3のグループのデータです。botはウザいから除外しました。
(2) RMecabでテキストマイニング
RMecabはRのテキストマイニングのパッケージです。日本語の形態素解析エンジンの「MeCab」をRで操作するためのものです。ギャル語にはぁたいぉうしてるのかしらぁ? あとこのエンジンやパッケージはなんて読むのでしょうか。このエンジンの制作者さんのサイトには「めかぶ」の写真があるんですが…やっぱり「めかぶ」なんですかね。<作業の流れ>
①RMecabを起動して、(1)で作成したすべての発言データ・ グループ1のデータ・グループ2+3のデータを順次分析する。
②すべての発言の分類データを眺めて気になった点をメモる。
③メモを元にさらに比較用データの絞り込みや気になる単語を調べる。今回はクラスター分析はやりませんでした。今度時間があるときにやってみようと思います。
下のイメージは すべての発言データのRMecabでの分析結果の一部です。
Mecabは「形態素解析」で、意味の最小の単位で切り分け、分類してくれます。すごい!これは基本の解析関数の“RMeCabFreq()”を使っていますが、他にも様々な関数があるので用途に応じて使い分けをします。
切れてしまってますが、「ウェブ解析士」キーワードの絞り込みだから「ウェブ」「解析」「士」が当然頻出回数が多いです。これらのワードはどのグループでも必ず共通で登場するので検討対象からは除外してます。
吐き出されるデータは、行番号、形態素(最小の日本語)、品詞(大分類)、品詞(小分類)、出現回数(Freq)です。この関数のメリットは重複がなくカウントされ、テキスト内に登場している形態素が頻度という数値で把握、という点ですね。
まずは全部の分類をぼやーっと眺めて、なんとなく全体を把握。こんなことを考えてデータをいじってます。↓
・『個人グループとセミナー・関係者グループのツィートに差があるか>あると仮定>個人とセミ ナー・関係者の形態素の並び比較』
・『個人とセミナー・関係者の形態素の名詞・動詞・形容詞のみの並び比較』
・『個人グループの感情を拾ってみよう>個人グループデータの形容詞絞り込み』や『助動詞と形容詞の「ない」の否定のテキストのピックアップ』
(3) 分析とレポートはエクセルで
最も難関のテキストマイニングの処理はRで行い、詳細の分析はエクセル上でやりました。オートフィルタでちゃちゃと切り替えながら見ていきます。今回はデータをいろんなフィルタでソートしてぱらぱらと見て、気づきをメモって、後で再検討します。いつも大体そんな感じです。いろんなことを多角的に見て、実施し、それからレポートにまとめていきます。これがクライアント向けの場合は、すべてを載せるのではなく、クライアントの知りたいことに即した形で、不要なデータを削っていきます。
(4) 結果要旨
がっつりグラフなんかも作ってレポート形式にしたのですが、余所様に関わることを一方的に調べただけなので、公開はしません。オチがなくてすいません。
以下、簡単に今回の分析結果の要旨です。
●計測期間内に運営主体のツィートが少ない。
●インフルエンサーは関係者グループの数名とボット。
●個人のツィート数は全ツィート数の約49%、半分近くあるけれどツィート内容を見ると解析士資格取得者やニュースサイトが含まれているので、純粋ないち個人のツィートの実数はもっと少ない。(分類方法をもっと精密にする必要がある)
●個人のツィートにつき助動詞及び形容詞の「ない」で否定語を調べたところ、強いネガティブ発言は見受けられなかった。
●関係者・セミナーグループでの頻出度が高い名詞は「講座」「認定」、個人では「データ」「講座」「資格」。部分的に被っているものの、個人グループでは「資格」が多いことから、取得対象としての資格や講座に興味があると推測する。
◎まとめ
個人のツィートにフォーカスしたところ、強いネガティブ・否定発言はないようです。形容詞分類でも、形容詞の否定「ない」を除いてネガティブイメージのある形容詞は「難しい」「高い」でした。(いずれも頻度が少ないため、それがすべてのユーザーの状態を示す形容詞であるとはいえません)。
今回はネガティブな発言はなかったものの、継続的にツィートを見て、ユーザーの疑問や資格に対する見方を把握していくことも重要かな、と思いました。
個人グループのツィートは、認定資格を取得していると思われるユーザー(資格既取得層)と資格に興味がある・これから受験する・勉強中といったユーザー(未取得層)の二つに分類できます。ツィッターで資格既取得層か、未取得層(潜在的ユーザーも含めて)のどこに・どのように情報を発信していくか運用設計を考えることも重要だと思います。
<反省>
当たり障りのない要旨になってしまいました。通常、レポートはクライアントの要求に応じて定義し、それに役立つように作成するものですから、相手がいないとどうしてもボヤけたレポートになってしまう、という点も収穫でした。今回の分析で分かったその他の課題は、
・ユーザー分類をどのように・いかに効率よくやって精度をあげるか
・ データの取得方法
・今回のテキストマイニングは形態素の数の把握だが、ユーザーと、重要形容詞や名詞との発言の相関のグラフ化や、 ツィート内容についてもっと突っ込んだ分析をしたい。
です。
言語の用法や言語の相関関係や傾向については実に素人的な所感です。当方、テキストマイニングの専門家でもなく、この分析は社会学のような学問の探究を目的としていません。でも、「ユーザーの本音の仮説を立てる」ということであればこの程度でもそれなりに役立つ情報になると思います。
分析に王道はあっても正道はない!(最近気に入ってる言葉らしい)
いろんな方法があっていいと思います。仮説が正しいかどうかはその後のアクションと検証が証明してくれます。
2013年10月7日月曜日
【解析いろは25】Rでソーシャルリスニングをやってみた 1
トレーニングがてら、Rでツィッターのデータを元にソーシャルリスニング(ぽい何か)をやってみました。超適当ですが、解析ってこういうことをするんだな、という段取りや必要なことの確認ができました。
ビッグデータやデータサイエンティストがバズワードとなっていますが、ウェブ解析担当もアクセスログだけを分析するだけでは足りなくなってきています。それはすなわち、ウェブ解析=ユーザーの行動履歴の分析がより効果を求められるようになったからで、解析の意義と目的が浸透してきた証としてよろこぶべきことだと思います。
ビッグデータなんてウチの会社には無縁だよと思っているアナタ。今日、急に上司や社長から「今はユーザーの声に耳を傾けるソーシャルリスニングの時代。だから弊社の企業名がどんだけソーシャルでささやかれているか調べてくれ!」なんて無茶振りがあるかもしれません。昨日どこかのセミナーに行ってなんか聞いてきたんだな……なんて、死んだ魚のような目にならないでください。
時間と人力はある程度必要ですが、すごい分析ツールや他社サービスを導入する前に、やってみてはどうでしょうか。やってみれば意外と簡単です。ヘタレな私が言うのだから間違いない!
今回重要視したのは生のデータをいかに取得し分析するか、という段取りです。下記は一例であり、この方法がベターでもベストでもありません。ただ分析に必要な段取りは積んでいるつもりですので、参考になれば幸いです。
なお、今回収集したサンプルデータと分析は具体的な改善とかなんとかそういった事を一切念頭においてませんし、分析結果が「正解」ではありません。仮説とはいえないほどの想像あるいは妄想というご理解でお願いします。
◎準備するもの
・Rをインストールし使える状態にしておくこと。(必須)
・テキストマイニング用のプラグイン「MeCab」をインストールしておくこと(必須)
・参考書として「Rによるテキストマイニング入門」石田基広 著 (ほぼ必須)
・親しみやすいようにRcmdrというGUIプラグインを入れておくと(若干)効率アップするかもしれない。(気が向けば)
◎Rってなに?という方へ
無料のくせにすごく優秀なデータ解析ソフト。解析用途別のプラグインもたくさんある。
http://www.r-project.org/
人文科学系や医学系、理工学系の学部にいたら触ったことがあるかもしれないですね。当方、法学部出身ですが、法学って一番データ解析に遠い学問のような気がする……論理思考と解釈の学問なんですよね。言語とデータ処理における論理思考ってちょっと違うんですよね。今ものっそい苦労してます。言葉を解釈でねじ曲げることに慣れているもんだから、言葉でデータをねじ曲げたくなるとか。アカン…
調査目的:計測期間内のツィートの頻度とグループ:個人ユーザーのツィートの傾向について仮説を立てる
ソーシャル:Twitter
調査対象キーワード: ウェブ解析士
調査期間:13/9/2~13/10/2
キーワード決めは重要です。決めないと無限に対象が広がるからです。また、調査内容も決めておかないとひどい目に遭います。無限分析のループ。分析をするにあたっては「何を知りたい」「どのように調べるか」「範囲」を決めることがとっても重要です。
もし、初めてソーシャルの調査を行うのであれば、ソーシャルグラフやインタレストグラフを作成してユーザーとの関係を可視化するのもいいと思います。ソーシャルグラフ等の可視化はAPIを利用した無料のツールが結構あります。いいぞ、もっとやれ!
Twitter関係の概要調査なら「Topsy」(http://topsy.com/)をよく利用します。インフルエンサーや期間指定したキーワードの発言やレポートまでしてくれる便利なツールです。かつては日本語が弱いという話でしたが、今はかなり使えると思います。(Analyticsなどの機能をフルに使うにはメールアドレスなどの登録が必要です)。
ちなみに、今回のメインテーマ(であるはず)の『R』でTwitterのソーシャルグラフの作成が可能であるようです。(対象アカウントのパスワードが必要)
参考記事:ITmedia @IT 第5回 インターリュード: TwitterとR
Rで直接Twitterにアプローチしてデータをひっぱってくることも可能なようですが、アイパスなどの制約があるのでこれも今回はスルー。(おいぃ!)
公開されているデータを効率よく目的に合致した内容で取得するために、Topsyを使いました。
Topsyで検索キーワードで絞り込んで期間を指定して表示します。残念ながらCSVのダウンロード機能はないので、ユーザー、Tw日、Tw内容を手作業でピックアップしました。APIをカスタマイズすればらくらくなんでしょうけど、今回そんな余裕はない! (件数も少なかったし…)
クリーニングとは、例えば空欄や値が不正な場合(欠損値)★の処理をどうするかとか、不要なデータを削除するとか、分析しやすい形にデータを整える作業です。今回、欠損値はないのと、URLはRで絞り込みをするので放っておきました。
で、最終的にデータをCSV形式に収めます。
★この「欠損値」をどう扱うかが分析データでは重要なファクタなので、本当は真剣に考えないといけないのです。
(4) 解析設計をする
慣れていたり以前やったことのある分析データならば最初に検討しておくべきことですが、今回はお初のデータなので、ここで解析設計をしました。
まず適当に幾つかデータを拾って読んでみて、どんなツィートがあるのかばっくりと感じます。感じる、というのが、目的で、ここで深く読んでいくと分析の意味がありません。
どうやら、関係者や告知のツィートと個人の感想みたいな「感じ」に大きく分かれるようです。
じゃあ、ユーザーをグルーピングして発言の傾向を見よう。そして個人ユーザーに着目して、どのようなワードがよく使われているか、そこにグループ別の差はないかを調べよう、と決めました。
【設計】
1.ユーザーをセグメント分類する > (3) に戻って作業( bot、関係者、セミナー、個人を適当に分類。ルールは、ユーザー名やツィートに特定のワードが含まれているか否か。関係者はサイトをあらかじめ調べてピックアップしておき、分類 など)★
2.エクセルでの作業★
グラフなどのビジュアル化
概要のグラフ化と把握(日別動向、ユーザーセグメント別割合)
3.データの詳細な比較検討
3.Rでの作業
グループ毎に発言を分類
グループ毎に発言をテキストマイニングし、傾向を把握
長くなったので、Rで分析編はまた後日~。
★今回は発言数が多くないのと、明らかに関係者やセミナー告知が多かったので強引にユーザー分類をしました。普通はやってらんないので、インフルエンサーという分類が多いのだと思います。分類による比較軸があると分かりやすいのでいいですが、ケースによりますねこの方法。
★今回の作業のほとんどはエクセルで出来ますし、そのほうが早いです。一部、無理矢理Rでやったところもありますが、単純集計やグラフ化はエクセルでやっつけました。ツールに拘りを持つのではなく、目的達成のためにどの方法がいいのか、で決めるべきだと思います。
<MEMO>
これら過程の時間と工数をきちんと記録ておくことをおすすめします。できたら、他社サービスの価格も調べておきましょう。レポートと共に調査にかかるコスト概算も提出すれば、レポート作業と効果の費用の把握が容易になります。
Rでソーシャルリスニングをやってみた 2に続きます
ビッグデータやデータサイエンティストがバズワードとなっていますが、ウェブ解析担当もアクセスログだけを分析するだけでは足りなくなってきています。それはすなわち、ウェブ解析=ユーザーの行動履歴の分析がより効果を求められるようになったからで、解析の意義と目的が浸透してきた証としてよろこぶべきことだと思います。
ビッグデータなんてウチの会社には無縁だよと思っているアナタ。今日、急に上司や社長から「今はユーザーの声に耳を傾けるソーシャルリスニングの時代。だから弊社の企業名がどんだけソーシャルでささやかれているか調べてくれ!」なんて無茶振りがあるかもしれません。昨日どこかのセミナーに行ってなんか聞いてきたんだな……なんて、死んだ魚のような目にならないでください。
時間と人力はある程度必要ですが、すごい分析ツールや他社サービスを導入する前に、やってみてはどうでしょうか。やってみれば意外と簡単です。ヘタレな私が言うのだから間違いない!
今回重要視したのは生のデータをいかに取得し分析するか、という段取りです。下記は一例であり、この方法がベターでもベストでもありません。ただ分析に必要な段取りは積んでいるつもりですので、参考になれば幸いです。
なお、今回収集したサンプルデータと分析は具体的な改善とかなんとかそういった事を一切念頭においてませんし、分析結果が「正解」ではありません。仮説とはいえないほどの想像あるいは妄想というご理解でお願いします。
◎準備するもの
・Rをインストールし使える状態にしておくこと。(必須)
・テキストマイニング用のプラグイン「MeCab」をインストールしておくこと(必須)
・参考書として「Rによるテキストマイニング入門」石田基広 著 (ほぼ必須)
・親しみやすいようにRcmdrというGUIプラグインを入れておくと(若干)効率アップするかもしれない。(気が向けば)
◎Rってなに?という方へ
無料のくせにすごく優秀なデータ解析ソフト。解析用途別のプラグインもたくさんある。
http://www.r-project.org/
人文科学系や医学系、理工学系の学部にいたら触ったことがあるかもしれないですね。当方、法学部出身ですが、法学って一番データ解析に遠い学問のような気がする……論理思考と解釈の学問なんですよね。言語とデータ処理における論理思考ってちょっと違うんですよね。今ものっそい苦労してます。言葉を解釈でねじ曲げることに慣れているもんだから、言葉でデータをねじ曲げたくなるとか。アカン…
(1) 分析対象となるデータとその範囲を決める
調査内容:Twitter上でキーワード「ウェブ解析士」が期間内にどのくらいツィートされているかを計測し、ユーザーを分類してグループ毎にツィート内容にどのようなワードが頻出しているかを調べる。調査目的:計測期間内のツィートの頻度とグループ:個人ユーザーのツィートの傾向について仮説を立てる
ソーシャル:Twitter
調査対象キーワード: ウェブ解析士
調査期間:13/9/2~13/10/2
キーワード決めは重要です。決めないと無限に対象が広がるからです。また、調査内容も決めておかないとひどい目に遭います。無限分析のループ。分析をするにあたっては「何を知りたい」「どのように調べるか」「範囲」を決めることがとっても重要です。
もし、初めてソーシャルの調査を行うのであれば、ソーシャルグラフやインタレストグラフを作成してユーザーとの関係を可視化するのもいいと思います。ソーシャルグラフ等の可視化はAPIを利用した無料のツールが結構あります。いいぞ、もっとやれ!
Twitter関係の概要調査なら「Topsy」(http://topsy.com/)をよく利用します。インフルエンサーや期間指定したキーワードの発言やレポートまでしてくれる便利なツールです。かつては日本語が弱いという話でしたが、今はかなり使えると思います。(Analyticsなどの機能をフルに使うにはメールアドレスなどの登録が必要です)。
ちなみに、今回のメインテーマ(であるはず)の『R』でTwitterのソーシャルグラフの作成が可能であるようです。(対象アカウントのパスワードが必要)
参考記事:ITmedia @IT 第5回 インターリュード: TwitterとR
(2) データの取得方法を考える
アクセスログなら大体何らかの分析ツールを介しているので取得については基本的に悩まなくていいです。 ですが今回は自前で収集するのでちょっと考えなくちゃいけません。Rで直接Twitterにアプローチしてデータをひっぱってくることも可能なようですが、アイパスなどの制約があるのでこれも今回はスルー。(おいぃ!)
参考記事: ITmedia @IT 第5回 インターリュード: テキストマイニングの入門の入門
公開されているデータを効率よく目的に合致した内容で取得するために、Topsyを使いました。
(3) データの取得とクリーニング
Topsyで検索キーワードで絞り込んで期間を指定して表示します。残念ながらCSVのダウンロード機能はないので、ユーザー、Tw日、Tw内容を手作業でピックアップしました。APIをカスタマイズすればらくらくなんでしょうけど、今回そんな余裕はない! (件数も少なかったし…)
クリーニングとは、例えば空欄や値が不正な場合(欠損値)★の処理をどうするかとか、不要なデータを削除するとか、分析しやすい形にデータを整える作業です。今回、欠損値はないのと、URLはRで絞り込みをするので放っておきました。
で、最終的にデータをCSV形式に収めます。
★この「欠損値」をどう扱うかが分析データでは重要なファクタなので、本当は真剣に考えないといけないのです。
(4) 解析設計をする
慣れていたり以前やったことのある分析データならば最初に検討しておくべきことですが、今回はお初のデータなので、ここで解析設計をしました。
まず適当に幾つかデータを拾って読んでみて、どんなツィートがあるのかばっくりと感じます。感じる、というのが、目的で、ここで深く読んでいくと分析の意味がありません。
どうやら、関係者や告知のツィートと個人の感想みたいな「感じ」に大きく分かれるようです。
じゃあ、ユーザーをグルーピングして発言の傾向を見よう。そして個人ユーザーに着目して、どのようなワードがよく使われているか、そこにグループ別の差はないかを調べよう、と決めました。
【設計】
1.ユーザーをセグメント分類する > (3) に戻って作業( bot、関係者、セミナー、個人を適当に分類。ルールは、ユーザー名やツィートに特定のワードが含まれているか否か。関係者はサイトをあらかじめ調べてピックアップしておき、分類 など)★
2.エクセルでの作業★
グラフなどのビジュアル化
概要のグラフ化と把握(日別動向、ユーザーセグメント別割合)
3.データの詳細な比較検討
3.Rでの作業
グループ毎に発言を分類
グループ毎に発言をテキストマイニングし、傾向を把握
長くなったので、Rで分析編はまた後日~。
★今回は発言数が多くないのと、明らかに関係者やセミナー告知が多かったので強引にユーザー分類をしました。普通はやってらんないので、インフルエンサーという分類が多いのだと思います。分類による比較軸があると分かりやすいのでいいですが、ケースによりますねこの方法。
★今回の作業のほとんどはエクセルで出来ますし、そのほうが早いです。一部、無理矢理Rでやったところもありますが、単純集計やグラフ化はエクセルでやっつけました。ツールに拘りを持つのではなく、目的達成のためにどの方法がいいのか、で決めるべきだと思います。
<MEMO>
これら過程の時間と工数をきちんと記録ておくことをおすすめします。できたら、他社サービスの価格も調べておきましょう。レポートと共に調査にかかるコスト概算も提出すれば、レポート作業と効果の費用の把握が容易になります。
Rでソーシャルリスニングをやってみた 2に続きます
ラベル:
R,
ソーシャルリスニング,
ソーシャル解析,
データサイエンティスト,
データマイニング,
データ分析,
テキストマイニング,
解析いろは,
解析ツール
2013年10月1日火曜日
【解析いろは24】個人情報保護方針を時々思い出してやってください
今回はちょっと難しいような、でも最近ホットなテーマとつながっているので無視できない話題です。
サイトに掲載している個人情報保護保護方針、最近チェックしてますか?
