12月に地味に実装されていたらしい、Facebookインサイトの新機能「競合ページ」。
比較対象にしたいFBページを登録し、週ごとの獲得したいいね数が表示されます。
条件は明記されていないのですが、ページへのいいね!が100以上でないと表示されてませんでした。(当社比ならぬ当管理Facebookページ比較。)ただ単に実装時期の違いなのかもしれません。そのうち分かる日がくるでしょう。
日々の運用のときのベンチマークに使えるくらいで、それ以上の深堀りはできません。
もちろん、リーチの母数を増やすのはとても重要です。ここの母数が少ないと、どれほど反応が良くても情報は広がりませんからね。
基本的にFBのリーチのエッジランクはエンゲージ重視というのなら、いっそ競合のリーチ数合計が分かれば、「ぬぬ、やるな!」と思えるのですが、いかがでしょう。
2014年1月9日木曜日
2013年10月22日火曜日
【PickUp】ソーシャルからコマースの系譜-PinterestからSumally、FANCY、そしてOrigamiへ
ソーシャルからコマースへの系譜 PinterestからSumally、FANCY、そしてOrigamiへ(前編)【Eコマースコンバージョンラボ】 2013/7/16 ソーシャルメディアマーケティングラボ より
Eコマースとソーシャルの接近やソーシャルコマースの事例があげられています。日本ではソーシャルコマースはまだ限定的で、あらゆる商品に適用できる方程式があるという状況ではないですが、こういう方法もあるんだなってことでピックアップしました。
日本発のサービスということでは「Origami」がユニークです。スマートフォン向けのソーシャル買い物アプリで、しかもiPhoneのみ。扱う商材はセレクトショップや百貨店などの、比較的高い価格帯の商品です。ターゲットがすごく限られてマーケットが狭い、と思うでしょう? でも個人的にはこれはおおいにアリだと思うんです。マーケ的に見ると、市場が狭いといいつつ最初から指向性の高いユーザーが入ってくるわけですから、有象無象の中から選別するよりずっと効率がいいと思うんですね。とはいえ、多くの商品はショップや他のモールでも買える場合が多く、価格と価値のバランスをどう取るかが「Origami」の課題になるのかなと思います。今後、OtoO機能や雑誌とのタイアップをする予定があるということなので、ちょっと楽しみなのですが、いかんせんiPhoneアプリ。当方、アンドロでございます…アンドロ対応アプリ作ってください。すごい機会損失だと思うんだけど。
「Pintarest」 は日本でも今後活用される可能性が高いのではないでしょうか。キュレーションサービスの分類なんでんすが、集めて構成した画像からeコマースへの誘導が出来ます。日本では楽天、サンリオなどが導入しているようですが、これが成果を出すのはまだ先という感じです。 スクラップブック好きな女子は惹かれるかもしれません。海外ではそれなりに結果が出ているようですが、日本でのユーザー数がどこまで伸びるか、というところにかかってくるでしょうか。
ところで、本題です。ええ、そうなんです。本日の隠れテーマは実は「Facebookでeソーシャルコマースやソーシャルギフトってどうなのよ」なんですね!(最初から書け)
Facebookのカートや決済機能が導入されますよ、というニュースからはや2年ほどでしょうか。現状、アプリではFacebook内決済機能が幾つか提供されていますが、日本での活用状況はというとちょっと香ばしい感じです。当方の記憶も導入するよ。導入した企業があるよ(http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2011/11/28/11621)。というニュースだけで停止していたため「日本でも今後広がるんじゃない?」とテキトーなことを言ったこともありましたが、その後調べてみると撤収・停止していたり・・・道理で、FBのセミナーに行ったときに商材として全く触れないわけだ。FBのソーシャルギフトも、物品よりデジタルの贈り物の選択が多いので、早々に物販は廃止になってます。
狭義のソーシャルコマース、ソーシャル内で商品の販売が決済まで完結するという定義をした場合、Facebookではソーシャルコマースは上手くいかない。
という説が闊歩するのもやむなしなのが現状です。
以前、セミナーで聞いたのですが、台湾におけるFacebookを参照元とするECサイトの流入割合は相当多いらしいです。しかし台湾でソーシャルコマースが活発かというとそういう話は聞かない。 EC系、販売系でのFBの活用というのは「ファンの獲得、ロイヤルカスタマーの育成」の場として利用することが現実的な利用方法のようです。
アトリビューション分析測定の方法がもう少し進めば、ユーザー行動におけるソーシャルの地位が再評価されると思います。あと、アメリカで効いても日本では効かないということもあります。ソーシャルの市場規模や成熟度もそうですが、商品購入に関するスタンス(ひいては国民性)の違いも関連していると思うのですがどうでしょうか。いつか、そのような違いを研究してみたいですね。
余談ですが、アメリカと日本の様々な違いを数字とかわいいイラストで示したコンテンツがあったので掲載します。元ネタのページはすでに存在しないようです。
http://matome.naver.jp/odai/2131407138973197201(NAVERまとめ)
よだれ出てるよ!
空想レベルの話ばかりで恐縮ですが、そのうちソーシャルで決済しようがECサイトで買おうが、問題にならなくなるんじゃないかと勝手に思っています。 最近うえっとなるほど見かける「オムニチャネル」というワード。どこで買う、というのが重要ではなく、ソーシャル、ネット、リアル店舗などあらゆる接点を駆使し、最終的にはどこでもいいので自社を選んでもらう、という考え方です。ストーカーみたいですね。私的な感想ですが、リタゲ広告すごくウザいです。あれは消えてよし!
次から次へと良くこんな考え方を捻り出せるよなあと感心しているのですが、それだけ消費社会が成熟しきって、熾烈な顧客争奪戦を繰り広げている危機感が強いということなんですね。
もっと極論をいうと、BtoCであれBtoBであれ、業態や商材に合ったとびきりのユーザーエクスペリエンスを深く考える必要があり、それを実現するためにはウェブ上での行動履歴だけじゃ全然足りなくて、業務に踏み込んで、リアル・ネットを問わない顧客の姿を掴むということが必要だ、と企画書を泣きながら書いてて思う今日このごろ。
2013年10月9日水曜日
【解析いろは26】Rでソーシャルリスニングをやってみた 2
Rでソーシャルリスニングをやってみた 1では解析前の設計とデータ取得、整形についての話でした。いよいよ分析に入ります。
と、その前に。ちょっとおさらいです。
<今回のトライの目的>
世の中には無料で使える、基本のレポート機能がついたツールやサービスがリリースされているのになんでわざわざRで、アナログ作業までして分析をやっているの? と思われるかもしれません。
①Rのトレーニング
②Rでテキストマイニング(ツィート内容に極力踏み込まず、できるだけ機械的に判断と処理をするトレーニング)
③アカウントとは無関係のソーシャルリスニングだから。
ツィート数とか日別動向とかインフルエンサーなんてお飾りですよ! アカウントに紐付かない純粋なクチコミを、テキスト内容に踏み込んで分析する!(ような感じだけどそこまで深くやってないよ!)これが今回のメインテーマであります。
実際に、Twitterアカウントを開設していないクライアントがリアルでキャンペーンを実施し、ツィッター上でどの程度話題になっているか知りたい、というオーダーを受けたことがあります。ソーシャルの公開記事は様々な情報、ウソもホントも詰め込まれた生の情報源なのです。
・データ形式 CSV
・データは、主体を 1=個人 2=関係者 3=セミナー・講座情報、ニュースサイト 4=bot に分類した「主体分類」、「ツィート内容」で構成
エクセルでも出来る作業ですが、練習のためRでデータを主体ごとに切り分けました。
<作業の流れ>
①Rを起動し、プラグインRcmdrを開く
RcmdrはRをGUI的に操作するプラグインです。でもほぼコマンド入力であることに変わりはありません。
②csvデータを読み込み、表示
③データを主体区分の数値別に切り分けて、新たにCSVで保存。今回使用したのは1のグループのデータと、2+3のグループのデータです。botはウザいから除外しました。
<作業の流れ>
①RMecabを起動して、(1)で作成したすべての発言データ・ グループ1のデータ・グループ2+3のデータを順次分析する。
②すべての発言の分類データを眺めて気になった点をメモる。
③メモを元にさらに比較用データの絞り込みや気になる単語を調べる。今回はクラスター分析はやりませんでした。今度時間があるときにやってみようと思います。
下のイメージは すべての発言データのRMecabでの分析結果の一部です。
Mecabは「形態素解析」で、意味の最小の単位で切り分け、分類してくれます。すごい!これは基本の解析関数の“RMeCabFreq()”を使っていますが、他にも様々な関数があるので用途に応じて使い分けをします。
切れてしまってますが、「ウェブ解析士」キーワードの絞り込みだから「ウェブ」「解析」「士」が当然頻出回数が多いです。これらのワードはどのグループでも必ず共通で登場するので検討対象からは除外してます。
吐き出されるデータは、行番号、形態素(最小の日本語)、品詞(大分類)、品詞(小分類)、出現回数(Freq)です。この関数のメリットは重複がなくカウントされ、テキスト内に登場している形態素が頻度という数値で把握、という点ですね。
まずは全部の分類をぼやーっと眺めて、なんとなく全体を把握。こんなことを考えてデータをいじってます。↓
・『個人グループとセミナー・関係者グループのツィートに差があるか>あると仮定>個人とセミ ナー・関係者の形態素の並び比較』
・『個人とセミナー・関係者の形態素の名詞・動詞・形容詞のみの並び比較』
・『個人グループの感情を拾ってみよう>個人グループデータの形容詞絞り込み』や『助動詞と形容詞の「ない」の否定のテキストのピックアップ』
いろんなことを多角的に見て、実施し、それからレポートにまとめていきます。これがクライアント向けの場合は、すべてを載せるのではなく、クライアントの知りたいことに即した形で、不要なデータを削っていきます。
がっつりグラフなんかも作ってレポート形式にしたのですが、余所様に関わることを一方的に調べただけなので、公開はしません。オチがなくてすいません。
以下、簡単に今回の分析結果の要旨です。
●計測期間内に運営主体のツィートが少ない。
●インフルエンサーは関係者グループの数名とボット。
●個人のツィート数は全ツィート数の約49%、半分近くあるけれどツィート内容を見ると解析士資格取得者やニュースサイトが含まれているので、純粋ないち個人のツィートの実数はもっと少ない。(分類方法をもっと精密にする必要がある)
●個人のツィートにつき助動詞及び形容詞の「ない」で否定語を調べたところ、強いネガティブ発言は見受けられなかった。
●関係者・セミナーグループでの頻出度が高い名詞は「講座」「認定」、個人では「データ」「講座」「資格」。部分的に被っているものの、個人グループでは「資格」が多いことから、取得対象としての資格や講座に興味があると推測する。
◎まとめ
個人のツィートにフォーカスしたところ、強いネガティブ・否定発言はないようです。形容詞分類でも、形容詞の否定「ない」を除いてネガティブイメージのある形容詞は「難しい」「高い」でした。(いずれも頻度が少ないため、それがすべてのユーザーの状態を示す形容詞であるとはいえません)。
今回はネガティブな発言はなかったものの、継続的にツィートを見て、ユーザーの疑問や資格に対する見方を把握していくことも重要かな、と思いました。
個人グループのツィートは、認定資格を取得していると思われるユーザー(資格既取得層)と資格に興味がある・これから受験する・勉強中といったユーザー(未取得層)の二つに分類できます。ツィッターで資格既取得層か、未取得層(潜在的ユーザーも含めて)のどこに・どのように情報を発信していくか運用設計を考えることも重要だと思います。