“顧”客から“個”客へ、というのが近時のマーケティングの主流です。ユーザーが「求めるもの」を差し出すのは当たり前で、「まだ知らないけど欲しいと思わせるもの」を提供するような時代です。従って、会員登録制度を取り、ログインしてもらって行動履歴と購入データを結びつけて詳細に“個”を分析することがもはや当たり前になってきています。
では、ユーザーに対しては、いつ、どういう目的でどの範囲でこれこれの情報を取得し利用する場合があります、とアナウンスしているのでしょうか。 通販事業者の場合は、会員登録時に規約や個人情報保護方針を見せて同意してもらっているのが通常だと思います。まー、ほとんどの人がきっちり読んでないですよね。また、最近では行動ターゲティング広告やリターゲティング広告についての記載が追加されていると思います。さらっと告知されていたりメールで届いたりしていたかもしれませんが、ほぼスルーじゃないですか。
今後、個人情報の取得や利用について、よりわかりやすい表示と同意が求められる可能性があります。
経済産業省 「IT融合フォーラムパーソナルデータワーキンググループ報告書を取りまとめました」(2013/5/20)
http://www.meti.go.jp/press/2013/05/20130510002/20130510002.html
概要版が分量もコンパクトでわかりやすいです。日米の企業活動におけるIT投資や分析対象データの比較などもとても興味深いです。日本でも分析の対象はぐっと広がることでしょう。ウェブ解析だけやってればいい時代は過ぎてしまったのかもしれません。
どういうことに注意するべきか、覚書です。
(1)説明
(2)ユーザーの選択の自由の保証
(3)透明性の確保(どういう仕組みで情報を収集しているか、など)
(4)データの安全性
+
(5)ユーザーのメリットを明示、提供
ちなみにディミトリ・マークス著の「データ・サイエンティストに学ぶ「分析力」」でもこのことに触れています。そこに書かれているように、データ収集と分析は、ユーザーに知られてはいけない後ろ暗いものであってはなりません。データを明示された目的と手段で収集し、ユーザーに高い付加価値を渡すことが重要だと述べています。
個人情報の在り方も、ユーザーの認知や周辺情報や法律の整備によって変わってきます。
また、個人情報は収集する側もユーザー側もよくわかっていないことが多いので急に守りに入ったり壁を作ったりします。守る方に行き過ぎると、例えば地域社会での孤立といった弊害もあるわけです。
両者の理解と了解、その手段が確保される、相互にシアワセな関係になれる制度を期待します。
前記の報告書概要に記載されていた、
ちょっと置き去りになりがちなのですが、各種データ分析を仕事にしている以上は知らないでは済まされません。時々、いや結構な回数で個人情報保護方針ちゃんのことを思い出してやってください。
サイトに掲載している個人情報保護保護方針、最近チェックしてますか?
“顧”客から“個”客へ、というのが近時のマーケティングの主流です。ユーザーが「求めるもの」を差し出すのは当たり前で、「まだ知らないけど欲しいと思わせるもの」を提供するような時代です。従って、会員登録制度を取り、ログインしてもらって行動履歴と購入データを結びつけて詳細に“個”を分析することがもはや当たり前になってきています。
では、ユーザーに対しては、いつ、どういう目的でどの範囲でこれこれの情報を取得し利用する場合があります、とアナウンスしているのでしょうか。 通販事業者の場合は、会員登録時に規約や個人情報保護方針を見せて同意してもらっているのが通常だと思います。まー、ほとんどの人がきっちり読んでないですよね。また、最近では行動ターゲティング広告やリターゲティング広告についての記載が追加されていると思います。さらっと告知されていたりメールで届いたりしていたかもしれませんが、ほぼスルーじゃないですか。
今後、個人情報の取得や利用について、よりわかりやすい表示と同意が求められる可能性があります。
経済産業省 「IT融合フォーラムパーソナルデータワーキンググループ報告書を取りまとめました」(2013/5/20)
http://www.meti.go.jp/press/2013/05/20130510002/20130510002.html
概要版が分量もコンパクトでわかりやすいです。日米の企業活動におけるIT投資や分析対象データの比較などもとても興味深いです。日本でも分析の対象はぐっと広がることでしょう。ウェブ解析だけやってればいい時代は過ぎてしまったのかもしれません。
どういうことに注意するべきか、覚書です。
(1)説明
(2)ユーザーの選択の自由の保証
(3)透明性の確保(どういう仕組みで情報を収集しているか、など)
(4)データの安全性
+
(5)ユーザーのメリットを明示、提供
ちなみにディミトリ・マークス著の「データ・サイエンティストに学ぶ「分析力」」でもこのことに触れています。そこに書かれているように、データ収集と分析は、ユーザーに知られてはいけない後ろ暗いものであってはなりません。データを明示された目的と手段で収集し、ユーザーに高い付加価値を渡すことが重要だと述べています。
個人情報の在り方も、ユーザーの認知や周辺情報や法律の整備によって変わってきます。
また、個人情報は収集する側もユーザー側もよくわかっていないことが多いので急に守りに入ったり壁を作ったりします。守る方に行き過ぎると、例えば地域社会での孤立といった弊害もあるわけです。
両者の理解と了解、その手段が確保される、相互にシアワセな関係になれる制度を期待します。
前記の報告書概要に記載されていた、
「昨今のパーソナルデータを巡る消費者と事業者の間のトラブルの多くは、事業者が消費者の期待を裏切る形でパーソナルデータを利用したと評価され、社会的な批判を受けるというものである。」という文言はしっかりと覚えておきたいと思います。
ちょっと置き去りになりがちなのですが、各種データ分析を仕事にしている以上は知らないでは済まされません。時々、いや結構な回数で個人情報保護方針ちゃんのことを思い出してやってください。
2013年9月19日木曜日
【解析いろは23】Googleアナリティクスアップデート
メルマガをご覧になっていたら既知かと思いますがGAがちょっとグレードアップしています。
Googleアナリティクス 公式ブログ「新しく生まれ変わったセグメントのご紹介」:http://analytics-ja.blogspot.jp/2013/09/blog-post_17.html
タイトル通り、今回の一番の大きなアップデートは、セッション単位でのユーザーセグメント以外に、なんとなんと!ユーザー単位でのセグメンテーションが可能になった点です。どこから入ってどのページを見てコンバージョンする、といった行動の順序も指定できてしまう。いやー、すごいわ。
自分のGAを確認したのですが、まだ適用されていませんでした。これから徐々にリリースされるようですね。
●アドバンスセグメント画面の変更で、よりわかりやすく・共有しやすく
セグメントが直感的に設定できるようになったのと、よく使うセグメントは★マークを付けてすぐに呼び出せるようになってます。
●セッション軸からユーザー軸での解析が可能になった
ここがさりげなく一番すごいアップデートだと個人的に思ってます。ユニークユーザーの単位でセグメンテーションできるようになります。ただ、気をつけなければいけないのがレポート。基本的なスタンスというか解析軸は、セッションであることに変更はないと思います。ですのでユーザー軸解析をレポートする場合はレポート軸が違うので、混乱が生じないように(解析側も)留意しておく必要があります。
●コホート分析(cohort analysis)ができちゃう
なんだそれ!という方はコチラをご覧ください(スイマセン、私もやったことがないです)。
定義を引用すると、
です。
GAでは「ある期間の新規訪問者」をコホートとしてセグメントし、その後の行動がどのように変容したかを見ています。行動が変わったということは、どこかで意識変容が生じています。流入や意識変容の要因を分析することで、キャンペーンや広告、サイト内コンテンツのより深い分析と見直しが可能となります。
ただし、気をつけなければいけないことがたくさんあります。数字に人はいともたやすくダマされる、ということです。解析者もレポートを提出された側もそうです。レポートにちりばめられた、基準化した数値、相関係数、寄与率の数字は、「絶対的に確か」なものなのかというとそうではありません。そのような意味ではないのです。統計学を学んだときのことを思い出してください。ビジネス解析の本では深く書かれていないことかもしれませんが、ある手法を用いる前にその手法の数字の意味、用語の意味を十分に理解する必要があります。
結果だけを求めて統計の手法を用いるとなんかわかった気になってしまうんですよね、本当に自分自身がそうなのでイタイです。アイタター。
今後は解析する側、レポートを受ける側どちらも統計リテラシーの高さが要求されるようになるかと思います。
では、ここで以前出した質問をもう一度。
「心筋梗塞の人の95%、犯罪者の95%が食べていたという食べ物を禁止すべきか。」
常にこの質問と答えを忘れず、数字とその向こうにいるユーザーに向き合っていきたいと思います。
Googleアナリティクス 公式ブログ「新しく生まれ変わったセグメントのご紹介」:http://analytics-ja.blogspot.jp/2013/09/blog-post_17.html
タイトル通り、今回の一番の大きなアップデートは、セッション単位でのユーザーセグメント以外に、なんとなんと!ユーザー単位でのセグメンテーションが可能になった点です。どこから入ってどのページを見てコンバージョンする、といった行動の順序も指定できてしまう。いやー、すごいわ。
自分のGAを確認したのですが、まだ適用されていませんでした。これから徐々にリリースされるようですね。
■Googleの今回のアップデートポイント
夏が終わって一皮剥けたってカンジ。 夏休みに何があったんだい……?(ひとなつのこいかしらー?)●アドバンスセグメント画面の変更で、よりわかりやすく・共有しやすく
セグメントが直感的に設定できるようになったのと、よく使うセグメントは★マークを付けてすぐに呼び出せるようになってます。
●セッション軸からユーザー軸での解析が可能になった
ここがさりげなく一番すごいアップデートだと個人的に思ってます。ユニークユーザーの単位でセグメンテーションできるようになります。ただ、気をつけなければいけないのがレポート。基本的なスタンスというか解析軸は、セッションであることに変更はないと思います。ですのでユーザー軸解析をレポートする場合はレポート軸が違うので、混乱が生じないように(解析側も)留意しておく必要があります。
●コホート分析(cohort analysis)ができちゃう
なんだそれ!という方はコチラをご覧ください(スイマセン、私もやったことがないです)。
定義を引用すると、
コーホート分析とは、同時期に同様な体験をする人々の集団(Cohort)が、時間の経過とともに彼らの行動様式や思考などにどのような変化が生じたのか、時系列でデータを収集することを通じて、これを明らかにすること。
指標の変化を「時代」「年齢」「世代」の3要因で分析する手法。
年代分析とも呼ぶ。
です。
GAでは「ある期間の新規訪問者」をコホートとしてセグメントし、その後の行動がどのように変容したかを見ています。行動が変わったということは、どこかで意識変容が生じています。流入や意識変容の要因を分析することで、キャンペーンや広告、サイト内コンテンツのより深い分析と見直しが可能となります。
■時代はユーザーへ、統計学的分析へ
今年に入ってビンビン感じていたのですが、ここ数ヶ月で最も自分的にホットなテーマなのが「統計学的分析」です。学的、というのは、あくまでも学問ではなくビジネスの成果につなげるために統計学の知識や手法を使って、より精密に数字と事象を検討していくという意味でそう述べています。ビジネス解析は厳密な意味での「統計学」、学問ではないと個人的には思っています。ただし、気をつけなければいけないことがたくさんあります。数字に人はいともたやすくダマされる、ということです。解析者もレポートを提出された側もそうです。レポートにちりばめられた、基準化した数値、相関係数、寄与率の数字は、「絶対的に確か」なものなのかというとそうではありません。そのような意味ではないのです。統計学を学んだときのことを思い出してください。ビジネス解析の本では深く書かれていないことかもしれませんが、ある手法を用いる前にその手法の数字の意味、用語の意味を十分に理解する必要があります。
結果だけを求めて統計の手法を用いるとなんかわかった気になってしまうんですよね、本当に自分自身がそうなのでイタイです。アイタター。
今後は解析する側、レポートを受ける側どちらも統計リテラシーの高さが要求されるようになるかと思います。
では、ここで以前出した質問をもう一度。
「心筋梗塞の人の95%、犯罪者の95%が食べていたという食べ物を禁止すべきか。」
常にこの質問と答えを忘れず、数字とその向こうにいるユーザーに向き合っていきたいと思います。
2013年9月14日土曜日
【解析いろは22】Facebookの広告は使えるか?(リカバリー編)
先日とある勉強会でFacebook広告について聞かれて、ついネガティブな印象の反応をしてしまいました。スミマセン。できるだけ正確に答えようとして部分しか説明できていなかったので、ここでリカバリーしたいと思います。
自分が言いたかったのは、
「通常のウェブ広告と同じ集客効果を期待し、同じやり方をすると失望する」
ということです。
ファン数を増やして、コンテンツからリンクを張って本サイトに誘導する。その先の会員登録であったり商品購入のコンバージョン率はどうですか? もし本サイトへの直接の流入に較べてコンバージョン数やコンバージョン数が高いのならすばらしい!(奇跡だ!)ですが、外部サイトでのコンバージョンを目的とするとFacebookは即効性があんまりないと思ってます。海外ではこんな調査結果(参照元:ITメディアマーケティング Facebookのマーケティング効果を実感しているマーケターは37%――米調査結果発表)もあります。ま、しかし結論を急がないでください。
問い:Facebook広告は使えるのか?
答え:Facebookでの目的と「効果」を決め、エンゲージメントを高めるコンテンツと広告の方法の戦略をしっかり作れば効果が出る、はず。
まずは、広告の性質の違いに注目です。
Facebook広告とGoogle広告の効果の違い
参照:SEO Japan 13/1/16記事
グーグル広告は以下のように説明されています。
対して、Facebook広告はこんな風な説明です。
で、Facebook広告の特長については下記が端的に表していると思います。
じゃ、Facebookは何に使うのがよろしいのか、というと、これですよね。
●ブランディング
●ロイヤルティ向上(あるいはユーザーからの推奨のプラットフォーム)
前に「ロイヤルティリーダーに学ぶソーシャルメディア戦略」という本のレビューでも書きましたが、ブランディングやロイヤルティの計測は解析ツールだけでは難しいのも事実です。しかし本当に自社のブランディングや顧客ロイヤルティが成果に結びつくというステージに達しているのであれば、実施するべきだと思います。
例として、Twitterですが、ニッセンとファミマのKPI、KGI、LTVの簡単なレポート記事を引用します。
Twitterの公式アカウントのKPI、KGI、LTV分析
トライバルメディアハウス、ニッセンなど2社のTwitter公式アカウントのマーケティング効果を測定
KGIのブランド想起率、好意度、購入意向調査はアカウントのログ分析から出てきません。すべて別の調査です。
そんな調査、コストがないから出来ないんですけど! という反論もあるでしょう。確かに。ですので、出来ることとしては、KPIとその結果の間に何らかのつながりを仮定して見ていくことかな、と思います。マーケの第一歩でそこからスタートですよね。
いいね数を数多く集めることについて補足しておきます。
リーチの範囲はある数から減少します。これはコミュニケーションを目的とするソーシャルの性質上当然なことです。ファン数1万人~2.5万人でリーチは17.1%という調査結果があります。最大25000人が分水嶺になってるようですね。(情報元:ガイアックスメディアラボ http://gaiax-socialmedialab.jp/facebook/169 13/1/15記事)
まあしかし、リーチの裾野を広げるために、いいね数は大いに越したことはありません。
ですが、ですが。
前から色々いわれている「いいね!」を買ってファンを増やす問題があります。
また、ある程度のファン数を広告で獲得したからといって、それが質に結びつかないことは多々あります。広告をテキトーに全世界に向けて打ったらあら不思議。結構いいね数が集まるのです。でも、日本人向けに商品を売りたいのに、いいね!をしてくれたけど読んでもくれない、コメントもくれないような人って「ファン」といえますか? そりゃ効果でないでしょうよ、そこから自サイトに誘導しても。
今後はいっそういいね!数の重要性が下がってきて、エンゲージメント、親密度や重みといった「質」がより重視されると思います。というかそうなっています。
Facebookマーケティング FBページの8/30の記事に最新の事例が紹介されています。結果だけなので、どういう過程があったのか気になります。そのうち、セミナーとかで開設してもらいたいです。
Facebookマーケティング FBページ
事例概要(PDF) http://fbrep.com//SMB/Luxa.pdf
いわゆる成功例とされるケースのキーワードは「コミュニケーション 」です。GoogleとFacebook広告の違いを理解しつつ、ユーザーとコミュニケートしてブランド認知や取り扱うサービスや商品の良さを伝えることに集中することだと思います。
とすると、FBの活用はスモールビジネスにも向いていると思います。ただしブランド認知が低い場合は、最初はとにかく友人知人、取引先にも宣伝し、広告も出して「いいね!」を集めることが「スタートラインに立つ条件」と思います。
最後にどうでもいい話を。
自分は基本的にものすごく饒舌です。でも、聞かれたことに正確に答えたいあまりに余計な周辺情報をくっつけすぎて、結局何が言いたいのかわからない、伝えたいことが伝わらないことがママあります。猛省です。
別の機会に仕事の話をしていたら、その人も「状況や情報をまだ把握していない人にいっぺんに情報を出しすぎると『うぐっ』となるから最近は聞かれたことだけ小出しに伝えるようにしている」と聞いて納得。
自分が言いたかったのは、
「通常のウェブ広告と同じ集客効果を期待し、同じやり方をすると失望する」
ということです。
ファン数を増やして、コンテンツからリンクを張って本サイトに誘導する。その先の会員登録であったり商品購入のコンバージョン率はどうですか? もし本サイトへの直接の流入に較べてコンバージョン数やコンバージョン数が高いのならすばらしい!(奇跡だ!)ですが、外部サイトでのコンバージョンを目的とするとFacebookは即効性があんまりないと思ってます。海外ではこんな調査結果(参照元:ITメディアマーケティング Facebookのマーケティング効果を実感しているマーケターは37%――米調査結果発表)もあります。ま、しかし結論を急がないでください。
問い:Facebook広告は使えるのか?
答え:Facebookでの目的と「効果」を決め、エンゲージメントを高めるコンテンツと広告の方法の戦略をしっかり作れば効果が出る、はず。
まずは、広告の性質の違いに注目です。
Facebook広告とGoogle広告の効果の違い
参照:SEO Japan 13/1/16記事
グーグル広告は以下のように説明されています。
グーグルは目的地ではなくリソースである。ユーザーはグーグルを使って何かを見つけようとする。グーグルを利用する短い時間においても、複数の広告を提示する機会が存在する – まず、ユーザーが実施する有料検索広告はすぐに売買の価値をもたらす。
対して、Facebook広告はこんな風な説明です。
ユーザーをコアのサイトに留まらせることがフェイスブックの目標である。そのため、ユーザーをフェイスブックに留める機能の広範なインフラを用意しており (eメール、動画、メッセージ送受信等)、内向きの広告戦略はこの点を反映している。関心およびユーザー層のデータによるターゲティングは強力なツールで あり、ユーザーおよびスポンサーの双方において関連性の面で効果が見込めるものの、積極的にトラフィックをフェイスブックの外に向かわせ、ブランドのサイ トに導く行為には向いていない。
で、Facebook広告の特長については下記が端的に表していると思います。
フェイスブックは有料検索ではない。ディスプレイでもない。そして、その他のデジタルチャンネルとは異なり、ブランドのウェブサイトにトラフィックを直接送ることがフェイスブックの強みではない。とはいえ、日本でもフェイスブックエクスチェンジというリタゲ広告の取扱いが始まったようなので、だんだんと検索広告との区切りが薄れてくるかもしれません。
じゃ、Facebookは何に使うのがよろしいのか、というと、これですよね。
●ブランディング
●ロイヤルティ向上(あるいはユーザーからの推奨のプラットフォーム)
前に「ロイヤルティリーダーに学ぶソーシャルメディア戦略」という本のレビューでも書きましたが、ブランディングやロイヤルティの計測は解析ツールだけでは難しいのも事実です。しかし本当に自社のブランディングや顧客ロイヤルティが成果に結びつくというステージに達しているのであれば、実施するべきだと思います。
例として、Twitterですが、ニッセンとファミマのKPI、KGI、LTVの簡単なレポート記事を引用します。
Twitterの公式アカウントのKPI、KGI、LTV分析
トライバルメディアハウス、ニッセンなど2社のTwitter公式アカウントのマーケティング効果を測定
KGIのブランド想起率、好意度、購入意向調査はアカウントのログ分析から出てきません。すべて別の調査です。
そんな調査、コストがないから出来ないんですけど! という反論もあるでしょう。確かに。ですので、出来ることとしては、KPIとその結果の間に何らかのつながりを仮定して見ていくことかな、と思います。マーケの第一歩でそこからスタートですよね。
いいね数を数多く集めることについて補足しておきます。
リーチの範囲はある数から減少します。これはコミュニケーションを目的とするソーシャルの性質上当然なことです。ファン数1万人~2.5万人でリーチは17.1%という調査結果があります。最大25000人が分水嶺になってるようですね。(情報元:ガイアックスメディアラボ http://gaiax-socialmedialab.jp/facebook/169 13/1/15記事)
まあしかし、リーチの裾野を広げるために、いいね数は大いに越したことはありません。
ですが、ですが。
前から色々いわれている「いいね!」を買ってファンを増やす問題があります。
また、ある程度のファン数を広告で獲得したからといって、それが質に結びつかないことは多々あります。広告をテキトーに全世界に向けて打ったらあら不思議。結構いいね数が集まるのです。でも、日本人向けに商品を売りたいのに、いいね!をしてくれたけど読んでもくれない、コメントもくれないような人って「ファン」といえますか? そりゃ効果でないでしょうよ、そこから自サイトに誘導しても。
今後はいっそういいね!数の重要性が下がってきて、エンゲージメント、親密度や重みといった「質」がより重視されると思います。というかそうなっています。
Facebookマーケティング FBページの8/30の記事に最新の事例が紹介されています。結果だけなので、どういう過程があったのか気になります。そのうち、セミナーとかで開設してもらいたいです。
Facebookマーケティング FBページ
事例概要(PDF) http://fbrep.com//SMB/Luxa.pdf
いわゆる成功例とされるケースのキーワードは「コミュニケーション 」です。GoogleとFacebook広告の違いを理解しつつ、ユーザーとコミュニケートしてブランド認知や取り扱うサービスや商品の良さを伝えることに集中することだと思います。
とすると、FBの活用はスモールビジネスにも向いていると思います。ただしブランド認知が低い場合は、最初はとにかく友人知人、取引先にも宣伝し、広告も出して「いいね!」を集めることが「スタートラインに立つ条件」と思います。
最後にどうでもいい話を。
自分は基本的にものすごく饒舌です。でも、聞かれたことに正確に答えたいあまりに余計な周辺情報をくっつけすぎて、結局何が言いたいのかわからない、伝えたいことが伝わらないことがママあります。猛省です。
別の機会に仕事の話をしていたら、その人も「状況や情報をまだ把握していない人にいっぺんに情報を出しすぎると『うぐっ』となるから最近は聞かれたことだけ小出しに伝えるようにしている」と聞いて納得。
いっそ、海の底に棲む貝になりたいです。
2013年9月5日木曜日
【解析いろは21】アナリティクス以外の解析ツールに遭遇した場合
上場企業におけるGAの利用割合は64%だそうですよ、奥さん。(出展 Nexal の一期一会:http://nexal.jp/blogs/2645.html)
記事の中で
「お奨めの解析ツールありますか? ただしGAとサイカタ以外で」(「(株)Nexal提供」)
というセリフがあるのですが、これまだ言われます。アーチンも未だに健在です。
この記事でユニークなのは、サイカタ→GAへの変更パターン。社内で日々見るのに使えなければ結局意味がないのですよね。ウェブ解析の専属担当者がいるのならともかく、普通は他の業務の合間に見るのが多いでしょう。習熟する時間もそうそう取れないということも普通にあります。
導入にあたっては「使いこなせるか」より前に「日々の業務でどう使うか」「それが改善に活かされるか」を検討し、トレーニングの時間が担当者に負担になることによるリスクも勘案しましょう。というか提案のときやアドバイス時にそのことを伝えましょう。でないと、ノリノリな上司さんの横で担当者の人が暗い顔をして俯いてしまいます。
そもそも、解析ツールはすごくわかりにくい膨大な量のアクセスログをいかに見やすく分かりやすく表示するか、というためにあるのですから、業務の負担が軽くならなくては本末転倒です。根本的な問題として、ウェブ解析をする目的と体制が整っていないと、どれほど素晴らしいツールを導入しても劇的な変化はないだろう、と思います。イヤがられてもさらっとリスクや現時点の問題点は指摘することが、提案する側の責任だと考えてます。
長い前置きはさておき(前置きだったのか!)、そんなモテモテのGA以外のツールも使うことがある、という話です。大体、どんな解析ツールにもなにかしら特化した部分があります。例えば広告効果測定だったりユーザーセグメントが独特だったりとか。GAは結構遭遇するし、ノウハウもいろんなところで蓄積されているのですが、他のツールで解析をする依頼がきたらどうしよう、というのが今回のテーマです。
・アクセスログから知りたいことを聞く
調査の範囲がこれで大体決まります。やろうと思ったらいろんなデータが引き出せてしまうのがログデータですが、興味本位ならともかく仕事でやる以上、作業時間・分析時間も想定してやることが大切です。
・特長を掴む
強みや解析の評価軸を公式サイト等で調べましょう。解析ツールの評価軸って結構重要なんですよ。
・できれば事前にログインさせてもらう
ログインしないことにはどんな機能があるか確認できません。実際、あるカテゴリのドリルダウンをしようと思ったら「それは有料のアカウントが必要です」なんて出てきてウェ~~~と思ったり。
・レポートする項目をピックアップした解析設計書を作ろう
お互いに納得するために、どういう目的でどういう項目を見るか解析設計書を作ることを超・お勧めします。これで合意しておくと、調査漏れがないのと、データをまとめるときにスムーズです。
まあ、そうはいっても後出しはあるんですけどね…○○について知りたい、とか。後で○月○日からやってたキャンペーンのことを知りたいのだけど、といわれても困りますぅ(> <)
私もさほど他のツールの経験はないですが、データの分類やセカンダリディメンションとの組み合わせで「これ」というデータを作成しやすいGAは、やっぱり自由度が高くて便利と思います。解析の軸が固定されていない分、自由に指標を組み合わせて確認できるのが良いです。
最初 GA → もっと詳しく知りたいから他ツール → やっぱりGAに戻る というパターンもあるのかもしれませんね。
記事の中で
「お奨めの解析ツールありますか? ただしGAとサイカタ以外で」(「(株)Nexal提供」)
というセリフがあるのですが、これまだ言われます。アーチンも未だに健在です。
この記事でユニークなのは、サイカタ→GAへの変更パターン。社内で日々見るのに使えなければ結局意味がないのですよね。ウェブ解析の専属担当者がいるのならともかく、普通は他の業務の合間に見るのが多いでしょう。習熟する時間もそうそう取れないということも普通にあります。
導入にあたっては「使いこなせるか」より前に「日々の業務でどう使うか」「それが改善に活かされるか」を検討し、トレーニングの時間が担当者に負担になることによるリスクも勘案しましょう。というか提案のときやアドバイス時にそのことを伝えましょう。でないと、ノリノリな上司さんの横で担当者の人が暗い顔をして俯いてしまいます。
そもそも、解析ツールはすごくわかりにくい膨大な量のアクセスログをいかに見やすく分かりやすく表示するか、というためにあるのですから、業務の負担が軽くならなくては本末転倒です。根本的な問題として、ウェブ解析をする目的と体制が整っていないと、どれほど素晴らしいツールを導入しても劇的な変化はないだろう、と思います。イヤがられてもさらっとリスクや現時点の問題点は指摘することが、提案する側の責任だと考えてます。
長い前置きはさておき(前置きだったのか!)、そんなモテモテのGA以外のツールも使うことがある、という話です。大体、どんな解析ツールにもなにかしら特化した部分があります。例えば広告効果測定だったりユーザーセグメントが独特だったりとか。GAは結構遭遇するし、ノウハウもいろんなところで蓄積されているのですが、他のツールで解析をする依頼がきたらどうしよう、というのが今回のテーマです。
・アクセスログから知りたいことを聞く
調査の範囲がこれで大体決まります。やろうと思ったらいろんなデータが引き出せてしまうのがログデータですが、興味本位ならともかく仕事でやる以上、作業時間・分析時間も想定してやることが大切です。
・特長を掴む
強みや解析の評価軸を公式サイト等で調べましょう。解析ツールの評価軸って結構重要なんですよ。
・できれば事前にログインさせてもらう
ログインしないことにはどんな機能があるか確認できません。実際、あるカテゴリのドリルダウンをしようと思ったら「それは有料のアカウントが必要です」なんて出てきてウェ~~~と思ったり。
・レポートする項目をピックアップした解析設計書を作ろう
お互いに納得するために、どういう目的でどういう項目を見るか解析設計書を作ることを超・お勧めします。これで合意しておくと、調査漏れがないのと、データをまとめるときにスムーズです。
まあ、そうはいっても後出しはあるんですけどね…○○について知りたい、とか。後で○月○日からやってたキャンペーンのことを知りたいのだけど、といわれても困りますぅ(> <)
私もさほど他のツールの経験はないですが、データの分類やセカンダリディメンションとの組み合わせで「これ」というデータを作成しやすいGAは、やっぱり自由度が高くて便利と思います。解析の軸が固定されていない分、自由に指標を組み合わせて確認できるのが良いです。
最初 GA → もっと詳しく知りたいから他ツール → やっぱりGAに戻る というパターンもあるのかもしれませんね。
2013年8月19日月曜日
【解析いろは20】ログ解析からウェブ解析への風
大人の夏休みも終わり、リフレッシュして、あるいは気怠くお仕事をしている人も多いと思います。長い休み明けのメール受信は、どうしてあれほど憂鬱なんでしょうね?
心機一転、今日は解析の風向きで感じたことをつらつら書いてますハイ。
<もくじ>
(1)ログ解析からウェブ解析への風
(2)GAの風向き
(3)今日のネタは明日実装されるかもしれない
心機一転、今日は解析の風向きで感じたことをつらつら書いてますハイ。
<もくじ>
(1)ログ解析からウェブ解析への風
(2)GAの風向き
(3)今日のネタは明日実装されるかもしれない
2013年8月13日火曜日
【解析いろは19】グランフロント大阪のイベントのバイラル効果を勝手に見てみる
お盆期間に入ったので閑散としていますね。今日から夏休みを、と思っていたらやり残したことがあったのでひっそり仕事をしています。
7月初頭に、当Facebookページの「解析のいろは」でニュースのみピックアップしたのですが、大阪の新名所・グランフロント大阪であるイベントがありました。「初音ミクinナレッジキャピタル」というイベントでございます(http://kc-i.jp/event/miku/)。7月12日時点では対応アプリがアンドロ用しかなかったのですが、iPhone用も間に合ったようですね。7/12のイベント開始直後はなかったので、後で追加されたのでしょう。
まあそんな訳で、ソーシャル代表としてTwitterでのバイラルはどんなもんだったか、ということをザックザクに粗くまとめました。
--------------------------------------------------------
利用した解析ツール:Topsy
計測期間:7/14~8/13(30日)
調査方法:「グランフロント+ミク」という最小のワードでのTweet数を検索。比較として「グランフロント」のみの検索結果を加える。「グランフロント」の検索結果には「グランフロント+ミク」も含まれている。
基準:数の多寡については目標値、客観的基準が不明のため期間内の1日平均、特定の日の平均を算出して比較・検討。
--------------------------------------------------------
<データ>
◎期間内ツィート数累計
【検索ワード】
グランフロント+ミク : 1,288 1日あたりの平均ツィート数 42.9 個
グランフロントのみ:37,871 1日あたりの平均ツィート数 1262.3個
◎最多ツィートの日 8/3のツィート数比較
【検索ワード】
グランフロント+ミク : 137
グランフロントのみ:1,454
<参考>
・ライブの特設ページのソーシャルリンク(Twitter)が共有された数:369
https://twitter.com/search?q=http%3A%2F%2Fkc-i.jp%2Fhatsuap%2F
・告知ページがTwitterでツィートされた数:71
(「イベント:初音ミク in ナレッジキャピタル」で検索)
【グラフA】
【グラフB】
<ばっくり考察>
◎期間内累計
計測期間内では1日あたり平均ツィート数1362個のうち、約3.4%がワード「ミク」を含むツィートでした。(但しこのワード「ミク」はイベントの初音ミクに限定されません。個人名等を含んでいる場合があります。というかありました)
◎最多ツィートの日(8/3)の動向
8/3にワード「ミク」を含むツィートが期間内で最多。一日あたり平均の約3.1倍であり、ワード「グランフロント」を含むツィート内での割合は9.4%と大幅に増加しています。
■8/3の外部要因
・8/3~8/7 初音ミクのライブ上映初日
◎わかったこと
単純に「グランフロント+ミク」ワードで、ライブ初日の8/3にツィートが3倍近く増加している点から、ライブへの関心やクチコミは、同時に開催さいていたミク絡みのイベントよりも高かったのでは?という仮説を立ててみる。あとは追加調査。(おいぃ!)
--------------------------------------------------------
本題はここからです。グラフや数字に誤魔化されてはいけません。
この結果はグランフロントで行われた初音ミク関連のイベントについてのごく一部の、断片的なデータです。
ワード「グランフロント」「ミク」を含まなくても、ライブのタイトル「夏祭初音鑑」や特設ページのURLを抽出すると、もっと「初音ミクに関連し、言及しているであろう」ツィート数は増えます。それらは含んでいないので、イベント全体のバイラル効果を見るにはデータが不足しています。ゆえに、調査方法と範囲、基準を明示してあらかじめ逃げの手を打っています。
ではこれが効果測定のやり方として間違っているかというとそうでもないと思うのです。どの範囲のデータで、どういう判断基準や方法をもって測定するかは解析する側が決めるべきことです。ただ、この一部のデータで全体のバイラル効果を推察するには根拠が乏しい。ですから数字については全く判断をせず事実だけ述べています。ずるい!
クライアントが期待する効果とは何か。それを測定するためにはどのような条件設定をすればよいか。
イベントの効果測定、特にソーシャルについて測定する場合は、あらかじめ測定条件とゴールを決めておく
ということが大事なんです。はい、すごく長い前置きでした。
でも、最小の手間でやったのですが、ヒントは得られますよね。8/3はなんだかツィートが多いぞ、と。ライブ上映初日だぞ、と。その前後にはテレビCMが流れていて、 大阪ではポスターが貼ってあって、当日にぴあやその他のメディアでツィートされているようだ。それに較べて、イベント開始当日や前後は動きが少ない。通常イベントの告知は十分だったのか?などなど。これらの疑問も、解析をする上ではとても重要だと思います。特にイベントに絡んだ効果測定は定点観測と異なり、明確な目的と訴求、その効果が必要なのですから。
また、 「グランフロント+ミク」の検索結果のツィート数がこれで多いのか、少ないのか、ということについては基準がないため全く判断ができません。従って、割合を見てみました。これでお分かりかと思いますが、
目標や基準設定されていないとイイも悪いも判断できない
のです。(そりゃ内部では設定されていると思いますが)。
ちなみに多分GA使ってますね、ログ取るのに。ソーシャルも見るんですかね。あーレポートが大変だぁ・・・
長い思考のお遊びにお付き合いくださりありがとうございました~。しかし、この過程こそが解析においてとても重要だと私は考えてます。
Topsyや、Yahoo!リアルタイム検索はタダで使えるツールです。ぜひ遊んでみてください。応用として、キャンペーン開始直後のバイラル動向だったり、イヤな話ですが炎上の有無の確認とか、そういったことにも使えますよね。
7月初頭に、当Facebookページの「解析のいろは」でニュースのみピックアップしたのですが、大阪の新名所・グランフロント大阪であるイベントがありました。「初音ミクinナレッジキャピタル」というイベントでございます(http://kc-i.jp/event/miku/)。7月12日時点では対応アプリがアンドロ用しかなかったのですが、iPhone用も間に合ったようですね。7/12のイベント開始直後はなかったので、後で追加されたのでしょう。
まあそんな訳で、ソーシャル代表としてTwitterでのバイラルはどんなもんだったか、ということをザックザクに粗くまとめました。
--------------------------------------------------------
利用した解析ツール:Topsy
計測期間:7/14~8/13(30日)
調査方法:「グランフロント+ミク」という最小のワードでのTweet数を検索。比較として「グランフロント」のみの検索結果を加える。「グランフロント」の検索結果には「グランフロント+ミク」も含まれている。
基準:数の多寡については目標値、客観的基準が不明のため期間内の1日平均、特定の日の平均を算出して比較・検討。
--------------------------------------------------------
<データ>
◎期間内ツィート数累計
【検索ワード】
グランフロント+ミク : 1,288 1日あたりの平均ツィート数 42.9 個
グランフロントのみ:37,871 1日あたりの平均ツィート数 1262.3個
◎最多ツィートの日 8/3のツィート数比較
【検索ワード】
グランフロント+ミク : 137
グランフロントのみ:1,454
<参考>
・ライブの特設ページのソーシャルリンク(Twitter)が共有された数:369
https://twitter.com/search?q=http%3A%2F%2Fkc-i.jp%2Fhatsuap%2F
・告知ページがTwitterでツィートされた数:71
(「イベント:初音ミク in ナレッジキャピタル」で検索)
【グラフA】
【グラフB】
<ばっくり考察>
◎期間内累計
計測期間内では1日あたり平均ツィート数1362個のうち、約3.4%がワード「ミク」を含むツィートでした。(但しこのワード「ミク」はイベントの初音ミクに限定されません。個人名等を含んでいる場合があります。というかありました)
◎最多ツィートの日(8/3)の動向
8/3にワード「ミク」を含むツィートが期間内で最多。一日あたり平均の約3.1倍であり、ワード「グランフロント」を含むツィート内での割合は9.4%と大幅に増加しています。
■8/3の外部要因
・8/3~8/7 初音ミクのライブ上映初日
◎わかったこと
単純に「グランフロント+ミク」ワードで、ライブ初日の8/3にツィートが3倍近く増加している点から、ライブへの関心やクチコミは、同時に開催さいていたミク絡みのイベントよりも高かったのでは?という仮説を立ててみる。あとは追加調査。(おいぃ!)
--------------------------------------------------------
本題はここからです。グラフや数字に誤魔化されてはいけません。
この結果はグランフロントで行われた初音ミク関連のイベントについてのごく一部の、断片的なデータです。
ワード「グランフロント」「ミク」を含まなくても、ライブのタイトル「夏祭初音鑑」や特設ページのURLを抽出すると、もっと「初音ミクに関連し、言及しているであろう」ツィート数は増えます。それらは含んでいないので、イベント全体のバイラル効果を見るにはデータが不足しています。ゆえに、調査方法と範囲、基準を明示してあらかじめ逃げの手を打っています。
ではこれが効果測定のやり方として間違っているかというとそうでもないと思うのです。どの範囲のデータで、どういう判断基準や方法をもって測定するかは解析する側が決めるべきことです。ただ、この一部のデータで全体のバイラル効果を推察するには根拠が乏しい。ですから数字については全く判断をせず事実だけ述べています。ずるい!