<反省>
当たり障りのない要旨になってしまいました。通常、レポートはクライアントの要求に応じて定義し、それに役立つように作成するものですから、相手がいないとどうしてもボヤけたレポートになってしまう、という点も収穫でした。今回の分析で分かったその他の課題は、
・ユーザー分類をどのように・いかに効率よくやって精度をあげるか
・ データの取得方法
・今回のテキストマイニングは形態素の数の把握だが、ユーザーと、重要形容詞や名詞との発言の相関のグラフ化や、 ツィート内容についてもっと突っ込んだ分析をしたい。
です。
言語の用法や言語の相関関係や傾向については実に素人的な所感です。当方、テキストマイニングの専門家でもなく、この分析は社会学のような学問の探究を目的としていません。でも、「ユーザーの本音の仮説を立てる」ということであればこの程度でもそれなりに役立つ情報になると思います。
分析に王道はあっても正道はない!(最近気に入ってる言葉らしい)
いろんな方法があっていいと思います。仮説が正しいかどうかはその後のアクションと検証が証明してくれます。
と、その前に。ちょっとおさらいです。
<今回のトライの目的>
世の中には無料で使える、基本のレポート機能がついたツールやサービスがリリースされているのになんでわざわざRで、アナログ作業までして分析をやっているの? と思われるかもしれません。
①Rのトレーニング
②Rでテキストマイニング(ツィート内容に極力踏み込まず、できるだけ機械的に判断と処理をするトレーニング)
③アカウントとは無関係のソーシャルリスニングだから。
ツィート数とか日別動向とかインフルエンサーなんてお飾りですよ! アカウントに紐付かない純粋なクチコミを、テキスト内容に踏み込んで分析する!(ような感じだけどそこまで深くやってないよ!)これが今回のメインテーマであります。
実際に、Twitterアカウントを開設していないクライアントがリアルでキャンペーンを実施し、ツィッター上でどの程度話題になっているか知りたい、というオーダーを受けたことがあります。ソーシャルの公開記事は様々な情報、ウソもホントも詰め込まれた生の情報源なのです。
(1) 分析作業1 Rでデータを分類、ソート
整形したデータは下記の通りです。・データ形式 CSV
・データは、主体を 1=個人 2=関係者 3=セミナー・講座情報、ニュースサイト 4=bot に分類した「主体分類」、「ツィート内容」で構成
エクセルでも出来る作業ですが、練習のためRでデータを主体ごとに切り分けました。
<作業の流れ>
①Rを起動し、プラグインRcmdrを開く
RcmdrはRをGUI的に操作するプラグインです。でもほぼコマンド入力であることに変わりはありません。
②csvデータを読み込み、表示
③データを主体区分の数値別に切り分けて、新たにCSVで保存。今回使用したのは1のグループのデータと、2+3のグループのデータです。botはウザいから除外しました。
(2) RMecabでテキストマイニング
RMecabはRのテキストマイニングのパッケージです。日本語の形態素解析エンジンの「MeCab」をRで操作するためのものです。ギャル語にはぁたいぉうしてるのかしらぁ? あとこのエンジンやパッケージはなんて読むのでしょうか。このエンジンの制作者さんのサイトには「めかぶ」の写真があるんですが…やっぱり「めかぶ」なんですかね。<作業の流れ>
①RMecabを起動して、(1)で作成したすべての発言データ・ グループ1のデータ・グループ2+3のデータを順次分析する。
②すべての発言の分類データを眺めて気になった点をメモる。
③メモを元にさらに比較用データの絞り込みや気になる単語を調べる。今回はクラスター分析はやりませんでした。今度時間があるときにやってみようと思います。
下のイメージは すべての発言データのRMecabでの分析結果の一部です。
Mecabは「形態素解析」で、意味の最小の単位で切り分け、分類してくれます。すごい!これは基本の解析関数の“RMeCabFreq()”を使っていますが、他にも様々な関数があるので用途に応じて使い分けをします。
切れてしまってますが、「ウェブ解析士」キーワードの絞り込みだから「ウェブ」「解析」「士」が当然頻出回数が多いです。これらのワードはどのグループでも必ず共通で登場するので検討対象からは除外してます。
吐き出されるデータは、行番号、形態素(最小の日本語)、品詞(大分類)、品詞(小分類)、出現回数(Freq)です。この関数のメリットは重複がなくカウントされ、テキスト内に登場している形態素が頻度という数値で把握、という点ですね。
まずは全部の分類をぼやーっと眺めて、なんとなく全体を把握。こんなことを考えてデータをいじってます。↓
・『個人グループとセミナー・関係者グループのツィートに差があるか>あると仮定>個人とセミ ナー・関係者の形態素の並び比較』
・『個人とセミナー・関係者の形態素の名詞・動詞・形容詞のみの並び比較』
・『個人グループの感情を拾ってみよう>個人グループデータの形容詞絞り込み』や『助動詞と形容詞の「ない」の否定のテキストのピックアップ』
(3) 分析とレポートはエクセルで
最も難関のテキストマイニングの処理はRで行い、詳細の分析はエクセル上でやりました。オートフィルタでちゃちゃと切り替えながら見ていきます。今回はデータをいろんなフィルタでソートしてぱらぱらと見て、気づきをメモって、後で再検討します。いつも大体そんな感じです。いろんなことを多角的に見て、実施し、それからレポートにまとめていきます。これがクライアント向けの場合は、すべてを載せるのではなく、クライアントの知りたいことに即した形で、不要なデータを削っていきます。
(4) 結果要旨
がっつりグラフなんかも作ってレポート形式にしたのですが、余所様に関わることを一方的に調べただけなので、公開はしません。オチがなくてすいません。
以下、簡単に今回の分析結果の要旨です。
●計測期間内に運営主体のツィートが少ない。
●インフルエンサーは関係者グループの数名とボット。