クライアントが期待する効果とは何か。それを測定するためにはどのような条件設定をすればよいか。
イベントの効果測定、特にソーシャルについて測定する場合は、あらかじめ測定条件とゴールを決めておく
ということが大事なんです。はい、すごく長い前置きでした。
でも、最小の手間でやったのですが、ヒントは得られますよね。8/3はなんだかツィートが多いぞ、と。ライブ上映初日だぞ、と。その前後にはテレビCMが流れていて、 大阪ではポスターが貼ってあって、当日にぴあやその他のメディアでツィートされているようだ。それに較べて、イベント開始当日や前後は動きが少ない。通常イベントの告知は十分だったのか?などなど。これらの疑問も、解析をする上ではとても重要だと思います。特にイベントに絡んだ効果測定は定点観測と異なり、明確な目的と訴求、その効果が必要なのですから。
また、 「グランフロント+ミク」の検索結果のツィート数がこれで多いのか、少ないのか、ということについては基準がないため全く判断ができません。従って、割合を見てみました。これでお分かりかと思いますが、
目標や基準設定されていないとイイも悪いも判断できない
のです。(そりゃ内部では設定されていると思いますが)。
ちなみに多分GA使ってますね、ログ取るのに。ソーシャルも見るんですかね。あーレポートが大変だぁ・・・
長い思考のお遊びにお付き合いくださりありがとうございました~。しかし、この過程こそが解析においてとても重要だと私は考えてます。
Topsyや、Yahoo!リアルタイム検索はタダで使えるツールです。ぜひ遊んでみてください。応用として、キャンペーン開始直後のバイラル動向だったり、イヤな話ですが炎上の有無の確認とか、そういったことにも使えますよね。
2013年8月7日水曜日
【解析いろは18】アクセスログ解析のKGIとKPIの意味
昨今、どこのサイトや本にも「ウェブサイトのKGIとKPIを決めてPDCA回そうぜ!」と書いてますが、よくよく読んでみるとKGIとKPIの内容がそれぞれで微妙に違ってます。で、実際、特にこれからウェブサイトのKGIとKPIを策定する場合に悩むことが多いのではないでしょうか。
1.結論
早っ! いや、これ正解というものを求めると訳が分からなくなるので最初に書きます。
・大目的(ゴール)、それを達成するための目標と手段と計測手段(指標)の関連性が密であり、
・レポート内でのそれらの定義をブラさない。
・それらを常に意識して指標を見る。
ことができれば、どれを何と呼ぼうが全然構わないと思います。でも分析する側は、自分の中とクライアントの間に共通の定義を持っておかねばなりません。これは絶対のお約束です。それをどうやって決めているのか(というより、どうしてこうなった!的な)ということをちょっとご紹介します。
「こういう目的のサイトにはこんなKPIを見るといいよ」的な内容を期待されている方もいらっしゃるかもしれません。なので、末尾に参考リンクを掲載しておきます。しかし重ねていいますが、それがあなたのクライアント全てに適しているとは思えません。結局は結論の1~3に戻らざるをえないと思いますよ?
2.「日本流」?のKGIとKPI
海外の解析ツールの仕様を確認していたとき、 主な指標が一覧できるダッシュボードで「重要評価指数(KGI)」というタイトルがついてました。
しかし、あるケースでの私のKGI、KPIの考え方は大体下記のような感じだったんです。
=====================
(例)
★ウェブサイトの目的(ゴール):企業の活動内容と製品の認知度向上
■KGIその1:サイト全体の直帰率を下げる
┗KPI(1) サイト全体の直帰率 /判断指標 サイト全体の直帰率
┗想定されるアクション(対策) 直帰率の高いサイトトップページの見直し
■KGIその2:企業CSR情報ページを良くみてもらう
┗KPI(1):CSR情報コンテンツのッション数増加/判断指標 CSRコンテンツのセッション数 ┗KPI(2):ページインデックスの特定のコンテンツ誘導バナーをクリックした数/
=====================
いわば、KGI=何がしたい、KPI=何をする+その判断、計測の指標をピックアップと、3段重ねでした。 なぜそんなこってこてにしたかというと、このケースにおいて、レポートする先の用語や解析内容の認識など、アクセスログ解析に対するリテラシーがさほど高くないからでした。
(ウェブサイトの本当の意味でのビジネス活用については最近になって浸透してきて、ようやく効果測定しなくちゃねというところに辿り着いたと思います。ですからソーシャル解析とその効果測定については、早いところはやってるけど、まだ少数派だと思います。)
話を戻します。解析ツールでKPIとして表示されている指標は、設定したKPI(を測る指標)として該当するものもあれば、そのままでは出てこないものもあります。ですので「これKPI(ドン!)」と出されてしまうと「じゃあこちらで設定したKPIの扱いはどうすれば?」とちょっと混乱したんです。
開発側にそのKPIの意図を聞いたら、海外ではこれで分かる。日本人が見るとそれまで使ってきたKPIと意味が少し違うようだ。という話でした。
海外がどうか、という話は海外案件をやったことがないのでわからないですが、この差は何かということを考えた場合、ある数値に対する認知、理解なんじゃね?と思った次第です。
アクセスログ解析という多くのユーザーが使うプラットフォームでも、取得する値とそれを当てはめる指標は共通です。 それら数値をどう使うか、というのがユーザーによって異なるだけです。えーとつまり、前記の(例)を書き直すと…
=====================
★ウェブサイトの目的(ゴール):企業の活動内容と製品の認知度向上
■KGIその2:企業CSR情報ページを良くみてもらう
┗KPI(1):CSRコンテンツのセッション数 (←CSR情報コンテンツのッション数増加を測るため)*この緑の部分は記載しません
=====================
とまあ、こんな感じです。KPI=Key Performance Indicator なのですから本来的にはこの使い方が妥当でしょう。業務上、簡潔に状況把握するにはこちらのほうがやりやすい。数値を見て把握できるわけですから。KPIの判断指標を「なぜそれを見るか」「その数字に対してどういう評価をすればよいか」がきちんと認知されていれば(←~ )は不要なんですね。「共有知」という言葉がしっくりきます。業務で、絶対に会計や営業では売上げや見込みといった指標を元に分析や把握をしてますよね。それが「共通の認識と言語」であれば数値だけで報告は通用するのです。PVやユーザー数の増減を見て一喜一憂しているだけ、というのとの差はここにあります。指標を見るという点では行為は似ていますが得られるものが全然違います。
(なぜ日本の(?)KPIが回りくどいのか、なぜアクセスログ解析の指標が指標単体で「良い・悪い」といった判断基準になりにくいか、というのは特有の理由が思いつくのですが長くなるのでこれはまた今度。(いつだ!))
でも、「共有知」は短時間で生まれるものではありません。だからレポート内容一本で理解してもらうためにブレない程度にKPIを具体的・詳細に書くことも許されるのでは、と考えます。従ってレポートを作る前に、
・大目的(ゴール)、それを達成するための目標と手段と計測手段(指標)
は絶対に決めておく必要があるわけです、はい。KGIやKPIを考えるにあたって、どれを使うということを提示する前に、定義の内容と、それでクライアントの理解が得られるか、がとっても重要ですよね、という話でした。
<参考リンク>
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2011/04/05/9719
1.結論
早っ! いや、これ正解というものを求めると訳が分からなくなるので最初に書きます。
・大目的(ゴール)、それを達成するための目標と手段と計測手段(指標)の関連性が密であり、
・レポート内でのそれらの定義をブラさない。
・それらを常に意識して指標を見る。
ことができれば、どれを何と呼ぼうが全然構わないと思います。でも分析する側は、自分の中とクライアントの間に共通の定義を持っておかねばなりません。これは絶対のお約束です。それをどうやって決めているのか(というより、どうしてこうなった!的な)ということをちょっとご紹介します。
「こういう目的のサイトにはこんなKPIを見るといいよ」的な内容を期待されている方もいらっしゃるかもしれません。なので、末尾に参考リンクを掲載しておきます。しかし重ねていいますが、それがあなたのクライアント全てに適しているとは思えません。結局は結論の1~3に戻らざるをえないと思いますよ?
2.「日本流」?のKGIとKPI
海外の解析ツールの仕様を確認していたとき、 主な指標が一覧できるダッシュボードで「重要評価指数(KGI)」というタイトルがついてました。
しかし、あるケースでの私のKGI、KPIの考え方は大体下記のような感じだったんです。
=====================
(例)
★ウェブサイトの目的(ゴール):企業の活動内容と製品の認知度向上
■KGIその1:サイト全体の直帰率を下げる
┗KPI(1) サイト全体の直帰率 /判断指標 サイト全体の直帰率
┗想定されるアクション(対策) 直帰率の高いサイトトップページの見直し
■KGIその2:企業CSR情報ページを良くみてもらう
┗KPI(1):CSR情報コンテンツのッション数増加/判断指標 CSRコンテンツのセッション数 ┗KPI(2):ページインデックスの特定のコンテンツ誘導バナーをクリックした数/
=====================
いわば、KGI=何がしたい、KPI=何をする+その判断、計測の指標をピックアップと、3段重ねでした。 なぜそんなこってこてにしたかというと、このケースにおいて、レポートする先の用語や解析内容の認識など、アクセスログ解析に対するリテラシーがさほど高くないからでした。
(ウェブサイトの本当の意味でのビジネス活用については最近になって浸透してきて、ようやく効果測定しなくちゃねというところに辿り着いたと思います。ですからソーシャル解析とその効果測定については、早いところはやってるけど、まだ少数派だと思います。)
話を戻します。解析ツールでKPIとして表示されている指標は、設定したKPI(を測る指標)として該当するものもあれば、そのままでは出てこないものもあります。ですので「これKPI(ドン!)」と出されてしまうと「じゃあこちらで設定したKPIの扱いはどうすれば?」とちょっと混乱したんです。
開発側にそのKPIの意図を聞いたら、海外ではこれで分かる。日本人が見るとそれまで使ってきたKPIと意味が少し違うようだ。という話でした。
海外がどうか、という話は海外案件をやったことがないのでわからないですが、この差は何かということを考えた場合、ある数値に対する認知、理解なんじゃね?と思った次第です。
アクセスログ解析という多くのユーザーが使うプラットフォームでも、取得する値とそれを当てはめる指標は共通です。 それら数値をどう使うか、というのがユーザーによって異なるだけです。えーとつまり、前記の(例)を書き直すと…
=====================
★ウェブサイトの目的(ゴール):企業の活動内容と製品の認知度向上
■KGIその2:企業CSR情報ページを良くみてもらう
┗KPI(1):CSRコンテンツのセッション数 (←CSR情報コンテンツのッション数増加を測るため)*この緑の部分は記載しません
=====================
とまあ、こんな感じです。KPI=Key Performance Indicator なのですから本来的にはこの使い方が妥当でしょう。業務上、簡潔に状況把握するにはこちらのほうがやりやすい。数値を見て把握できるわけですから。KPIの判断指標を「なぜそれを見るか」「その数字に対してどういう評価をすればよいか」がきちんと認知されていれば(←~ )は不要なんですね。「共有知」という言葉がしっくりきます。業務で、絶対に会計や営業では売上げや見込みといった指標を元に分析や把握をしてますよね。それが「共通の認識と言語」であれば数値だけで報告は通用するのです。PVやユーザー数の増減を見て一喜一憂しているだけ、というのとの差はここにあります。指標を見るという点では行為は似ていますが得られるものが全然違います。
(なぜ日本の(?)KPIが回りくどいのか、なぜアクセスログ解析の指標が指標単体で「良い・悪い」といった判断基準になりにくいか、というのは特有の理由が思いつくのですが長くなるのでこれはまた今度。(いつだ!))
でも、「共有知」は短時間で生まれるものではありません。だからレポート内容一本で理解してもらうためにブレない程度にKPIを具体的・詳細に書くことも許されるのでは、と考えます。従ってレポートを作る前に、
・大目的(ゴール)、それを達成するための目標と手段と計測手段(指標)
は絶対に決めておく必要があるわけです、はい。KGIやKPIを考えるにあたって、どれを使うということを提示する前に、定義の内容と、それでクライアントの理解が得られるか、がとっても重要ですよね、という話でした。
<参考リンク>
具体的にどのようなKPIを採用すればいいのか、という参考です。記事の掲載年がちょっと古いのですが、内容はまた賞味期限だと思います。
Web担:Web解析のためのKPI大全
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2011/04/05/9719
Web担:KPIづくり実践術 徹底解説(1) - ゴールが明確でないサイトでも大丈夫!
2013年8月2日金曜日
【解析いろは17】戦略的ソーシャル推進のために1:まずコレ読め。
実は、去年まではソーシャルメディアの企業活用というものに、個人的には懐疑的でした(ぉぃ)
マーケッターやリサーチャーが言うほどソーシャルメディアの「効果」というものに確信が持てなかったのです。しかし今年に入って、各所のホワイトペーパーや調査データを追っていくうちに、「あれ?なんかこれいいんじゃね? 将来性あるんじゃね?」と今更思うようになりました。
まず解析全般に言えることなんですが、効果測定の軸や指標、ゴール設定をするという認知がさほど高くないように思います。今年に入ってからなぜか急に解析に関するお尋ねが増えているのですが、まずアクセスログ解析の見方、ウェブの効果の測定についての基本の知識や考え方が、認知されていないあるいはアップデートされていないケースが圧倒的に多いように感じています。
・Facebookにせよ、Twitterにせよ、指標がさほど多くないこと
・どの解析ツールを使っても、元データはTwitterやFacebookが取得し、提供するデータであるという点(ただし解析データベースへデータをひっぱってくる設定やらでツールによって誤差は生じます)
という点で、ソーシャル解析というのは本来見やすいものだと思います。その反面、ソーシャルのコアである「エンゲージメント=ユーザーとの交流の深度」は数字では示しにくく、かつ、それを一つで測る、あるいは示す指標というのは今のところありません。だから最初にソーシャルのその企業なりユーザーなりのゴールを決め、KGI、KPIを決め、どういう形で測定していくか考える必要があるのですね。別にこれ、私の個人的な妄言というわけではありません。とあるリサーチデータでも、ソーシャルの企業活用において効果測定と満足度、その方法についてやるとやらないで差が出るというデータがあります。
ゴールなき指標(KPI)はただの数字である
極論ですが、そんな感じで考えておいたほうがいいかと思います。
で、本日は、これから社内、あるいはクライアントにソーシャルメディアを導入する際に、ちょっと役に立ちそうな資料をご紹介します。
MarkeZine http://go2.shoeisha.jp/c/ abnQajgwecgtslab
解説レポート:小売業者がソーシャルメディアで成功するために ベストプラクティスガイド(Adobe)
*無料。会員登録が必要です。
この資料に記載されているのはTipsではありません。ソーシャルメディアの測定に関する考え方です。営業上、あるいは社内で推進する場合、最初に結論ありき・結果ありきで進めることが多いかもしれませんが、ここに書いてあることは、関係者すべてが認識しておいがほうがいい、ありきたりで普遍的で、でも以外と認知されていない内容です。
実例も絡めて説明されており、かつ目標とそれに対する戦術という明確な筋道で書かれてます。「ソーシャルで儲けるために」的な本を買うよりこのドキュメントをさっと読んだほうがタメになると思います。15分程度で流し読みできます。
マーケッターやリサーチャーが言うほどソーシャルメディアの「効果」というものに確信が持てなかったのです。しかし今年に入って、各所のホワイトペーパーや調査データを追っていくうちに、「あれ?なんかこれいいんじゃね? 将来性あるんじゃね?」と今更思うようになりました。
まず解析全般に言えることなんですが、効果測定の軸や指標、ゴール設定をするという認知がさほど高くないように思います。今年に入ってからなぜか急に解析に関するお尋ねが増えているのですが、まずアクセスログ解析の見方、ウェブの効果の測定についての基本の知識や考え方が、認知されていないあるいはアップデートされていないケースが圧倒的に多いように感じています。
・Facebookにせよ、Twitterにせよ、指標がさほど多くないこと
・どの解析ツールを使っても、元データはTwitterやFacebookが取得し、提供するデータであるという点(ただし解析データベースへデータをひっぱってくる設定やらでツールによって誤差は生じます)
という点で、ソーシャル解析というのは本来見やすいものだと思います。その反面、ソーシャルのコアである「エンゲージメント=ユーザーとの交流の深度」は数字では示しにくく、かつ、それを一つで測る、あるいは示す指標というのは今のところありません。だから最初にソーシャルのその企業なりユーザーなりのゴールを決め、KGI、KPIを決め、どういう形で測定していくか考える必要があるのですね。別にこれ、私の個人的な妄言というわけではありません。とあるリサーチデータでも、ソーシャルの企業活用において効果測定と満足度、その方法についてやるとやらないで差が出るというデータがあります。
ゴールなき指標(KPI)はただの数字である
極論ですが、そんな感じで考えておいたほうがいいかと思います。
で、本日は、これから社内、あるいはクライアントにソーシャルメディアを導入する際に、ちょっと役に立ちそうな資料をご紹介します。
MarkeZine http://go2.shoeisha.jp/c/
解説レポート:小売業者がソーシャルメディアで成功するために ベストプラクティスガイド(Adobe)
*無料。会員登録が必要です。
この資料に記載されているのはTipsではありません。ソーシャルメディアの測定に関する考え方です。営業上、あるいは社内で推進する場合、最初に結論ありき・結果ありきで進めることが多いかもしれませんが、ここに書いてあることは、関係者すべてが認識しておいがほうがいい、ありきたりで普遍的で、でも以外と認知されていない内容です。
実例も絡めて説明されており、かつ目標とそれに対する戦術という明確な筋道で書かれてます。「ソーシャルで儲けるために」的な本を買うよりこのドキュメントをさっと読んだほうがタメになると思います。15分程度で流し読みできます。
2013年7月24日水曜日
【解析いろは16】新しいインサイト画面のご紹介
珍しく、解析Tipsのサイトっぽく新しい画面等をご紹介しようと思います。ちなみに当blogは解析Tipsやノウハウのサイトではありません。実務のスキマを埋める解析ネタ話のサイトです。
当方のインサイトもいつの間にか新しい画面が選択できるようになっていました。ちなみに一回だけ、旧インサイト画面に戻すことができますが、そうすると次に全てのユーザーのFBページがアップデートするまで新インサイト画面にもう一度戻すということができないようです。
◎概要
概要ページはいいね、リーチと、質を示す交流度(いいね!やコメントなどのユーザーの反応の内訳)に分けられて、主な指標が個別に、大きく数字で表示され、一目でわかりやすい思います。また、グレーの線でその前1週間がデフォルトで比較されるので増減の推移も把握できます。
以前は一つのグラフだったのですが、相関がぱっと見てわかるものの指標が「話題にしている人」と「合計リーチ」(+投稿数が円)だったため、そのグラフの意図がよくわからん、という感じでした。いや、リーチしている中で話題にしている人の数が極端に増減してしている場合は、その原因を確認しなくちゃいけませんが、通常ではほぼ同様の波形だと思うんですよね。
で、この下にページの投稿の概要リストがありますが、画像投稿の場合はサムネイルが表示されていてこちらも随分わかりやすくなったと思います。 (例の画像には含まれてませんが)
【FBインサイト新画面:概要ページ】

◎ページ
私の中ではここは「量の指標」の分類かなと思っています。いいね、リーチ、ページのアクセス数です。指数を個別にくっきり分類して、より分かりやすくしたなあという印象です。
平均値のベンチマークをオンマウスで表示が出来たりするんですよ。日次、週次の管理では便利ですよね。
【FBインサイト新画面:ページタブ 投稿のリーチ ベンチマークラインの表示】

◎投稿
コンテンツ管理ですね。ここで各投稿記事へのユーザー反応の指標「交流度」を見ることができます。リーチ(記事が届いた数)に対する反応率も出しやすいですね。どうせなら数字で出しておいてくれればいいのに!この「交流度」という指標は「
概要ページもそうですがサムネイルあるなしで「何の記事だっけ?」「これなんでいいね!が多いんだろ」というのが直感的に把握できます。当方は外部ブログへのリンク、外部リンクの紹介記事が結構多い、ということがわかります。だってFBでダラダラ長い記事掲載しても読みづらいし、メイワクでしょう。よく文章量が多すぎてしんどい、といわれます。
抜け作なもんでサンプルの画像にはないのですが、リーチの内訳が「ファン/ファン以外のリーチ」という分類表示ができるんです。これもコンテンツの質をあげていくために結構重要かなと思います。当方ではある記事でNot-Fanの数がファン数を上回っていたものが幾つかあります。その部分を検討すると、今後さらにリーチが広がるでしょうね。(やれよ!)
ここの「ファン以外のリーチ」というのは初出のワードのような気がしますが、文字通りファン以外の人へのリーチだとして、その定義がちょっと気になります。教えてFBの中の人。
【FBインサイト新画面:投稿タブ すべての投稿】

・ファンがオンラインにいる時間帯
「ページに「いいね!」しているユーザーのFacebook利用時間を知ることで、そのユーザーが目にしやすい時間に合わせて投稿をシェアすることができます。」ということで、投稿カテゴリのタブ切り替えになっています。本来はユーザーのカテゴリに入っているものかもしれませんが、実務での投稿管理を考えた場合、ファンが多い時間帯に投稿するというのは大切ですからここに入ったのだと勝手に推測しています。曜日別の平均(上)にオンマウスすると、下の時間帯別グラフ(全平均)に、曜日別の平均数(@1時間)の折れ線グラフが表示されています。
ただ、「最近一週間のデータ」らしいので、本気で曜日別、時間帯別の動向を把握しようと思ったら1~3か月で傾向をみたほうがいいような気がします。
あと、これまたサンプル画像がないですが(またか!)、このカテゴリには「ベスト投稿タイプ」の提案というか、傾向の算出もデータとともに示してくれているので分かりやすいですね。とくに多種の投稿タイプを利用しているユーザーには役立つと思います。
【FBインサイト新画面:投稿タブ ファンがオンラインにいる時間帯】

◎ユーザー
ユーザー属性を人口統計データと共に確認することができます。ターゲットとユーザーのずれがないか、以外なファン層の発見などに役立ちます。ちなみに「何らかのアクションを実行した人」は最低30人がページでアクションを実行した場合にのみ使えます。まあ、そりゃそうだ。
【FBインサイト新画面:ユーザータブ】

■まとめ
新しいインサイトでは毎日、週次の管理は、現場の人が見る限りにおいては前よりも分かりやすいのではないかと思います。
・投稿時間等がユーザー側の時間になったようです
・ところどころ英語が残ってる
・管理運営側をかなり配慮した構成になっている
・やっぱり1週間単位が基本
FBの運用ではこれがまあ基本単位かなと思います。
■余談
レポートは週間、月間、四半期、半期、通年で内容、構成、グラフの表示形式、コメント等、要素が異なります。レポートが期間によって利用目的が異なっているからです(そのはずです)。そのレポートが「何のために+誰のために必要なのか」を考えると、異なっていて然るべきです。
日々の運用PDCAにはインサイトでまあ結構足りているのですが、例えば、ちょっと上へのソーシャルの運用状況の報告(ベンチマークでの他社比較といった他の軸での評価、個別に目標が設定している場合はその達成率と課題)を出すこともあるでしょう。
その場合はエクセルで泣きながら資料を作ったり、別の解析ツールを活用するという方法もあります。
■余談その2 ソーシャルの指標について考えてみた(長いですよ!)
余談ですが、なぜFBを含めソーシャルの指標はなんだかわかりにくいように感じるのは、リーチがエンゲージメントというユーザーの交流の深さ、質の影響を受けるからなのでしょうかね。しかし、FBページに おいてはリーチは記事がファンに到達する範囲ということですから、ここでのリーチは「量の指標」と考えるべきではないかと。ま、ちょっと微妙なんですが、 私的にはページタブの中では量の指標という認識です。
それじゃあ「いいね!」はどうなるんだよ!あれだっていいね!て意思表示してるんだからユーザーの 反応だろ?と仰る向きもあろうかと思います。そこで、なぜ「いいね!」数が、昨今言われているように素直にエンゲージメントの指標にならないのか、なぜエンゲージメントを「リアルに」測ることが難しいのか(あるいは難しく考えすぎなのか)という話になると思います。
まず誤解があってはいけないのは、「いいね!」をエンゲージメント指標と評価してもいいのです。イヤならそもそも「いいね!」すらしませんしね。
指標をどう捉えて何に活用するかは解析する側、ひいてはクライアントの要望にどのように応えるかだと思います。
昨今「いいね!」数だけ見ていてもユーザーエンゲージメントのリアルな反映、あるいは数値とはいえないのではないか、という疑問の提議は、FBの仕様がリーチ率の算出とかけあわあせで、ファン全員に投稿記事がすべて届くわけではない、という点に起因しているからだと思います。
また、ソーシャルにおける「エンゲージメント」の意味を追求していくと、一回限りのいいね!ではなく、記事投稿ごとに対するリアクションで深度を測って いったほうがエンゲージメントのイメージに合うと思うのですよ。ゆえに、FBでは仕様で、ページに「いいね!」をしても100%すべての人に表示される わけでもなく、リーチ率という、エンゲージメント指標が影響する要素でふるいにかけています。
何が何だかわからない、FBで決めてくれたらいいのにと思うかもしれません。私もそうしてほしい(笑) 今回のリニューアルは、多分そういう意向とビジネス利用のためにかなり整理したのだと思います。
しかし、考えてみるとエンゲージメントの定義を何とするか、どの指標をKPIにするのかは、ひいてはFBページで何がしたいか、何を達成したいのかという目標に戻っていくような気がします。
あと、指標の質と量の分類はこれ人様々です。リーチ数がいい例ですね。いいね数もそうですね。ですから、自分の理解と解析のための軸を持つことも大事かなと思いました。
当方のインサイトもいつの間にか新しい画面が選択できるようになっていました。ちなみに一回だけ、旧インサイト画面に戻すことができますが、そうすると次に全てのユーザーのFBページがアップデートするまで新インサイト画面にもう一度戻すということができないようです。
◎概要
概要ページはいいね、リーチと、質を示す交流度(いいね!やコメントなどのユーザーの反応の内訳)に分けられて、主な指標が個別に、大きく数字で表示され、一目でわかりやすい思います。また、グレーの線でその前1週間がデフォルトで比較されるので増減の推移も把握できます。
以前は一つのグラフだったのですが、相関がぱっと見てわかるものの指標が「話題にしている人」と「合計リーチ」(+投稿数が円)だったため、そのグラフの意図がよくわからん、という感じでした。いや、リーチしている中で話題にしている人の数が極端に増減してしている場合は、その原因を確認しなくちゃいけませんが、通常ではほぼ同様の波形だと思うんですよね。
で、この下にページの投稿の概要リストがありますが、画像投稿の場合はサムネイルが表示されていてこちらも随分わかりやすくなったと思います。 (例の画像には含まれてませんが)
【FBインサイト新画面:概要ページ】

私の中ではここは「量の指標」の分類かなと思っています。いいね、リーチ、ページのアクセス数です。指数を個別にくっきり分類して、より分かりやすくしたなあという印象です。
平均値のベンチマークをオンマウスで表示が出来たりするんですよ。日次、週次の管理では便利ですよね。
【FBインサイト新画面:ページタブ 投稿のリーチ ベンチマークラインの表示】

◎投稿
コンテンツ管理ですね。ここで各投稿記事へのユーザー反応の指標「交流度」を見ることができます。リーチ(記事が届いた数)に対する反応率も出しやすいですね。どうせなら数字で出しておいてくれればいいのに!この「交流度」という指標は「
概要ページもそうですがサムネイルあるなしで「何の記事だっけ?」「これなんでいいね!が多いんだろ」というのが直感的に把握できます。当方は外部ブログへのリンク、外部リンクの紹介記事が結構多い、ということがわかります。だってFBでダラダラ長い記事掲載しても読みづらいし、メイワクでしょう。よく文章量が多すぎてしんどい、といわれます。
抜け作なもんでサンプルの画像にはないのですが、リーチの内訳が「ファン/ファン以外のリーチ」という分類表示ができるんです。これもコンテンツの質をあげていくために結構重要かなと思います。当方ではある記事でNot-Fanの数がファン数を上回っていたものが幾つかあります。その部分を検討すると、今後さらにリーチが広がるでしょうね。(やれよ!)
ここの「ファン以外のリーチ」というのは初出のワードのような気がしますが、文字通りファン以外の人へのリーチだとして、その定義がちょっと気になります。教えてFBの中の人。
【FBインサイト新画面:投稿タブ すべての投稿】

・ファンがオンラインにいる時間帯
「ページに「いいね!」しているユーザーのFacebook利用時間を知ることで、そのユーザーが目にしやすい時間に合わせて投稿をシェアすることができます。」ということで、投稿カテゴリのタブ切り替えになっています。本来はユーザーのカテゴリに入っているものかもしれませんが、実務での投稿管理を考えた場合、ファンが多い時間帯に投稿するというのは大切ですからここに入ったのだと勝手に推測しています。曜日別の平均(上)にオンマウスすると、下の時間帯別グラフ(全平均)に、曜日別の平均数(@1時間)の折れ線グラフが表示されています。
ただ、「最近一週間のデータ」らしいので、本気で曜日別、時間帯別の動向を把握しようと思ったら1~3か月で傾向をみたほうがいいような気がします。
あと、これまたサンプル画像がないですが(またか!)、このカテゴリには「ベスト投稿タイプ」の提案というか、傾向の算出もデータとともに示してくれているので分かりやすいですね。とくに多種の投稿タイプを利用しているユーザーには役立つと思います。
【FBインサイト新画面:投稿タブ ファンがオンラインにいる時間帯】

◎ユーザー
ユーザー属性を人口統計データと共に確認することができます。ターゲットとユーザーのずれがないか、以外なファン層の発見などに役立ちます。ちなみに「何らかのアクションを実行した人」は最低30人がページでアクションを実行した場合にのみ使えます。まあ、そりゃそうだ。
【FBインサイト新画面:ユーザータブ】

■まとめ
新しいインサイトでは毎日、週次の管理は、現場の人が見る限りにおいては前よりも分かりやすいのではないかと思います。
・投稿時間等がユーザー側の時間になったようです
・ところどころ英語が残ってる
・管理運営側をかなり配慮した構成になっている
・やっぱり1週間単位が基本
FBの運用ではこれがまあ基本単位かなと思います。
■余談
レポートは週間、月間、四半期、半期、通年で内容、構成、グラフの表示形式、コメント等、要素が異なります。レポートが期間によって利用目的が異なっているからです(そのはずです)。そのレポートが「何のために+誰のために必要なのか」を考えると、異なっていて然るべきです。
日々の運用PDCAにはインサイトでまあ結構足りているのですが、例えば、ちょっと上へのソーシャルの運用状況の報告(ベンチマークでの他社比較といった他の軸での評価、個別に目標が設定している場合はその達成率と課題)を出すこともあるでしょう。
その場合はエクセルで泣きながら資料を作ったり、別の解析ツールを活用するという方法もあります。
■余談その2 ソーシャルの指標について考えてみた(長いですよ!)
余談ですが、なぜFBを含めソーシャルの指標はなんだかわかりにくいように感じるのは、リーチがエンゲージメントというユーザーの交流の深さ、質の影響を受けるからなのでしょうかね。しかし、FBページに おいてはリーチは記事がファンに到達する範囲ということですから、ここでのリーチは「量の指標」と考えるべきではないかと。ま、ちょっと微妙なんですが、 私的にはページタブの中では量の指標という認識です。
それじゃあ「いいね!」はどうなるんだよ!あれだっていいね!て意思表示してるんだからユーザーの 反応だろ?と仰る向きもあろうかと思います。そこで、なぜ「いいね!」数が、昨今言われているように素直にエンゲージメントの指標にならないのか、なぜエンゲージメントを「リアルに」測ることが難しいのか(あるいは難しく考えすぎなのか)という話になると思います。
まず誤解があってはいけないのは、「いいね!」をエンゲージメント指標と評価してもいいのです。イヤならそもそも「いいね!」すらしませんしね。
指標をどう捉えて何に活用するかは解析する側、ひいてはクライアントの要望にどのように応えるかだと思います。
昨今「いいね!」数だけ見ていてもユーザーエンゲージメントのリアルな反映、あるいは数値とはいえないのではないか、という疑問の提議は、FBの仕様がリーチ率の算出とかけあわあせで、ファン全員に投稿記事がすべて届くわけではない、という点に起因しているからだと思います。
また、ソーシャルにおける「エンゲージメント」の意味を追求していくと、一回限りのいいね!ではなく、記事投稿ごとに対するリアクションで深度を測って いったほうがエンゲージメントのイメージに合うと思うのですよ。ゆえに、FBでは仕様で、ページに「いいね!」をしても100%すべての人に表示される わけでもなく、リーチ率という、エンゲージメント指標が影響する要素でふるいにかけています。
何が何だかわからない、FBで決めてくれたらいいのにと思うかもしれません。私もそうしてほしい(笑) 今回のリニューアルは、多分そういう意向とビジネス利用のためにかなり整理したのだと思います。
しかし、考えてみるとエンゲージメントの定義を何とするか、どの指標をKPIにするのかは、ひいてはFBページで何がしたいか、何を達成したいのかという目標に戻っていくような気がします。
あと、指標の質と量の分類はこれ人様々です。リーチ数がいい例ですね。いいね数もそうですね。ですから、自分の理解と解析のための軸を持つことも大事かなと思いました。
2013年7月5日金曜日
【解析いろは15】ログ以外のデータはどこから持ってくる?
ぼっちの解析者はどこから情報やデータを持ってくればよいのか、というのが今日のテーマです。
会社に所属していても、こういうデータがあれば、解析結果を補足できるのになぁ・・・ということはありませんか? でもうちの会社にそんなデータなんてないし、と諦めてませんか?
大丈夫です。普通持ってませんから。コンサルをしている会社ならどこでも豊富なデータを保持しているという訳ではありません。デモグラフィックなデータを出せるほど精密で母数の多い客観的なデータを自前で持っているところはごく一部の会社でしょう。
■インターネットからデータを探す
まずは検索して探す。ワードを変え、該当した記事が掲載されているサイトやブログの他の記事も見て掘り起こすことです。中には「そんなのを無料で公開してくれてありがとう!」というすごいデータもあります。調査会社が発行・公開しているホワイトペーパーの抜粋やプレスリリースも役に立ちます。 探す作業や資料の読みこみに時間はかかりますが、勉強にもなります。
私が愛用(?)しているのは、ニールセン、電通PR、総務省の白書コーナー、ビデオリサーチインタラクティブ等。他にもウェブ系、ソーシャル系のコンサル、ニュースサイトのホワイトペーパーも参考になります。大きな会社だから大丈夫~と信用するのではなく、データの収集方法や母集団、提供元の情報を確認する必要があります。
■データを買う
この他、「買う」という手があります。白書として売ってるので必要に応じて購入します。●●白書系はめくってるだけでかなり面白いですよ~。
■あくまでも「補足」。“正しい”っぽいデータに逃げない。
但し、これらのデータでの裏付けはおおまかな傾向等を把握するためので、あくまでも「補足」であるということを忘れないでください。統計学的データとか客観データとか多数の平均とか、そういうものに判断の根拠を求める人はいないと思いますが、しかし、人というものは不安であれば「確かな数字」に根拠を見出したがるものなのです。それはメインであるデータ、例えばアクセスログ解析データを真に理解していない、といえるのではないでしょうか。
白書などの統計データの調査方法はもちろん統計学的手法に則り、相応の母数を集めて集計しているわけですが、しかしそれでも偏りや集計ミスも散見します。例えば家庭内PCからのアクセスが主である、など。あるジャンルを調査するのにデバイスが結構偏ってるような気がしますが、母集団を家庭内PCからのアクセスという風に限定してしまえばそういう集団の特性、ということは言えるのかなと思いますケド。
また、一般的に公開されるホワイトペーパー、概要は意図が含まれています。その結論を出すのに不都合なデータは、まあ普通は掲載されていませんよね。探しているこちら側もまず結論ありきではないでしょうか。それに見合った裏付けデータを探しているだけの話で。
■「統計リテラシー」
分析し説明をする側としては、数字・統計を上手にかつ正しく利用しなくてはいけない、と常に思います。だから私は前述の他社が提供・公開しているデータを報告書に掲載する場合は、補足として目立たないようにページの一番後ろにくっつけます。もちろん、どこそこからの転載と情報元もきちんと指定通り掲載します。
先日、NHKのクローズアップ現代で「数字のカラクリ・データの真実 ~統計学ブームのヒミツ~」という番組がやっていました。これ再放送かアーカイブでもいいので、ぜひ見ていただきたいです。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3375.html
これを飲んだら98%が痩せた、95%に効果があった、という謳い文句の意味が分かります。まったくのウソではなくても「数字の信仰」を利用したマジックというべきものです。私は文系で数字とか計算は非常に苦手なのですが、「統計リテラシー」は数字の好き・嫌い問わずに多くの人が知るべきだと思いました。
また、すでにビッグデータ解析によって ウェブサイトへのアクセス状況の予測が高い精度で予測できる統計学の数式が編み出されていることにも驚嘆しました。
いいぞ、もっとやれ! え? それじゃあ解析の仕事なくなっちゃうじゃん?て思ったアナタ。解析は「それ」だけに限ったことではありませんし、解析ツールもどんどん進化しています。なくなる・効率化される作業は今後も増えていきます。その中で、何が自分にできるのか、解析担当としての真の職責はなんなのかを考えるべきじゃないでしょうか。あ、自分にぐっさり刺さりました。
さて、番組を見ていなかった人に質問です。「心筋梗塞の人の95%、犯罪者の95%が食べていたという食べ物を禁止すべきか。」この食べ物ってなんだと思います?
会社に所属していても、こういうデータがあれば、解析結果を補足できるのになぁ・・・ということはありませんか? でもうちの会社にそんなデータなんてないし、と諦めてませんか?