●個人のツィート数は全ツィート数の約49%、半分近くあるけれどツィート内容を見ると解析士資格取得者やニュースサイトが含まれているので、純粋ないち個人のツィートの実数はもっと少ない。(分類方法をもっと精密にする必要がある)
●個人のツィートにつき助動詞及び形容詞の「ない」で否定語を調べたところ、強いネガティブ発言は見受けられなかった。
●関係者・セミナーグループでの頻出度が高い名詞は「講座」「認定」、個人では「データ」「講座」「資格」。部分的に被っているものの、個人グループでは「資格」が多いことから、取得対象としての資格や講座に興味があると推測する。
◎まとめ
個人のツィートにフォーカスしたところ、強いネガティブ・否定発言はないようです。形容詞分類でも、形容詞の否定「ない」を除いてネガティブイメージのある形容詞は「難しい」「高い」でした。(いずれも頻度が少ないため、それがすべてのユーザーの状態を示す形容詞であるとはいえません)。
今回はネガティブな発言はなかったものの、継続的にツィートを見て、ユーザーの疑問や資格に対する見方を把握していくことも重要かな、と思いました。
個人グループのツィートは、認定資格を取得していると思われるユーザー(資格既取得層)と資格に興味がある・これから受験する・勉強中といったユーザー(未取得層)の二つに分類できます。ツィッターで資格既取得層か、未取得層(潜在的ユーザーも含めて)のどこに・どのように情報を発信していくか運用設計を考えることも重要だと思います。
<反省>
当たり障りのない要旨になってしまいました。通常、レポートはクライアントの要求に応じて定義し、それに役立つように作成するものですから、相手がいないとどうしてもボヤけたレポートになってしまう、という点も収穫でした。今回の分析で分かったその他の課題は、
・ユーザー分類をどのように・いかに効率よくやって精度をあげるか
・ データの取得方法
・今回のテキストマイニングは形態素の数の把握だが、ユーザーと、重要形容詞や名詞との発言の相関のグラフ化や、 ツィート内容についてもっと突っ込んだ分析をしたい。
です。
言語の用法や言語の相関関係や傾向については実に素人的な所感です。当方、テキストマイニングの専門家でもなく、この分析は社会学のような学問の探究を目的としていません。でも、「ユーザーの本音の仮説を立てる」ということであればこの程度でもそれなりに役立つ情報になると思います。
分析に王道はあっても正道はない!(最近気に入ってる言葉らしい)
いろんな方法があっていいと思います。仮説が正しいかどうかはその後のアクションと検証が証明してくれます。
2013年10月7日月曜日
【解析いろは25】Rでソーシャルリスニングをやってみた 1
トレーニングがてら、Rでツィッターのデータを元にソーシャルリスニング(ぽい何か)をやってみました。超適当ですが、解析ってこういうことをするんだな、という段取りや必要なことの確認ができました。
ビッグデータやデータサイエンティストがバズワードとなっていますが、ウェブ解析担当もアクセスログだけを分析するだけでは足りなくなってきています。それはすなわち、ウェブ解析=ユーザーの行動履歴の分析がより効果を求められるようになったからで、解析の意義と目的が浸透してきた証としてよろこぶべきことだと思います。
ビッグデータなんてウチの会社には無縁だよと思っているアナタ。今日、急に上司や社長から「今はユーザーの声に耳を傾けるソーシャルリスニングの時代。だから弊社の企業名がどんだけソーシャルでささやかれているか調べてくれ!」なんて無茶振りがあるかもしれません。昨日どこかのセミナーに行ってなんか聞いてきたんだな……なんて、死んだ魚のような目にならないでください。
時間と人力はある程度必要ですが、すごい分析ツールや他社サービスを導入する前に、やってみてはどうでしょうか。やってみれば意外と簡単です。ヘタレな私が言うのだから間違いない!
今回重要視したのは生のデータをいかに取得し分析するか、という段取りです。下記は一例であり、この方法がベターでもベストでもありません。ただ分析に必要な段取りは積んでいるつもりですので、参考になれば幸いです。
なお、今回収集したサンプルデータと分析は具体的な改善とかなんとかそういった事を一切念頭においてませんし、分析結果が「正解」ではありません。仮説とはいえないほどの想像あるいは妄想というご理解でお願いします。
◎準備するもの
・Rをインストールし使える状態にしておくこと。(必須)
・テキストマイニング用のプラグイン「MeCab」をインストールしておくこと(必須)
・参考書として「Rによるテキストマイニング入門」石田基広 著 (ほぼ必須)
・親しみやすいようにRcmdrというGUIプラグインを入れておくと(若干)効率アップするかもしれない。(気が向けば)
◎Rってなに?という方へ
無料のくせにすごく優秀なデータ解析ソフト。解析用途別のプラグインもたくさんある。
http://www.r-project.org/
人文科学系や医学系、理工学系の学部にいたら触ったことがあるかもしれないですね。当方、法学部出身ですが、法学って一番データ解析に遠い学問のような気がする……論理思考と解釈の学問なんですよね。言語とデータ処理における論理思考ってちょっと違うんですよね。今ものっそい苦労してます。言葉を解釈でねじ曲げることに慣れているもんだから、言葉でデータをねじ曲げたくなるとか。アカン…
調査目的:計測期間内のツィートの頻度とグループ:個人ユーザーのツィートの傾向について仮説を立てる
ソーシャル:Twitter
調査対象キーワード: ウェブ解析士
調査期間:13/9/2~13/10/2
キーワード決めは重要です。決めないと無限に対象が広がるからです。また、調査内容も決めておかないとひどい目に遭います。無限分析のループ。分析をするにあたっては「何を知りたい」「どのように調べるか」「範囲」を決めることがとっても重要です。
もし、初めてソーシャルの調査を行うのであれば、ソーシャルグラフやインタレストグラフを作成してユーザーとの関係を可視化するのもいいと思います。ソーシャルグラフ等の可視化はAPIを利用した無料のツールが結構あります。いいぞ、もっとやれ!