大丈夫です。普通持ってませんから。コンサルをしている会社ならどこでも豊富なデータを保持しているという訳ではありません。デモグラフィックなデータを出せるほど精密で母数の多い客観的なデータを自前で持っているところはごく一部の会社でしょう。
■インターネットからデータを探す
まずは検索して探す。ワードを変え、該当した記事が掲載されているサイトやブログの他の記事も見て掘り起こすことです。中には「そんなのを無料で公開してくれてありがとう!」というすごいデータもあります。調査会社が発行・公開しているホワイトペーパーの抜粋やプレスリリースも役に立ちます。 探す作業や資料の読みこみに時間はかかりますが、勉強にもなります。
私が愛用(?)しているのは、ニールセン、電通PR、総務省の白書コーナー、ビデオリサーチインタラクティブ等。他にもウェブ系、ソーシャル系のコンサル、ニュースサイトのホワイトペーパーも参考になります。大きな会社だから大丈夫~と信用するのではなく、データの収集方法や母集団、提供元の情報を確認する必要があります。
■データを買う
この他、「買う」という手があります。白書として売ってるので必要に応じて購入します。●●白書系はめくってるだけでかなり面白いですよ~。
■あくまでも「補足」。“正しい”っぽいデータに逃げない。
但し、これらのデータでの裏付けはおおまかな傾向等を把握するためので、あくまでも「補足」であるということを忘れないでください。統計学的データとか客観データとか多数の平均とか、そういうものに判断の根拠を求める人はいないと思いますが、しかし、人というものは不安であれば「確かな数字」に根拠を見出したがるものなのです。それはメインであるデータ、例えばアクセスログ解析データを真に理解していない、といえるのではないでしょうか。
白書などの統計データの調査方法はもちろん統計学的手法に則り、相応の母数を集めて集計しているわけですが、しかしそれでも偏りや集計ミスも散見します。例えば家庭内PCからのアクセスが主である、など。あるジャンルを調査するのにデバイスが結構偏ってるような気がしますが、母集団を家庭内PCからのアクセスという風に限定してしまえばそういう集団の特性、ということは言えるのかなと思いますケド。
また、一般的に公開されるホワイトペーパー、概要は意図が含まれています。その結論を出すのに不都合なデータは、まあ普通は掲載されていませんよね。探しているこちら側もまず結論ありきではないでしょうか。それに見合った裏付けデータを探しているだけの話で。
■「統計リテラシー」
分析し説明をする側としては、数字・統計を上手にかつ正しく利用しなくてはいけない、と常に思います。だから私は前述の他社が提供・公開しているデータを報告書に掲載する場合は、補足として目立たないようにページの一番後ろにくっつけます。もちろん、どこそこからの転載と情報元もきちんと指定通り掲載します。
先日、NHKのクローズアップ現代で「数字のカラクリ・データの真実 ~統計学ブームのヒミツ~」という番組がやっていました。これ再放送かアーカイブでもいいので、ぜひ見ていただきたいです。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3375.html
これを飲んだら98%が痩せた、95%に効果があった、という謳い文句の意味が分かります。まったくのウソではなくても「数字の信仰」を利用したマジックというべきものです。私は文系で数字とか計算は非常に苦手なのですが、「統計リテラシー」は数字の好き・嫌い問わずに多くの人が知るべきだと思いました。
また、すでにビッグデータ解析によって ウェブサイトへのアクセス状況の予測が高い精度で予測できる統計学の数式が編み出されていることにも驚嘆しました。
いいぞ、もっとやれ! え? それじゃあ解析の仕事なくなっちゃうじゃん?て思ったアナタ。解析は「それ」だけに限ったことではありませんし、解析ツールもどんどん進化しています。なくなる・効率化される作業は今後も増えていきます。その中で、何が自分にできるのか、解析担当としての真の職責はなんなのかを考えるべきじゃないでしょうか。あ、自分にぐっさり刺さりました。
さて、番組を見ていなかった人に質問です。「心筋梗塞の人の95%、犯罪者の95%が食べていたという食べ物を禁止すべきか。」この食べ物ってなんだと思います?
2013年6月28日金曜日
【解析いろは14】解析(または運用)の定番と逆転のセオリー
今回のテーマはセミナー…ではなく解析(または運用)におけるセオリーとは、がテーマです。
先日、 大阪で開催されたFacebookのセミナー「Find us in Japan」に行ってきました。Facebookページ作成の基礎講座あり、運用の話あり、広告の話あり、企業におけるFacebook活用の座談会ありで構成バランスは良かったです。参加者は広告代理店や制作会社の他、FBを活用したいという企業の人たちも来ていたようです。もともとスモールビジネス向けに集客して講演内容を最適化しているので、テクニカルな面では食い足りない面はありました。メインターゲットに合わせるなら、「スモールビジネスでの活用」「導入について」「インサイトの初歩の見方」等を強化すべきだろうな、とぼんやり思いました(余計なお世話)。
セミナーは、こと無料の場合は主催側の明確な意図と実施メリットを想定しているわけですから、それを了解した上で、興味があることを取捨選択し、聞き耳をたてておくと有意義かと思います。
運用の講演は知識の補足になりました。運用は日々のデータ解析と並行しながら行います。解析というほどこってりしてないけど、データチェックは運用の一環です。 そこでは解析と運用が不可分なわけです。
ソーシャルでも、アクセスログ解析と同様に定量と定性を計る指標があり、目標を決めた上でどの指標を見て達成したり、下げたりする施策を実行していきます。
Facebookのコンテンツに対する評価は、コンテンツをカテゴライズして対する反応率を見てカテゴリ別の評価をし、それをもって量を獲得したり質を高めたりする施策を考える・・・のがひとつのセオリーかと思います。わかりやすいですし施策効果も数字で提示しやすいですものね。この欠点は、中期的に見てコンテンツごとの評価の精度を上げること(つまり一過性でない法則、パターンを見出すこと)、それには相応のマンパワーがいる、ということだと思います。
座談会では売上げ規模や知名度ではスモールとは言い難い企業様方の、実際の運用の苦労やメリットの話で、非常に興味深かったです。その中でも、かなり興味深い運用事例がありました。詳細やデータ的な話はほぼなかったのですが、指標は「いいね!」の数。ファンの獲得が目標のようでした。 その企業さんがなにをしたかというと、すごく単純なことでした。
●記事を最低1つ、ほぼ毎日投稿する
●Facebook広告を利用する(スポンサード広告だったかと)
です。シンプル。さらに先程の運用の話であったコンテンツ毎の数字の解析はほとんどされていないとのこと。マンパワーが少ないこともあって検証の時間がない。ゆえに「出来ることを最大活用し、不足は資金(広告予算)で補う」方法になったわけです。
また、こちらの運用チームの中ではリーチする、反応がいいアンパイなコンテンツをがっつり把握できている点が最大の利点ですね。ああ、このヘンの話をもっとお聞きしたかった・・・今度インタビュー、いや研究させてくれませんかねぇ……
基本的には指標の数字を見てチューニングするのが定番のセオリーであるのですが、状況と目標によってはもっとシンプルにしてもある程度効果は得られる、ということもあります。セオリー通りにしようとすると、最初に予算を積んでいかねばなりません。効果は早い段階で得られやすいかもですが、最初から予算やマンパワーを割り当ててソーシャルに算入する企業はそう多くない、というのが非常に良くあります。ですので、逆転のセオリーとして、最初はこのケースのように 「出来ることを最大活用し、不足は資金(広告予算)で補う」方法を提案することもアリだなと。これが座談会で得た教訓でした。どういう形であれ、最初に効果が出たらヤル気が出るし、見せ効果として次のステップに進めやすいですものね。
今後、この企業さんに必要なことは、やはり時々数字の確認をすることだと思います。今の方法でのファンの獲得数や増加率をグラフ化してみるとよいかと思います。ある時点から急速に鈍化しているようであればこの方法だけでは行き詰まる時が遠くないと思います。ピンポイントで新たなタイプのコンテンツ投入をし、コンテンツバリエーションを増やすのも手かと思います。
蛇足ですが、座談会では深掘りされていないので(当たり前か)、上記の件で勝手に勝利条件を考えてみました。
◎企業及び商材のターゲット層が明確
◎(広告)予算がそれなりにある
◎運用の自由度が高い
◎すでにある程度のファン数を獲得している
◎運用チームが自社のことを良く理解し、かつ、かなり好き。(かどうは知りませんがそんな気配)
◎作成する記事がユーザーに高い確率で訴求する・伝わる
◎作成する記事にバリエーションが多くない(商材とか店舗案内とか)
こんな感じ。
セオリーではないけれど、企業がソーシャルで成功するために必要な条件がそこはかとなく見え隠れしてませんか? ほぼそれらをクリアできている前出の事例は相当恵まれていると思います。多くは上司や会社のソーシャルに対する共通認識や理解がなかなか得られず、広告予算もあまりなく、部署間での色々なしがらみがある。その壁を突破するには、担当者さんの努力の積み重ねと継続である、ということが今回の座談会での、あまり目立たないけれども確かな答えなのかもしれません。
説得するには効果を書類に、数字にする必要があるかと思います。解析が担当者さんの心強い味方になるようなレポートを作りたいです。はい。きれいに解析オチがつきました。
先日、 大阪で開催されたFacebookのセミナー「Find us in Japan」に行ってきました。Facebookページ作成の基礎講座あり、運用の話あり、広告の話あり、企業におけるFacebook活用の座談会ありで構成バランスは良かったです。参加者は広告代理店や制作会社の他、FBを活用したいという企業の人たちも来ていたようです。もともとスモールビジネス向けに集客して講演内容を最適化しているので、テクニカルな面では食い足りない面はありました。メインターゲットに合わせるなら、「スモールビジネスでの活用」「導入について」「インサイトの初歩の見方」等を強化すべきだろうな、とぼんやり思いました(余計なお世話)。
セミナーは、こと無料の場合は主催側の明確な意図と実施メリットを想定しているわけですから、それを了解した上で、興味があることを取捨選択し、聞き耳をたてておくと有意義かと思います。
運用の講演は知識の補足になりました。運用は日々のデータ解析と並行しながら行います。解析というほどこってりしてないけど、データチェックは運用の一環です。 そこでは解析と運用が不可分なわけです。
ソーシャルでも、アクセスログ解析と同様に定量と定性を計る指標があり、目標を決めた上でどの指標を見て達成したり、下げたりする施策を実行していきます。
Facebookのコンテンツに対する評価は、コンテンツをカテゴライズして対する反応率を見てカテゴリ別の評価をし、それをもって量を獲得したり質を高めたりする施策を考える・・・のがひとつのセオリーかと思います。わかりやすいですし施策効果も数字で提示しやすいですものね。この欠点は、中期的に見てコンテンツごとの評価の精度を上げること(つまり一過性でない法則、パターンを見出すこと)、それには相応のマンパワーがいる、ということだと思います。
座談会では売上げ規模や知名度ではスモールとは言い難い企業様方の、実際の運用の苦労やメリットの話で、非常に興味深かったです。その中でも、かなり興味深い運用事例がありました。詳細やデータ的な話はほぼなかったのですが、指標は「いいね!」の数。ファンの獲得が目標のようでした。 その企業さんがなにをしたかというと、すごく単純なことでした。
●記事を最低1つ、ほぼ毎日投稿する
●Facebook広告を利用する(スポンサード広告だったかと)
です。シンプル。さらに先程の運用の話であったコンテンツ毎の数字の解析はほとんどされていないとのこと。マンパワーが少ないこともあって検証の時間がない。ゆえに「出来ることを最大活用し、不足は資金(広告予算)で補う」方法になったわけです。
また、こちらの運用チームの中ではリーチする、反応がいいアンパイなコンテンツをがっつり把握できている点が最大の利点ですね。ああ、このヘンの話をもっとお聞きしたかった・・・今度インタビュー、いや研究させてくれませんかねぇ……
基本的には指標の数字を見てチューニングするのが定番のセオリーであるのですが、状況と目標によってはもっとシンプルにしてもある程度効果は得られる、ということもあります。セオリー通りにしようとすると、最初に予算を積んでいかねばなりません。効果は早い段階で得られやすいかもですが、最初から予算やマンパワーを割り当ててソーシャルに算入する企業はそう多くない、というのが非常に良くあります。ですので、逆転のセオリーとして、最初はこのケースのように 「出来ることを最大活用し、不足は資金(広告予算)で補う」方法を提案することもアリだなと。これが座談会で得た教訓でした。どういう形であれ、最初に効果が出たらヤル気が出るし、見せ効果として次のステップに進めやすいですものね。
今後、この企業さんに必要なことは、やはり時々数字の確認をすることだと思います。今の方法でのファンの獲得数や増加率をグラフ化してみるとよいかと思います。ある時点から急速に鈍化しているようであればこの方法だけでは行き詰まる時が遠くないと思います。ピンポイントで新たなタイプのコンテンツ投入をし、コンテンツバリエーションを増やすのも手かと思います。
蛇足ですが、座談会では深掘りされていないので(当たり前か)、上記の件で勝手に勝利条件を考えてみました。
◎企業及び商材のターゲット層が明確
◎(広告)予算がそれなりにある
◎運用の自由度が高い
◎すでにある程度のファン数を獲得している
◎運用チームが自社のことを良く理解し、かつ、かなり好き。(かどうは知りませんがそんな気配)
◎作成する記事がユーザーに高い確率で訴求する・伝わる
◎作成する記事にバリエーションが多くない(商材とか店舗案内とか)
こんな感じ。
セオリーではないけれど、企業がソーシャルで成功するために必要な条件がそこはかとなく見え隠れしてませんか? ほぼそれらをクリアできている前出の事例は相当恵まれていると思います。多くは上司や会社のソーシャルに対する共通認識や理解がなかなか得られず、広告予算もあまりなく、部署間での色々なしがらみがある。その壁を突破するには、担当者さんの努力の積み重ねと継続である、ということが今回の座談会での、あまり目立たないけれども確かな答えなのかもしれません。
説得するには効果を書類に、数字にする必要があるかと思います。解析が担当者さんの心強い味方になるようなレポートを作りたいです。はい。きれいに解析オチがつきました。
2013年6月20日木曜日
【解析いろは13】サイト内検索の存在感
なぜかしら存在感が薄い「サイト内検索」の解析について、が今日のテーマです。GAでは2012/11くらいから実装されたのでしたっけ。それくらい、最近になって注目されてきたのですが、なぜ「いない子」扱いされるのかというと、
(イ)計測の設定していない(GAとかWordPressのプラグインを使う場合)
(ロ)検索機能部分を別のサーバのプログラムで動かしていて、サイト内とのアクセスログと連携していない
(ハ)サイト内検索の重要性が認知されていない
(イ)はむしろ後者の重要性の認知と関係していて、存在すら意識していないから計測していない、ということもあります。
(ロ)はレアケースだと思いますが、サイト内検索のみ別サーバのプログラムで稼働し、検索結果ページが表示され、本体のサイト内にリダイレクトされる、というイメージ。かつログが別々に収集されている、ですね。この場合はクロスドメイン解析で複数サーバのアクセスログを合わせて集計するしかないのでは?
ま、しかし多くの場合は(ハ)ではないでしょうかね。では、サイト内検索のメリットはどんなもんかといいますとこんな感じ。
(1)各ページのSEO対策
(2)ユーザー行動(満足度等も)が把握できる
(3)ユーザーニーズのリサーチ
(4)機会損失の低減
ウェブサイトなんてブラウザでクリックして次々画面を遷移するだけですよ。ユーザーのアクションの主なものは「クリック」です。物言わぬユーザーの、遷移をたどって我々解析側はコンバージョンに至る経路の改善とか、検索エンジンのワードとコンテンツの乖離とか仮説を立てますよね。それが、ユーザー自らが求める情報をご丁寧に入力して、その後、どのページを見てしばらく滞在していたとか、検索画面で離脱してしまったので相当まずいとか分かるわけです。
普通、アクセスログ解析にサイト内検索の解析も含んでいる(つまり一緒にレポーティングする)場合が多いのではないかと思います。一コンテンツのように扱って指標の数字をチェックして検索キーワード上位20件とかその程度のレポートであれば可能でしょうが、サイト内検索の解析は本気で向き合うと濃密で膨大なデータ群だと思います。
さらに、たいていの解析ツールサイト内検索そのものを解析するという点ではちょっと弱いイメージがあります(と、言えるほど他のツールをたくさん試したことがあるわけではないですが)。ちなみにGAではサイト内検索のク エリ(検索した単語やフレーズ)だけではなくリンク先ページ、再検索キーワードの他、サイト内検索をした訪問とそうでない訪問コンバージョン率の比較もできるようになってます。
サイトサーチアナリティクス※という本を読んで「サイト内検索スゲェッ!」と開眼したのですが、特に p105~の『Marko Hurstによる検索関連指標リスト』が個人的にはツボにはまりました。サイト内検索の指標、指標の目的と、考え方・ロジックを記載した注釈で構成されています。要はサイト内検索の指標はこんなのがあり、こういう結果を知りたいのでKPIとしてこの指標を採用する、みたいな一覧です。
この指標の整理方法はアクセスログ解析でも役に立ちます。慣れてくるとあれみてこれみて、を経験値に基づいて組み立てるわけですが、解析ツールごとに自分でこのようなリストを作成しておくと、指標の理解と有効な活用に役立つと思いました。ので、とりあえずGAでやってみるか・・・
サイトサーチアナリティクスに書いてあるケースは本気で検索と向き合い、膨大な時間と人力を費やしています。そこまで対応するのは容易ではないですが、日頃、もう少しサイト内検索を思い出してあげてもいいんじゃないでしょうか。解析の種別では、アクセスログ解析の一環になると思うのですが、ここだけ別に切り出して丁寧に解析し、3か月毎にチューニングしていくという方法もありだと思います。
サイトサーチアナリティクス: Louis Rosenfeld 著/清水 誠 監訳/池田清華、UX TOKYO訳
(イ)計測の設定していない(GAとかWordPressのプラグインを使う場合)
(ロ)検索機能部分を別のサーバのプログラムで動かしていて、サイト内とのアクセスログと連携していない
(ハ)サイト内検索の重要性が認知されていない
(イ)はむしろ後者の重要性の認知と関係していて、存在すら意識していないから計測していない、ということもあります。
(ロ)はレアケースだと思いますが、サイト内検索のみ別サーバのプログラムで稼働し、検索結果ページが表示され、本体のサイト内にリダイレクトされる、というイメージ。かつログが別々に収集されている、ですね。この場合はクロスドメイン解析で複数サーバのアクセスログを合わせて集計するしかないのでは?
ま、しかし多くの場合は(ハ)ではないでしょうかね。では、サイト内検索のメリットはどんなもんかといいますとこんな感じ。
(1)各ページのSEO対策
(2)ユーザー行動(満足度等も)が把握できる
(3)ユーザーニーズのリサーチ
(4)機会損失の低減
ウェブサイトなんてブラウザでクリックして次々画面を遷移するだけですよ。ユーザーのアクションの主なものは「クリック」です。物言わぬユーザーの、遷移をたどって我々解析側はコンバージョンに至る経路の改善とか、検索エンジンのワードとコンテンツの乖離とか仮説を立てますよね。それが、ユーザー自らが求める情報をご丁寧に入力して、その後、どのページを見てしばらく滞在していたとか、検索画面で離脱してしまったので相当まずいとか分かるわけです。
普通、アクセスログ解析にサイト内検索の解析も含んでいる(つまり一緒にレポーティングする)場合が多いのではないかと思います。一コンテンツのように扱って指標の数字をチェックして検索キーワード上位20件とかその程度のレポートであれば可能でしょうが、サイト内検索の解析は本気で向き合うと濃密で膨大なデータ群だと思います。
さらに、たいていの解析ツールサイト内検索そのものを解析するという点ではちょっと弱いイメージがあります(と、言えるほど他のツールをたくさん試したことがあるわけではないですが)。ちなみにGAではサイト内検索のク エリ(検索した単語やフレーズ)だけではなくリンク先ページ、再検索キーワードの他、サイト内検索をした訪問とそうでない訪問コンバージョン率の比較もできるようになってます。
サイトサーチアナリティクス※という本を読んで「サイト内検索スゲェッ!」と開眼したのですが、特に p105~の『Marko Hurstによる検索関連指標リスト』が個人的にはツボにはまりました。サイト内検索の指標、指標の目的と、考え方・ロジックを記載した注釈で構成されています。要はサイト内検索の指標はこんなのがあり、こういう結果を知りたいのでKPIとしてこの指標を採用する、みたいな一覧です。
この指標の整理方法はアクセスログ解析でも役に立ちます。慣れてくるとあれみてこれみて、を経験値に基づいて組み立てるわけですが、解析ツールごとに自分でこのようなリストを作成しておくと、指標の理解と有効な活用に役立つと思いました。ので、とりあえずGAでやってみるか・・・
サイトサーチアナリティクスに書いてあるケースは本気で検索と向き合い、膨大な時間と人力を費やしています。そこまで対応するのは容易ではないですが、日頃、もう少しサイト内検索を思い出してあげてもいいんじゃないでしょうか。解析の種別では、アクセスログ解析の一環になると思うのですが、ここだけ別に切り出して丁寧に解析し、3か月毎にチューニングしていくという方法もありだと思います。
サイトサーチアナリティクス: Louis Rosenfeld 著/清水 誠 監訳/池田清華、UX TOKYO訳
2013年6月3日月曜日
【解析いろは12】ソーシャル解析の流れ(メモ版)
後日、自分の中で一連のソーシャル解析のフローをまとめるためのメモです。結論ではなく思考の道筋と参考記事なので、結果だけが必要な場合は読む必要はないと思います。
●企業CRMにおける変化とソーシャルの有意性
<参考>ITmedia:ソーシャルメディア対応CRMと従来型CRM、3つの違いとは?