Twitter関係の概要調査なら「Topsy」(http://topsy.com/)をよく利用します。インフルエンサーや期間指定したキーワードの発言やレポートまでしてくれる便利なツールです。かつては日本語が弱いという話でしたが、今はかなり使えると思います。(Analyticsなどの機能をフルに使うにはメールアドレスなどの登録が必要です)。
ちなみに、今回のメインテーマ(であるはず)の『R』でTwitterのソーシャルグラフの作成が可能であるようです。(対象アカウントのパスワードが必要)
参考記事:ITmedia @IT 第5回 インターリュード: TwitterとR
Rで直接Twitterにアプローチしてデータをひっぱってくることも可能なようですが、アイパスなどの制約があるのでこれも今回はスルー。(おいぃ!)
公開されているデータを効率よく目的に合致した内容で取得するために、Topsyを使いました。
Topsyで検索キーワードで絞り込んで期間を指定して表示します。残念ながらCSVのダウンロード機能はないので、ユーザー、Tw日、Tw内容を手作業でピックアップしました。APIをカスタマイズすればらくらくなんでしょうけど、今回そんな余裕はない! (件数も少なかったし…)
クリーニングとは、例えば空欄や値が不正な場合(欠損値)★の処理をどうするかとか、不要なデータを削除するとか、分析しやすい形にデータを整える作業です。今回、欠損値はないのと、URLはRで絞り込みをするので放っておきました。
で、最終的にデータをCSV形式に収めます。
★この「欠損値」をどう扱うかが分析データでは重要なファクタなので、本当は真剣に考えないといけないのです。
(4) 解析設計をする
慣れていたり以前やったことのある分析データならば最初に検討しておくべきことですが、今回はお初のデータなので、ここで解析設計をしました。
まず適当に幾つかデータを拾って読んでみて、どんなツィートがあるのかばっくりと感じます。感じる、というのが、目的で、ここで深く読んでいくと分析の意味がありません。
どうやら、関係者や告知のツィートと個人の感想みたいな「感じ」に大きく分かれるようです。
じゃあ、ユーザーをグルーピングして発言の傾向を見よう。そして個人ユーザーに着目して、どのようなワードがよく使われているか、そこにグループ別の差はないかを調べよう、と決めました。
【設計】
1.ユーザーをセグメント分類する > (3) に戻って作業( bot、関係者、セミナー、個人を適当に分類。ルールは、ユーザー名やツィートに特定のワードが含まれているか否か。関係者はサイトをあらかじめ調べてピックアップしておき、分類 など)★
2.エクセルでの作業★
グラフなどのビジュアル化
概要のグラフ化と把握(日別動向、ユーザーセグメント別割合)
3.データの詳細な比較検討
3.Rでの作業
グループ毎に発言を分類
グループ毎に発言をテキストマイニングし、傾向を把握
長くなったので、Rで分析編はまた後日~。
★今回は発言数が多くないのと、明らかに関係者やセミナー告知が多かったので強引にユーザー分類をしました。普通はやってらんないので、インフルエンサーという分類が多いのだと思います。分類による比較軸があると分かりやすいのでいいですが、ケースによりますねこの方法。
★今回の作業のほとんどはエクセルで出来ますし、そのほうが早いです。一部、無理矢理Rでやったところもありますが、単純集計やグラフ化はエクセルでやっつけました。ツールに拘りを持つのではなく、目的達成のためにどの方法がいいのか、で決めるべきだと思います。
<MEMO>
これら過程の時間と工数をきちんと記録ておくことをおすすめします。できたら、他社サービスの価格も調べておきましょう。レポートと共に調査にかかるコスト概算も提出すれば、レポート作業と効果の費用の把握が容易になります。
Rでソーシャルリスニングをやってみた 2に続きます
ビッグデータやデータサイエンティストがバズワードとなっていますが、ウェブ解析担当もアクセスログだけを分析するだけでは足りなくなってきています。それはすなわち、ウェブ解析=ユーザーの行動履歴の分析がより効果を求められるようになったからで、解析の意義と目的が浸透してきた証としてよろこぶべきことだと思います。
ビッグデータなんてウチの会社には無縁だよと思っているアナタ。今日、急に上司や社長から「今はユーザーの声に耳を傾けるソーシャルリスニングの時代。だから弊社の企業名がどんだけソーシャルでささやかれているか調べてくれ!」なんて無茶振りがあるかもしれません。昨日どこかのセミナーに行ってなんか聞いてきたんだな……なんて、死んだ魚のような目にならないでください。
時間と人力はある程度必要ですが、すごい分析ツールや他社サービスを導入する前に、やってみてはどうでしょうか。やってみれば意外と簡単です。ヘタレな私が言うのだから間違いない!