http://marketing.itmedia.co.jp/mm/articles/1305/21/news058.html
CRMとはCustomer Relationship Managementです。この辺の説明はソーシャルの有意性やCRMの一環としてクライアントに必要かどうか判断するため&説明するためのもの。なんとなく流行ってるから「のび太、ソーシャルしようぜ!」だと失敗するのは明白ですから。でもクライアント側はそのなんとなくからの発想でも許されます。むしろ相談を受ける側がきちんと説明をするための知識。
でも実体験からいうと、どっちも勢いでやろうぜやろうぜ!というが多いし、そういうのに限ってROI算出とか効果測定やってないケースが多いです。で、効果測定しましょうといっても、効果が出てないことを恐れて、結局やらなかったり。
●ソーシャルマーケティングで
<参考>4回 「ソーシャルでマーケティングはここまでできる」、最も身近なビッグデータとしてのソーシャルデータの活用法 (1/2)
http://marketing.itmedia.co.jp/mm/articles/1305/28/news002.html
解析の前段階の、マーケでの有用性とデータをどう見るかというところの話。
・マーケティングデータとしてのソーシャルデータの位置付け
・フロー視点での分析の実際
・ストック視点での分析の実際
の3項目が使えるかな。
私もよくやりますが、ロジックを説明する際の例えはどう反応していいかわからない微妙なものが多い。これはアカンと思ったのは昔の戦略とか戦術に例えるケース。三国志とか第二次世界大戦とか。それ、例えになってない(笑 例えはある説明をより分かりやすくするための手段で、誇大広告ではありません。
●ソーシャル解析の手法(ロジック)
ここは自分の中でかなり混沌としてるので整理に時間がかかります。ここではFacebookについて。
大切なことは、
(1)Facebookページの目的(クライアントのネット戦略のゴール、ソーシャルのゴールとKPI)
(2)Facebookインサイトにおける指標の理解
(3)別の解析ツールを利用する場合の指標の理解(インサイトとのずれ、データのひっぱり方など)
(4)KPIを測定するための指標の組立(どの指標を使うか、どう判断するか)
『ソーシャルという壁』(http://kaisekiiroha.blogspot.jp/2013/05/10.html)でも書きましたが、クライアントにレポートが伝わらないのは(1)が明確に認識されていないから、(4)が共有されていないから、だと思います。なんとなくいいね数!の多寡だけを見ているからお互いに「これで利益出てるの?」という話になる。いいね!は記事に対するPV(=量の測定)と考えると、その数だけを見ても効果が実感できないのは当然ですよね(KPIによってはそれでいい場合もある)。
(4)は、例えば企業ブランディングの場合はこの指標でこんな判断基準、商品購入の場合はこういう指標と外部サイトのコンバージョン率とこの判断基準。これはアクセスログ解析でも重要な課題です。統計学的な母数を持たないためケースバイケースというのが当たり障りのない回答ですが、当然そんな答えはみなさん求めてないはずです。
これから解析に本腰を入れる場合は貪欲に経験値を求めるべきですし、ある程度経験済みの場合はこのロジック部分を整理しておくことが、解析業務においては重要だと思います。それが、仮説に根拠はないとか、解析者の経験に左右される、という、よく指摘される事への回答になると思います。
●企業CRMにおける変化とソーシャルの有意性
<参考>ITmedia:ソーシャルメディア対応CRMと従来型CRM、3つの違いとは?
http://marketing.itmedia.co.jp/mm/articles/1305/21/news058.html
CRMとはCustomer Relationship Managementです。この辺の説明はソーシャルの有意性やCRMの一環としてクライアントに必要かどうか判断するため&説明するためのもの。なんとなく流行ってるから「のび太、ソーシャルしようぜ!」だと失敗するのは明白ですから。でもクライアント側はそのなんとなくからの発想でも許されます。むしろ相談を受ける側がきちんと説明をするための知識。
でも実体験からいうと、どっちも勢いでやろうぜやろうぜ!というが多いし、そういうのに限ってROI算出とか効果測定やってないケースが多いです。で、効果測定しましょうといっても、効果が出てないことを恐れて、結局やらなかったり。
●ソーシャルマーケティングで
<参考>4回 「ソーシャルでマーケティングはここまでできる」、最も身近なビッグデータとしてのソーシャルデータの活用法 (1/2)
http://marketing.itmedia.co.jp/mm/articles/1305/28/news002.html
解析の前段階の、マーケでの有用性とデータをどう見るかというところの話。
・マーケティングデータとしてのソーシャルデータの位置付け
・フロー視点での分析の実際
・ストック視点での分析の実際
の3項目が使えるかな。
私もよくやりますが、ロジックを説明する際の例えはどう反応していいかわからない微妙なものが多い。これはアカンと思ったのは昔の戦略とか戦術に例えるケース。三国志とか第二次世界大戦とか。それ、例えになってない(笑 例えはある説明をより分かりやすくするための手段で、誇大広告ではありません。
●ソーシャル解析の手法(ロジック)
ここは自分の中でかなり混沌としてるので整理に時間がかかります。ここではFacebookについて。
大切なことは、
(1)Facebookページの目的(クライアントのネット戦略のゴール、ソーシャルのゴールとKPI)
(2)Facebookインサイトにおける指標の理解
(3)別の解析ツールを利用する場合の指標の理解(インサイトとのずれ、データのひっぱり方など)
(4)KPIを測定するための指標の組立(どの指標を使うか、どう判断するか)
『ソーシャルという壁』(http://kaisekiiroha.blogspot.jp/2013/05/10.html)でも書きましたが、クライアントにレポートが伝わらないのは(1)が明確に認識されていないから、(4)が共有されていないから、だと思います。なんとなくいいね数!の多寡だけを見ているからお互いに「これで利益出てるの?」という話になる。いいね!は記事に対するPV(=量の測定)と考えると、その数だけを見ても効果が実感できないのは当然ですよね(KPIによってはそれでいい場合もある)。
(4)は、例えば企業ブランディングの場合はこの指標でこんな判断基準、商品購入の場合はこういう指標と外部サイトのコンバージョン率とこの判断基準。これはアクセスログ解析でも重要な課題です。統計学的な母数を持たないためケースバイケースというのが当たり障りのない回答ですが、当然そんな答えはみなさん求めてないはずです。
これから解析に本腰を入れる場合は貪欲に経験値を求めるべきですし、ある程度経験済みの場合はこのロジック部分を整理しておくことが、解析業務においては重要だと思います。それが、仮説に根拠はないとか、解析者の経験に左右される、という、よく指摘される事への回答になると思います。
2013年6月1日土曜日
【解析いろは11】RSSフィードの計測
RSSフィードの計測、してますか。どうやってしてますか。
ウェブビーコン型だと意図的に計測をしない限りデータがとれません。サーバログやパケットキャプチャ方式で初めて問題になります。今日のお題は「RSSフィードの計測ってどうよ?」という話です。
サーバログやパケットキャプチャ方式では非HTMLファイルの計測が普通にできます。RSSはもちろんPDF、画像、スタイルシートの呼び出しなどなど。問題になるのは「どれをどのように認識するか」だと思います。PDFは多くのブラウザで閲覧できるため、HTMLと似て非なるものとしてPVと同様に考えることにムリはないように思います(*注1)。問題はRSSフィードですよ。
「RSSのPVが増えて、サイト全体のPVとの割合が増加しています。それだけ閲覧されているということなのでうれしいです。」
というふうなコメントを聞いたことはありませんか? クライアントから聞く場合は、「あ、なるほど」と思います。勘違いするのは当然だからです。(解析担当が言ってはいけませんけど)。
まず、「RSSのPV」という点がひっかかります。正確にいうとヒット数ですが、解析ツールによってはPVという単位を使って表示しているかもしれません。解析ツールの仕様の確認が必要ですが、ヒット数とPV数は定義が違うので、仮にフィルタしていたとしてもちゃんと使い分けてほしいです、解析ツール側では。
そもそも、RSSのヒット数あるいはPV数と表示される数字を、ウェブサイトのHTMLのPV数と混ぜるなキケン!です。なぜなら、RSSの訪問主体(といっていいものかどうか)は多くはRSSリーダー、すなわちプログラムです。こいつらリーダーやブラウザのアドオンは一日に何回も巡回しやがるわけですよ。しかも、リーダーでぱらっと概要を読んで、サイトに訪問しない人も多くいるはずです。だからRSSフィードに対するアクセスの多さは素直に喜んではいけないのです。
前述のコメントに対しては、
「RSSのPVが増えた」=PVという認識でいいのか?ヒット数だとしても・・・(下に続く)
「サイト全体のPVとの割合が増加」=HTMLのPVと比較・混同してはいけない
「それだけ閲覧されている」=主体が人間ではない可能性が高いので閲覧されているとはいえない。
というツッコミができます。明らかにツッコミを入れるのではなく、ひとつひとつ解きほぐして説明したいものです。
なんでRSSの解析や効果測定が難しいのかは、下記記事でどうぞ。
Web担当者フォーラム:実はRSSフィードの解析や効果測定は非常に難しい。なぜだかわかるかい? http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2007/08/27/1822
2007年という古い記事ですが、RSSフィード解析の内容把握と理解の難しさは解消されていないように思います。解析ツールや解析のスクリプト、モジュールは結構あるのですが。
とはいえ、RSSは流入元としてまだ期待値が高いのも事実です。最近はFacebookやTwitterなどのソーシャルに押されがちですね、メディアが異なるので同列で考えてはいけませんけどね。
私の今のところの結論は下記の通りです。私ならこう理解していてこう説明して対応する、というだけで、もしかするとHTMLのPVと合算してもいい!増えるからいい!という見解もあるかもしれません。しかし、ユーザーという指標を考えると、PVの主体は人であり、計測においてはボット、プログラム類はできる限り除外すべきであり(注2)、ひとつのアクセスログ解析ツール上でRSSフィードのアクセス主体を識別、分類できない場合は加算すべきでない、というのが個人的な見解です。あと、指標について、数字の多寡だけで判断するのはどうかと常に思ってますし。
●RSSはHTMLのアクセスログ解析からは別計上する(でもこの項目は別に見られるようにしておく、でも別ツールとの数字の差異は追求しない、不毛だから)。
●RSSの効果測定は、そのような機能がオールインワンで解析ツールにない場合は外部サービス(例: FeedBurnerなど)を使って計測する。
但し、RSSフィードからのサイトへの流入がブログのように大きく全体に影響する、ということでなければ、ここまで労力をかけてもどうなん?という気がします。すべての事象を把握し解析するには一つの解析ツールでは不足しています。どこまでその範囲をひろげるかは、サイトの目的や方向性によります。今後ソーシャルで展開したいのに今更RSS?ってこともありますよね。
【注1】余談ですがGoogle analyticsでのPDFの計測
以前記事に書きましたのでどうぞ。http://kaisekiiroha.blogspot.jp/2013/05/gagapdf.html
ポイントは、イベントとして個別に計上したい場合はイベントトラッキング、サイト全体のPVと割合比較をしたいのならバーチャルページビューでいいんじゃないかと思います。ただしPDFの場合であって、RSSは混ぜるなキケンだと思ってます。
【注2】そうはいってもRSS計測ツールでボットを排除してないケースもあるようなので、完全に除外とはいきません。精度の問題は脇に置いて、人・訪問者が主体であるウェブサイトのアクセスログ解析と分けるという点が重要だと考えていますハイ。
ウェブビーコン型だと意図的に計測をしない限りデータがとれません。サーバログやパケットキャプチャ方式で初めて問題になります。今日のお題は「RSSフィードの計測ってどうよ?」という話です。
サーバログやパケットキャプチャ方式では非HTMLファイルの計測が普通にできます。RSSはもちろんPDF、画像、スタイルシートの呼び出しなどなど。問題になるのは「どれをどのように認識するか」だと思います。PDFは多くのブラウザで閲覧できるため、HTMLと似て非なるものとしてPVと同様に考えることにムリはないように思います(*注1)。問題はRSSフィードですよ。
「RSSのPVが増えて、サイト全体のPVとの割合が増加しています。それだけ閲覧されているということなのでうれしいです。」
というふうなコメントを聞いたことはありませんか? クライアントから聞く場合は、「あ、なるほど」と思います。勘違いするのは当然だからです。(解析担当が言ってはいけませんけど)。
まず、「RSSのPV」という点がひっかかります。正確にいうとヒット数ですが、解析ツールによってはPVという単位を使って表示しているかもしれません。解析ツールの仕様の確認が必要ですが、ヒット数とPV数は定義が違うので、仮にフィルタしていたとしてもちゃんと使い分けてほしいです、解析ツール側では。
そもそも、RSSのヒット数あるいはPV数と表示される数字を、ウェブサイトのHTMLのPV数と混ぜるなキケン!です。なぜなら、RSSの訪問主体(といっていいものかどうか)は多くはRSSリーダー、すなわちプログラムです。こいつらリーダーやブラウザのアドオンは一日に何回も巡回しやがるわけですよ。しかも、リーダーでぱらっと概要を読んで、サイトに訪問しない人も多くいるはずです。だからRSSフィードに対するアクセスの多さは素直に喜んではいけないのです。
前述のコメントに対しては、
「RSSのPVが増えた」=PVという認識でいいのか?ヒット数だとしても・・・(下に続く)
「サイト全体のPVとの割合が増加」=HTMLのPVと比較・混同してはいけない
「それだけ閲覧されている」=主体が人間ではない可能性が高いので閲覧されているとはいえない。
というツッコミができます。明らかにツッコミを入れるのではなく、ひとつひとつ解きほぐして説明したいものです。
なんでRSSの解析や効果測定が難しいのかは、下記記事でどうぞ。
Web担当者フォーラム:実はRSSフィードの解析や効果測定は非常に難しい。なぜだかわかるかい? http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2007/08/27/1822
2007年という古い記事ですが、RSSフィード解析の内容把握と理解の難しさは解消されていないように思います。解析ツールや解析のスクリプト、モジュールは結構あるのですが。
とはいえ、RSSは流入元としてまだ期待値が高いのも事実です。最近はFacebookやTwitterなどのソーシャルに押されがちですね、メディアが異なるので同列で考えてはいけませんけどね。
私の今のところの結論は下記の通りです。私ならこう理解していてこう説明して対応する、というだけで、もしかするとHTMLのPVと合算してもいい!増えるからいい!という見解もあるかもしれません。しかし、ユーザーという指標を考えると、PVの主体は人であり、計測においてはボット、プログラム類はできる限り除外すべきであり(注2)、ひとつのアクセスログ解析ツール上でRSSフィードのアクセス主体を識別、分類できない場合は加算すべきでない、というのが個人的な見解です。あと、指標について、数字の多寡だけで判断するのはどうかと常に思ってますし。
●RSSはHTMLのアクセスログ解析からは別計上する(でもこの項目は別に見られるようにしておく、でも別ツールとの数字の差異は追求しない、不毛だから)。
●RSSの効果測定は、そのような機能がオールインワンで解析ツールにない場合は外部サービス(例: FeedBurnerなど)を使って計測する。
但し、RSSフィードからのサイトへの流入がブログのように大きく全体に影響する、ということでなければ、ここまで労力をかけてもどうなん?という気がします。すべての事象を把握し解析するには一つの解析ツールでは不足しています。どこまでその範囲をひろげるかは、サイトの目的や方向性によります。今後ソーシャルで展開したいのに今更RSS?ってこともありますよね。
【注1】余談ですがGoogle analyticsでのPDFの計測
以前記事に書きましたのでどうぞ。http://kaisekiiroha.blogspot.jp/2013/05/gagapdf.html
ポイントは、イベントとして個別に計上したい場合はイベントトラッキング、サイト全体のPVと割合比較をしたいのならバーチャルページビューでいいんじゃないかと思います。ただしPDFの場合であって、RSSは混ぜるなキケンだと思ってます。
【注2】そうはいってもRSS計測ツールでボットを排除してないケースもあるようなので、完全に除外とはいきません。精度の問題は脇に置いて、人・訪問者が主体であるウェブサイトのアクセスログ解析と分けるという点が重要だと考えていますハイ。
2013年5月29日水曜日
【解析いろは10】ソーシャル解析という壁
今日のソーシャルに関する解析は、ウォール・マリアは突破しウォール・ローゼを超えようとして苦労しています(例えにもなってない)。今日のお題は「ソーシャル解析という壁」です。TwitterやFBを始めると集客できますよ、という誘い文句の行間に、たくさんの「やるべきこと」を含んでいるという認識がようやく浸透してきた今日この頃、みなさんはどのようにソーシャル解析と向き合っているでしょうか。
ウェブ解析の同士や、ポータルとFBを運用している人と話していると、「ソーシャルの指標をどのように見ればいいわからない」「効果がわかりにくい」「クライアントに伝わらない」という声を聞きます。実にそう思います。
あるソーシャル解析のレポートを読ませてもらう機会があったのですが、全然効果がわからなかった。すごい細かいしよく研究してあると思うのに。なんでかなあ、理解力ないなあ自分、と思って、初歩に戻ってFBインサイトの記事や本を読んでも、やっぱりわからない。わからないという意味は、定義はある程度理解しても自分がそのすごさを実感できてないってことに気づいたんですよ。あれ?これアクセスログ解析でもよくあるよね? ぱぁぁ(光が射した音)・・・てな感じでした。
なんで分からなかったのかというと記載しているエンゲージ数やいいね数の「多寡」の判断基準を私が知らないからだ、と。レポートを見るクライアント側が、こういう目的のためにこの項目のこういう指標を見る、この指標は多いほうが良いという理解の共有ができていればレポートは「当たり前の効果測定の結果を示している」といえると思います。さらに、ソーシャルにおいても指標は指標で、やっぱり目標設定が必要で、その目標の達成度を知るためには別のツール、手段も時には必要なんじゃないのかね、と思ったのでした。
FBページのインサイト機能では物足りない。では、別のソーシャル解析ツールを導入すれば効果測定が目に見えてわかるのかというと、そうではないと思うのです。
ソーシャル解析ツールもFBからデータをひっぱってきているわけですから、表示される指標を多様な表示や編集によって「分かりやすく」することはできますが、それと効果測定を結びつけるには「効果=目標設定」が必ず必要です。それはアクセスログ解析ツールも一緒だと思います。訪問数が多ければ多いほどいいという曖昧な理解と同様に、「いいね!」が多ければおおいほど「いい」という、この「いい」の部分を深堀りしていくと、多くの場合は「なんとなく」しかないってこと、ありませんか。それってクライアントが悪いんじゃないですよね。解析側が「いいね!は多いほうがいいから今回は効果がありました!」とレポート してそれが伝わらなかったら、「目標」に立ち帰って説明する必要があるのではないでしょうか。
と、エラソーにいう私もまだソーシャル解析は浅いため、今後実績を積んで、自分の中の曖昧なロジックを確かめていきたいです。
以下はソーシャルの指標の理解と計測についてすごく悩んだときに参考にした文献です。
<参考>
Web担:ソーシャルメディア戦略成功3つの法則/フォレスター・リサーチ
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/11/06/6635
記事は2009年のもので古いんですが、古さを感じないのは基本的なことが書いてあるからで、このときから、新しい効果測定の解析ロジックが出てないからじゃないでしょうか。
Web担:ソーシャルメディアは儲かるのか? 「無印良品とスターバックスが明かす活用の裏側と展望」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/07/13/13020
実例。 文中の『ソーシャルの結果が出ないという話や、プロモーションよりもエンゲージメントが大事という話はよく聞くが、我々のような小売業は商品を販売することが重要なので、エンゲージメント率などには頼らない。』に痺れましたw 効果測定においてエンゲージメントは万能の指標ではなく、各目的に応じて見るべきものということがいえるのではないでしょうか。エンゲージメントはフォレスターサーチの記事にもある通り、実は誰にも定義決めができないと思います。それを切りすてて、その企業の目的に見合った形でソーシャルを運用して成功したケースがこれですね。
しかし、その逆もあって、プライスレスでコンバージョンを測れない、信頼の醸成とかいったものについては指標にエンゲージメントを使い、年に1、2回、企業イメージ調査などをして確認することも手法のひとつと考えます。
というわけでー、私にソーシャル解析の案件をもっとください。
ウェブ解析の同士や、ポータルとFBを運用している人と話していると、「ソーシャルの指標をどのように見ればいいわからない」「効果がわかりにくい」「クライアントに伝わらない」という声を聞きます。実にそう思います。
あるソーシャル解析のレポートを読ませてもらう機会があったのですが、全然効果がわからなかった。すごい細かいしよく研究してあると思うのに。なんでかなあ、理解力ないなあ自分、と思って、初歩に戻ってFBインサイトの記事や本を読んでも、やっぱりわからない。わからないという意味は、定義はある程度理解しても自分がそのすごさを実感できてないってことに気づいたんですよ。あれ?これアクセスログ解析でもよくあるよね? ぱぁぁ(光が射した音)・・・てな感じでした。
なんで分からなかったのかというと記載しているエンゲージ数やいいね数の「多寡」の判断基準を私が知らないからだ、と。レポートを見るクライアント側が、こういう目的のためにこの項目のこういう指標を見る、この指標は多いほうが良いという理解の共有ができていればレポートは「当たり前の効果測定の結果を示している」といえると思います。さらに、ソーシャルにおいても指標は指標で、やっぱり目標設定が必要で、その目標の達成度を知るためには別のツール、手段も時には必要なんじゃないのかね、と思ったのでした。
FBページのインサイト機能では物足りない。では、別のソーシャル解析ツールを導入すれば効果測定が目に見えてわかるのかというと、そうではないと思うのです。
ソーシャル解析ツールもFBからデータをひっぱってきているわけですから、表示される指標を多様な表示や編集によって「分かりやすく」することはできますが、それと効果測定を結びつけるには「効果=目標設定」が必ず必要です。それはアクセスログ解析ツールも一緒だと思います。訪問数が多ければ多いほどいいという曖昧な理解と同様に、「いいね!」が多ければおおいほど「いい」という、この「いい」の部分を深堀りしていくと、多くの場合は「なんとなく」しかないってこと、ありませんか。それってクライアントが悪いんじゃないですよね。解析側が「いいね!は多いほうがいいから今回は効果がありました!」とレポート してそれが伝わらなかったら、「目標」に立ち帰って説明する必要があるのではないでしょうか。
と、エラソーにいう私もまだソーシャル解析は浅いため、今後実績を積んで、自分の中の曖昧なロジックを確かめていきたいです。
以下はソーシャルの指標の理解と計測についてすごく悩んだときに参考にした文献です。
<参考>
Web担:ソーシャルメディア戦略成功3つの法則/フォレスター・リサーチ
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/11/06/6635
記事は2009年のもので古いんですが、古さを感じないのは基本的なことが書いてあるからで、このときから、新しい効果測定の解析ロジックが出てないからじゃないでしょうか。
Web担:ソーシャルメディアは儲かるのか? 「無印良品とスターバックスが明かす活用の裏側と展望」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/07/13/13020
実例。 文中の『ソーシャルの結果が出ないという話や、プロモーションよりもエンゲージメントが大事という話はよく聞くが、我々のような小売業は商品を販売することが重要なので、エンゲージメント率などには頼らない。』に痺れましたw 効果測定においてエンゲージメントは万能の指標ではなく、各目的に応じて見るべきものということがいえるのではないでしょうか。エンゲージメントはフォレスターサーチの記事にもある通り、実は誰にも定義決めができないと思います。それを切りすてて、その企業の目的に見合った形でソーシャルを運用して成功したケースがこれですね。
しかし、その逆もあって、プライスレスでコンバージョンを測れない、信頼の醸成とかいったものについては指標にエンゲージメントを使い、年に1、2回、企業イメージ調査などをして確認することも手法のひとつと考えます。
というわけでー、私にソーシャル解析の案件をもっとください。
2013年5月24日金曜日
【解析いろは9】広告と解析のコンバージョン数が合わないんですが、なにか?
AdwordsやYahoo!リスティング等に広告を出すのは、もう当たり前のことですよね。で、これら広告側にもコンバージョン測定機能が付いてます。そして解析ツール側にも同様のコンバージョン設定を している場合なんかに広告とサイト解析ツールのコンバージョンやクリック数が合わない、というケースがよくあります。
クライアントや上司に「なんで数字合わないの?普通合うでしょコレ!?データとは数字とは神じゃないのムキー」と詰められた経験はありませんか。そしてその数字の齟齬がどうして生じるのか、とか、もう訳わかんなくて誤差の%を出して、大体これくらいの精度で合っていますなんて支離滅裂な対応をしたことがあるかもしれません。いいんです、誰もが通る道です。
なぜ差が出るのか、ということについては下記の記事が詳しいです。わかりやすいです。この「なぜ」を知っていると知らないとで世界と対応が違いますので、ぜひご覧ください。
マーケジン:「そもそも広告効果測定のために作られたツールではない」アクセス解析ツールの仕組みのキホンを押さえよう【アトリビューション編:第3回】
結論はツールが違う・定義が違う、コンバージョンやクリック数の計算方法が違う。ということです。 他には、計測タグの設定ミスなどによる計測モレもあります。
GoogleのAdwordsとGoogleアナリティクスは同じ会社のツールで計測するのだから必ずコンバージョン数なんかが一致してもよさそうなものですが、こちらも合わない場合があります。
Googleサポート:AdWords とアナリティクスでウェブサイトのデータに矛盾がある
大事なのは、効果測定ツールとウェブ解析ツールの数字は異なっていてもおかしくはない、という前提で考え、数字やデータを盲信しないことです。効果測定ツールだけではなくどの解析ツールでもいえることです。
じゃあ、一体広告効果はどこでどう見ればいいのよ?解析結果との矛盾をどう解消したらいいのよ?と思われるでしょう。
そもそも、違うツール間の数字の矛盾は(設定ミスを除いて)報告側でどうにかできるものではありません。広告効果測定についての報告はウェブ解析と分ける、のが私は正しいと思ってます。
ですから、広告からの集客が大きなウェイトを占めるサイトは、広告効果測定ツールを別にいれて、広告効果のみを個別に測定してもいいと思います。広告の効果測定ツールはそこに特化しているので、デバイス別だったり、メール、広告、ソーシャルなどのメディア別流入の切り替えがスムーズだったり小難しい設定が不要だったりして便利です。
お高い有料の解析ツールならそのあたりも充実しているかもしれませんが、私は実務で使ったことがないのでなんともいえません。使いたいなあ・・・誰か使わせてくんないかなあ。
次に、レポートの方法について。ウェブ解析の中に入れるから矛盾するのです。ウェブ解析ではこうでした。広告効果測定は別紙あるいは別表にて。という感じですね。ちゃんと分ける理由と、解析と広告効果測定ツールでの定義を事前に説明しておくことも大事です。ここが、知っていることと知らないことの差です。
クライアントや上司に「なんで数字合わないの?普通合うでしょコレ!?データとは数字とは神じゃないのムキー」と詰められた経験はありませんか。そしてその数字の齟齬がどうして生じるのか、とか、もう訳わかんなくて誤差の%を出して、大体これくらいの精度で合っていますなんて支離滅裂な対応をしたことがあるかもしれません。いいんです、誰もが通る道です。
なぜ差が出るのか、ということについては下記の記事が詳しいです。わかりやすいです。この「なぜ」を知っていると知らないとで世界と対応が違いますので、ぜひご覧ください。
マーケジン:「そもそも広告効果測定のために作られたツールではない」アクセス解析ツールの仕組みのキホンを押さえよう【アトリビューション編:第3回】
結論はツールが違う・定義が違う、コンバージョンやクリック数の計算方法が違う。ということです。 他には、計測タグの設定ミスなどによる計測モレもあります。
GoogleのAdwordsとGoogleアナリティクスは同じ会社のツールで計測するのだから必ずコンバージョン数なんかが一致してもよさそうなものですが、こちらも合わない場合があります。
Googleサポート:AdWords とアナリティクスでウェブサイトのデータに矛盾がある
大事なのは、効果測定ツールとウェブ解析ツールの数字は異なっていてもおかしくはない、という前提で考え、数字やデータを盲信しないことです。効果測定ツールだけではなくどの解析ツールでもいえることです。
じゃあ、一体広告効果はどこでどう見ればいいのよ?解析結果との矛盾をどう解消したらいいのよ?と思われるでしょう。
そもそも、違うツール間の数字の矛盾は(設定ミスを除いて)報告側でどうにかできるものではありません。広告効果測定についての報告はウェブ解析と分ける、のが私は正しいと思ってます。
ですから、広告からの集客が大きなウェイトを占めるサイトは、広告効果測定ツールを別にいれて、広告効果のみを個別に測定してもいいと思います。広告の効果測定ツールはそこに特化しているので、デバイス別だったり、メール、広告、ソーシャルなどのメディア別流入の切り替えがスムーズだったり小難しい設定が不要だったりして便利です。
お高い有料の解析ツールならそのあたりも充実しているかもしれませんが、私は実務で使ったことがないのでなんともいえません。使いたいなあ・・・誰か使わせてくんないかなあ。
次に、レポートの方法について。ウェブ解析の中に入れるから矛盾するのです。ウェブ解析ではこうでした。広告効果測定は別紙あるいは別表にて。という感じですね。ちゃんと分ける理由と、解析と広告効果測定ツールでの定義を事前に説明しておくことも大事です。ここが、知っていることと知らないことの差です。
2013年5月21日火曜日
【解析いろは8】どうしても他社と較べたいアナタへ
解析業務をやってると必ずといっていいほど聞かれることがあります。
「他の会社のデータはわかりますか? どうなんでしょうか? 業界平均はどのくらい?」
いやいやいやいや。業界平均なんざありませんよ。事業規模、社員数、ウェブサイトの目的、規模、投資額も違うのに数値だけで平均を出すことに意味はありません。
・・・なんて言うとガッカリした顔をされます。辛い。基本的にサービス精神旺盛だから。
業界平均なんて値があるのであれば私たちの仕事の労力の1/3くらいは省略され、他のことに力と時間を注ぐことができるかなぁ。なので、そういう統計学的なロジックが確立されることを期待していますし、実際、ビッグデータ時代ですからそう遠くない日に出るのではないかと思います。
なぜこのような要望が出るか。それは数値を見ても実感がない、達成感がない、わかりにくい。という心の声なのです。
アクセスログ解析というデータの特性上、相対的判断をするにあたって基準がないとこういうことになります。相対評価をしていると客観判断と合わなくなってくるのです。
アクセスログ解析は相対的にデータを解析するものですが、外に広く開いているメディアであり、ビジネスのワークフローの中でうまく回すには、やはり客観性が必要なんですね。
■インターネット視聴率調査
多くの場合、業務で得た情報は守秘義務に反するため公開できません。 ですが、類似のデータを提供する有償・無償のサービスはあります。
これは実際のアクセスログではありません。視聴率=外部からのあるサイトへの接触を調査したデータです。統計的なモニター調査ですから、実際のアクセスログとはかけ離れている可能性がある反面、ユーザー層や年齢、職業の詳細など、ログからは分からないことも分かったりもします。
◎有料の有名どころ
・ビデオリサーチインタラクティブ(http://www.videoi.co.jp/)
・ニールセン(http://www.netratings.co.jp/)
・マーケギア(http://mgear.jp/)
マーケギアはNTT系列(NTTデータキュビット)の視聴率調査のツール紹介サイトです。が、サイトがちょっと古いし更新がされてないようです。無料で見られる範囲もものすごい古いデータです。ビデオリサーチインタラクティブやニールセンは傾向の把握や知識としてホワイトペーパーを読んだりします。
◎無料の有名どころ
・Google アドプランナー(https://www.google.com/adplanner/)ログインが必要。
一時期消えてたような気がしたんですが、今は使えてますね。データがアメリカ中心のため日本のサイトデータはない場合が多いです。あと、調査基準がわかりません。本当にばっくりとこんなもんかな、と見るためのサイト。
その他の無料のツールについてはこちらのブログに詳しく書かれていたので参照させていただきました。(Ginza Metrics:競合他社のウェブサイトはどうなってるんだ? を簡単に調べる無料ツール3選+α)
私が個人的に使える・使いたいと思ったのは下記2種。
・ドンナメディア(http://donnamedia.shoeisha.jp/) →2013年6月にサービス終了となりました。惜しいことを・・・
・Similar Web(http://www.similarweb.com/)
Similar Webは海外企業のサービスですが、日本のサイトも出ます。すごく多機能です。すばらしい! でも共通しているのは大企業や大規模なサイトでないとそもそも情報がない、という点です。
ドンナメディアはマーケギアから情報提供を受けているNTT系列の会社です。一定範囲での無料リサーチ、情報提供はドンナメディアというハコでやってるようです。 マーケギアのサイトはあくまでもツール紹介でNTTデータキュビットはしっかりNTTフォーマットで、今年の更新もあります。マーケギアというツール(サービス)を売りたいのか売りたくないのか、わかんないですね。
余談ですが、サイトを見てると余計なお世話なことを推測します。更新状態を見たり、昔に作ったサイトを放置したり、新設したサテライトサイトを見て 「この企業はこういうことをやりたいのかな?このサービスはどうするのかな?」など。それが止まらなくなって親分サイトまで遡って企業方針やプレスリリー スを過去半年~1年くらい遡って読んだり。お金にはなりませんが、自分のためのいい勉強になります。これこそが、解析業務で必要な日常の作業なのかもしれ ません。
■利用上の注意
何度もいいますが、有料無料問わず、独自の調査データであって、実際のアクセスログデータではありません。
(1)業界の傾向を把握する
(2)参考程度に留める
データ、特に無料提供の分は調査母数が少なくて偏りが多いようです。データを見る前に、まず調査方法のページなどを確認してください。 有料サービスの場合は明示がありますし、教えてくれるはずです。
(3)レポートに記載する場合は引用を明記。
引用や転載の可、不可や引用時の表記は遵守すべし。
■絶対にやってはいけないこと。
これらの数値を判断基準にしない。あるデータを判断基準にしたくなる気持ちは分かるのですが。これは解析する側も、クライアント側も充分認識しておくべきです。
例えば、レポートでA社よりもPVやセッション数などの指標が多い、少ないという見方です。
なぜそういうことをしてしまうかというと、自社の指標を測る明確な基準(ゴール含め)がないからです。そこに数字やデータという言葉に対する迷信が加われば迷走するにきまってます。
アクセスログ解析を知らないほど、比較対象をほしがります。それは自社のアクセスログを理解していないからです。まずはアクセスログに対する基本的な理解と、自社の現状をしっかり認識すべきだと思います。
「他の会社のデータはわかりますか? どうなんでしょうか? 業界平均はどのくらい?」
いやいやいやいや。業界平均なんざありませんよ。事業規模、社員数、ウェブサイトの目的、規模、投資額も違うのに数値だけで平均を出すことに意味はありません。
・・・なんて言うとガッカリした顔をされます。辛い。基本的にサービス精神旺盛だから。
業界平均なんて値があるのであれば私たちの仕事の労力の1/3くらいは省略され、他のことに力と時間を注ぐことができるかなぁ。なので、そういう統計学的なロジックが確立されることを期待していますし、実際、ビッグデータ時代ですからそう遠くない日に出るのではないかと思います。
なぜこのような要望が出るか。それは数値を見ても実感がない、達成感がない、わかりにくい。という心の声なのです。
アクセスログ解析というデータの特性上、相対的判断をするにあたって基準がないとこういうことになります。相対評価をしていると客観判断と合わなくなってくるのです。
アクセスログ解析は相対的にデータを解析するものですが、外に広く開いているメディアであり、ビジネスのワークフローの中でうまく回すには、やはり客観性が必要なんですね。
■インターネット視聴率調査
多くの場合、業務で得た情報は守秘義務に反するため公開できません。 ですが、類似のデータを提供する有償・無償のサービスはあります。
これは実際のアクセスログではありません。視聴率=外部からのあるサイトへの接触を調査したデータです。統計的なモニター調査ですから、実際のアクセスログとはかけ離れている可能性がある反面、ユーザー層や年齢、職業の詳細など、ログからは分からないことも分かったりもします。
◎有料の有名どころ
・ビデオリサーチインタラクティブ(http://www.videoi.co.jp/)
・ニールセン(http://www.netratings.co.jp/)
・マーケギア(http://mgear.jp/)
マーケギアはNTT系列(NTTデータキュビット)の視聴率調査のツール紹介サイトです。が、サイトがちょっと古いし更新がされてないようです。無料で見られる範囲もものすごい古いデータです。ビデオリサーチインタラクティブやニールセンは傾向の把握や知識としてホワイトペーパーを読んだりします。
◎無料の有名どころ
・Google アドプランナー(https://www.google.com/adplanner/)ログインが必要。
一時期消えてたような気がしたんですが、今は使えてますね。データがアメリカ中心のため日本のサイトデータはない場合が多いです。あと、調査基準がわかりません。本当にばっくりとこんなもんかな、と見るためのサイト。
その他の無料のツールについてはこちらのブログに詳しく書かれていたので参照させていただきました。(Ginza Metrics:競合他社のウェブサイトはどうなってるんだ? を簡単に調べる無料ツール3選+α)
私が個人的に使える・使いたいと思ったのは下記2種。
・ドンナメディア(http://donnamedia.shoeisha.jp/) →2013年6月にサービス終了となりました。惜しいことを・・・
・Similar Web(http://www.similarweb.com/)
Similar Webは海外企業のサービスですが、日本のサイトも出ます。すごく多機能です。すばらしい! でも共通しているのは大企業や大規模なサイトでないとそもそも情報がない、という点です。
ドンナメディアはマーケギアから情報提供を受けているNTT系列の会社です。一定範囲での無料リサーチ、情報提供はドンナメディアというハコでやってるようです。 マーケギアのサイトはあくまでもツール紹介でNTTデータキュビットはしっかりNTTフォーマットで、今年の更新もあります。マーケギアというツール(サービス)を売りたいのか売りたくないのか、わかんないですね。
余談ですが、サイトを見てると余計なお世話なことを推測します。更新状態を見たり、昔に作ったサイトを放置したり、新設したサテライトサイトを見て 「この企業はこういうことをやりたいのかな?このサービスはどうするのかな?」など。それが止まらなくなって親分サイトまで遡って企業方針やプレスリリー スを過去半年~1年くらい遡って読んだり。お金にはなりませんが、自分のためのいい勉強になります。これこそが、解析業務で必要な日常の作業なのかもしれ ません。
■利用上の注意
何度もいいますが、有料無料問わず、独自の調査データであって、実際のアクセスログデータではありません。
(1)業界の傾向を把握する
(2)参考程度に留める
データ、特に無料提供の分は調査母数が少なくて偏りが多いようです。データを見る前に、まず調査方法のページなどを確認してください。 有料サービスの場合は明示がありますし、教えてくれるはずです。
(3)レポートに記載する場合は引用を明記。
引用や転載の可、不可や引用時の表記は遵守すべし。
■絶対にやってはいけないこと。
これらの数値を判断基準にしない。あるデータを判断基準にしたくなる気持ちは分かるのですが。これは解析する側も、クライアント側も充分認識しておくべきです。
例えば、レポートでA社よりもPVやセッション数などの指標が多い、少ないという見方です。
なぜそういうことをしてしまうかというと、自社の指標を測る明確な基準(ゴール含め)がないからです。そこに数字やデータという言葉に対する迷信が加われば迷走するにきまってます。
アクセスログ解析を知らないほど、比較対象をほしがります。それは自社のアクセスログを理解していないからです。まずはアクセスログに対する基本的な理解と、自社の現状をしっかり認識すべきだと思います。
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