今回重要視したのは生のデータをいかに取得し分析するか、という段取りです。下記は一例であり、この方法がベターでもベストでもありません。ただ分析に必要な段取りは積んでいるつもりですので、参考になれば幸いです。
なお、今回収集したサンプルデータと分析は具体的な改善とかなんとかそういった事を一切念頭においてませんし、分析結果が「正解」ではありません。仮説とはいえないほどの想像あるいは妄想というご理解でお願いします。
◎準備するもの
・Rをインストールし使える状態にしておくこと。(必須)
・テキストマイニング用のプラグイン「MeCab」をインストールしておくこと(必須)
・参考書として「Rによるテキストマイニング入門」石田基広 著 (ほぼ必須)
・親しみやすいようにRcmdrというGUIプラグインを入れておくと(若干)効率アップするかもしれない。(気が向けば)
◎Rってなに?という方へ
無料のくせにすごく優秀なデータ解析ソフト。解析用途別のプラグインもたくさんある。
http://www.r-project.org/
人文科学系や医学系、理工学系の学部にいたら触ったことがあるかもしれないですね。当方、法学部出身ですが、法学って一番データ解析に遠い学問のような気がする……論理思考と解釈の学問なんですよね。言語とデータ処理における論理思考ってちょっと違うんですよね。今ものっそい苦労してます。言葉を解釈でねじ曲げることに慣れているもんだから、言葉でデータをねじ曲げたくなるとか。アカン…
(1) 分析対象となるデータとその範囲を決める
調査内容:Twitter上でキーワード「ウェブ解析士」が期間内にどのくらいツィートされているかを計測し、ユーザーを分類してグループ毎にツィート内容にどのようなワードが頻出しているかを調べる。調査目的:計測期間内のツィートの頻度とグループ:個人ユーザーのツィートの傾向について仮説を立てる
ソーシャル:Twitter
調査対象キーワード: ウェブ解析士
調査期間:13/9/2~13/10/2
キーワード決めは重要です。決めないと無限に対象が広がるからです。また、調査内容も決めておかないとひどい目に遭います。無限分析のループ。分析をするにあたっては「何を知りたい」「どのように調べるか」「範囲」を決めることがとっても重要です。
もし、初めてソーシャルの調査を行うのであれば、ソーシャルグラフやインタレストグラフを作成してユーザーとの関係を可視化するのもいいと思います。ソーシャルグラフ等の可視化はAPIを利用した無料のツールが結構あります。いいぞ、もっとやれ!
Twitter関係の概要調査なら「Topsy」(http://topsy.com/)をよく利用します。インフルエンサーや期間指定したキーワードの発言やレポートまでしてくれる便利なツールです。かつては日本語が弱いという話でしたが、今はかなり使えると思います。(Analyticsなどの機能をフルに使うにはメールアドレスなどの登録が必要です)。
ちなみに、今回のメインテーマ(であるはず)の『R』でTwitterのソーシャルグラフの作成が可能であるようです。(対象アカウントのパスワードが必要)
参考記事:ITmedia @IT 第5回 インターリュード: TwitterとR
(2) データの取得方法を考える
アクセスログなら大体何らかの分析ツールを介しているので取得については基本的に悩まなくていいです。 ですが今回は自前で収集するのでちょっと考えなくちゃいけません。Rで直接Twitterにアプローチしてデータをひっぱってくることも可能なようですが、アイパスなどの制約があるのでこれも今回はスルー。(おいぃ!)
参考記事: ITmedia @IT 第5回 インターリュード: テキストマイニングの入門の入門
公開されているデータを効率よく目的に合致した内容で取得するために、Topsyを使いました。
(3) データの取得とクリーニング
Topsyで検索キーワードで絞り込んで期間を指定して表示します。残念ながらCSVのダウンロード機能はないので、ユーザー、Tw日、Tw内容を手作業でピックアップしました。APIをカスタマイズすればらくらくなんでしょうけど、今回そんな余裕はない! (件数も少なかったし…)
クリーニングとは、例えば空欄や値が不正な場合(欠損値)★の処理をどうするかとか、不要なデータを削除するとか、分析しやすい形にデータを整える作業です。今回、欠損値はないのと、URLはRで絞り込みをするので放っておきました。
で、最終的にデータをCSV形式に収めます。
★この「欠損値」をどう扱うかが分析データでは重要なファクタなので、本当は真剣に考えないといけないのです。
(4) 解析設計をする
慣れていたり以前やったことのある分析データならば最初に検討しておくべきことですが、今回はお初のデータなので、ここで解析設計をしました。
まず適当に幾つかデータを拾って読んでみて、どんなツィートがあるのかばっくりと感じます。感じる、というのが、目的で、ここで深く読んでいくと分析の意味がありません。
どうやら、関係者や告知のツィートと個人の感想みたいな「感じ」に大きく分かれるようです。
じゃあ、ユーザーをグルーピングして発言の傾向を見よう。そして個人ユーザーに着目して、どのようなワードがよく使われているか、そこにグループ別の差はないかを調べよう、と決めました。
【設計】
1.ユーザーをセグメント分類する > (3) に戻って作業( bot、関係者、セミナー、個人を適当に分類。ルールは、ユーザー名やツィートに特定のワードが含まれているか否か。関係者はサイトをあらかじめ調べてピックアップしておき、分類 など)★
2.エクセルでの作業★
グラフなどのビジュアル化
概要のグラフ化と把握(日別動向、ユーザーセグメント別割合)
3.データの詳細な比較検討
3.Rでの作業
グループ毎に発言を分類
グループ毎に発言をテキストマイニングし、傾向を把握
長くなったので、Rで分析編はまた後日~。
★今回は発言数が多くないのと、明らかに関係者やセミナー告知が多かったので強引にユーザー分類をしました。普通はやってらんないので、インフルエンサーという分類が多いのだと思います。分類による比較軸があると分かりやすいのでいいですが、ケースによりますねこの方法。
★今回の作業のほとんどはエクセルで出来ますし、そのほうが早いです。一部、無理矢理Rでやったところもありますが、単純集計やグラフ化はエクセルでやっつけました。ツールに拘りを持つのではなく、目的達成のためにどの方法がいいのか、で決めるべきだと思います。
<MEMO>
これら過程の時間と工数をきちんと記録ておくことをおすすめします。できたら、他社サービスの価格も調べておきましょう。レポートと共に調査にかかるコスト概算も提出すれば、レポート作業と効果の費用の把握が容易になります。
Rでソーシャルリスニングをやってみた 2に続きます
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2013年9月14日土曜日
【解析いろは22】Facebookの広告は使えるか?(リカバリー編)
先日とある勉強会でFacebook広告について聞かれて、ついネガティブな印象の反応をしてしまいました。スミマセン。できるだけ正確に答えようとして部分しか説明できていなかったので、ここでリカバリーしたいと思います。
自分が言いたかったのは、
「通常のウェブ広告と同じ集客効果を期待し、同じやり方をすると失望する」
ということです。
ファン数を増やして、コンテンツからリンクを張って本サイトに誘導する。その先の会員登録であったり商品購入のコンバージョン率はどうですか? もし本サイトへの直接の流入に較べてコンバージョン数やコンバージョン数が高いのならすばらしい!(奇跡だ!)ですが、外部サイトでのコンバージョンを目的とするとFacebookは即効性があんまりないと思ってます。海外ではこんな調査結果(参照元:ITメディアマーケティング Facebookのマーケティング効果を実感しているマーケターは37%――米調査結果発表)もあります。ま、しかし結論を急がないでください。
問い:Facebook広告は使えるのか?
答え:Facebookでの目的と「効果」を決め、エンゲージメントを高めるコンテンツと広告の方法の戦略をしっかり作れば効果が出る、はず。
まずは、広告の性質の違いに注目です。
Facebook広告とGoogle広告の効果の違い
参照:SEO Japan 13/1/16記事
グーグル広告は以下のように説明されています。
対して、Facebook広告はこんな風な説明です。
で、Facebook広告の特長については下記が端的に表していると思います。
じゃ、Facebookは何に使うのがよろしいのか、というと、これですよね。
●ブランディング
●ロイヤルティ向上(あるいはユーザーからの推奨のプラットフォーム)
前に「ロイヤルティリーダーに学ぶソーシャルメディア戦略」という本のレビューでも書きましたが、ブランディングやロイヤルティの計測は解析ツールだけでは難しいのも事実です。しかし本当に自社のブランディングや顧客ロイヤルティが成果に結びつくというステージに達しているのであれば、実施するべきだと思います。
例として、Twitterですが、ニッセンとファミマのKPI、KGI、LTVの簡単なレポート記事を引用します。
Twitterの公式アカウントのKPI、KGI、LTV分析
トライバルメディアハウス、ニッセンなど2社のTwitter公式アカウントのマーケティング効果を測定
KGIのブランド想起率、好意度、購入意向調査はアカウントのログ分析から出てきません。すべて別の調査です。
そんな調査、コストがないから出来ないんですけど! という反論もあるでしょう。確かに。ですので、出来ることとしては、KPIとその結果の間に何らかのつながりを仮定して見ていくことかな、と思います。マーケの第一歩でそこからスタートですよね。
いいね数を数多く集めることについて補足しておきます。
リーチの範囲はある数から減少します。これはコミュニケーションを目的とするソーシャルの性質上当然なことです。ファン数1万人~2.5万人でリーチは17.1%という調査結果があります。最大25000人が分水嶺になってるようですね。(情報元:ガイアックスメディアラボ http://gaiax-socialmedialab.jp/facebook/169 13/1/15記事)
まあしかし、リーチの裾野を広げるために、いいね数は大いに越したことはありません。
ですが、ですが。
前から色々いわれている「いいね!」を買ってファンを増やす問題があります。
また、ある程度のファン数を広告で獲得したからといって、それが質に結びつかないことは多々あります。広告をテキトーに全世界に向けて打ったらあら不思議。結構いいね数が集まるのです。でも、日本人向けに商品を売りたいのに、いいね!をしてくれたけど読んでもくれない、コメントもくれないような人って「ファン」といえますか? そりゃ効果でないでしょうよ、そこから自サイトに誘導しても。
今後はいっそういいね!数の重要性が下がってきて、エンゲージメント、親密度や重みといった「質」がより重視されると思います。というかそうなっています。
Facebookマーケティング FBページの8/30の記事に最新の事例が紹介されています。結果だけなので、どういう過程があったのか気になります。そのうち、セミナーとかで開設してもらいたいです。
Facebookマーケティング FBページ
事例概要(PDF) http://fbrep.com//SMB/Luxa.pdf
いわゆる成功例とされるケースのキーワードは「コミュニケーション 」です。GoogleとFacebook広告の違いを理解しつつ、ユーザーとコミュニケートしてブランド認知や取り扱うサービスや商品の良さを伝えることに集中することだと思います。
とすると、FBの活用はスモールビジネスにも向いていると思います。ただしブランド認知が低い場合は、最初はとにかく友人知人、取引先にも宣伝し、広告も出して「いいね!」を集めることが「スタートラインに立つ条件」と思います。
最後にどうでもいい話を。
自分は基本的にものすごく饒舌です。でも、聞かれたことに正確に答えたいあまりに余計な周辺情報をくっつけすぎて、結局何が言いたいのかわからない、伝えたいことが伝わらないことがママあります。猛省です。
別の機会に仕事の話をしていたら、その人も「状況や情報をまだ把握していない人にいっぺんに情報を出しすぎると『うぐっ』となるから最近は聞かれたことだけ小出しに伝えるようにしている」と聞いて納得。
自分が言いたかったのは、
「通常のウェブ広告と同じ集客効果を期待し、同じやり方をすると失望する」
ということです。
ファン数を増やして、コンテンツからリンクを張って本サイトに誘導する。その先の会員登録であったり商品購入のコンバージョン率はどうですか? もし本サイトへの直接の流入に較べてコンバージョン数やコンバージョン数が高いのならすばらしい!(奇跡だ!)ですが、外部サイトでのコンバージョンを目的とするとFacebookは即効性があんまりないと思ってます。海外ではこんな調査結果(参照元:ITメディアマーケティング Facebookのマーケティング効果を実感しているマーケターは37%――米調査結果発表)もあります。ま、しかし結論を急がないでください。
問い:Facebook広告は使えるのか?
答え:Facebookでの目的と「効果」を決め、エンゲージメントを高めるコンテンツと広告の方法の戦略をしっかり作れば効果が出る、はず。
まずは、広告の性質の違いに注目です。
Facebook広告とGoogle広告の効果の違い
参照:SEO Japan 13/1/16記事
グーグル広告は以下のように説明されています。
グーグルは目的地ではなくリソースである。ユーザーはグーグルを使って何かを見つけようとする。グーグルを利用する短い時間においても、複数の広告を提示する機会が存在する – まず、ユーザーが実施する有料検索広告はすぐに売買の価値をもたらす。
対して、Facebook広告はこんな風な説明です。
ユーザーをコアのサイトに留まらせることがフェイスブックの目標である。そのため、ユーザーをフェイスブックに留める機能の広範なインフラを用意しており (eメール、動画、メッセージ送受信等)、内向きの広告戦略はこの点を反映している。関心およびユーザー層のデータによるターゲティングは強力なツールで あり、ユーザーおよびスポンサーの双方において関連性の面で効果が見込めるものの、積極的にトラフィックをフェイスブックの外に向かわせ、ブランドのサイ トに導く行為には向いていない。
で、Facebook広告の特長については下記が端的に表していると思います。
フェイスブックは有料検索ではない。ディスプレイでもない。そして、その他のデジタルチャンネルとは異なり、ブランドのウェブサイトにトラフィックを直接送ることがフェイスブックの強みではない。とはいえ、日本でもフェイスブックエクスチェンジというリタゲ広告の取扱いが始まったようなので、だんだんと検索広告との区切りが薄れてくるかもしれません。
じゃ、Facebookは何に使うのがよろしいのか、というと、これですよね。
●ブランディング
●ロイヤルティ向上(あるいはユーザーからの推奨のプラットフォーム)
前に「ロイヤルティリーダーに学ぶソーシャルメディア戦略」という本のレビューでも書きましたが、ブランディングやロイヤルティの計測は解析ツールだけでは難しいのも事実です。しかし本当に自社のブランディングや顧客ロイヤルティが成果に結びつくというステージに達しているのであれば、実施するべきだと思います。
例として、Twitterですが、ニッセンとファミマのKPI、KGI、LTVの簡単なレポート記事を引用します。
Twitterの公式アカウントのKPI、KGI、LTV分析
トライバルメディアハウス、ニッセンなど2社のTwitter公式アカウントのマーケティング効果を測定
KGIのブランド想起率、好意度、購入意向調査はアカウントのログ分析から出てきません。すべて別の調査です。
そんな調査、コストがないから出来ないんですけど! という反論もあるでしょう。確かに。ですので、出来ることとしては、KPIとその結果の間に何らかのつながりを仮定して見ていくことかな、と思います。マーケの第一歩でそこからスタートですよね。
いいね数を数多く集めることについて補足しておきます。
リーチの範囲はある数から減少します。これはコミュニケーションを目的とするソーシャルの性質上当然なことです。ファン数1万人~2.5万人でリーチは17.1%という調査結果があります。最大25000人が分水嶺になってるようですね。(情報元:ガイアックスメディアラボ http://gaiax-socialmedialab.jp/facebook/169 13/1/15記事)
まあしかし、リーチの裾野を広げるために、いいね数は大いに越したことはありません。
ですが、ですが。
前から色々いわれている「いいね!」を買ってファンを増やす問題があります。
また、ある程度のファン数を広告で獲得したからといって、それが質に結びつかないことは多々あります。広告をテキトーに全世界に向けて打ったらあら不思議。結構いいね数が集まるのです。でも、日本人向けに商品を売りたいのに、いいね!をしてくれたけど読んでもくれない、コメントもくれないような人って「ファン」といえますか? そりゃ効果でないでしょうよ、そこから自サイトに誘導しても。
今後はいっそういいね!数の重要性が下がってきて、エンゲージメント、親密度や重みといった「質」がより重視されると思います。というかそうなっています。
Facebookマーケティング FBページの8/30の記事に最新の事例が紹介されています。結果だけなので、どういう過程があったのか気になります。そのうち、セミナーとかで開設してもらいたいです。
Facebookマーケティング FBページ
事例概要(PDF) http://fbrep.com//SMB/Luxa.pdf
いわゆる成功例とされるケースのキーワードは「コミュニケーション 」です。GoogleとFacebook広告の違いを理解しつつ、ユーザーとコミュニケートしてブランド認知や取り扱うサービスや商品の良さを伝えることに集中することだと思います。
とすると、FBの活用はスモールビジネスにも向いていると思います。ただしブランド認知が低い場合は、最初はとにかく友人知人、取引先にも宣伝し、広告も出して「いいね!」を集めることが「スタートラインに立つ条件」と思います。
最後にどうでもいい話を。
自分は基本的にものすごく饒舌です。でも、聞かれたことに正確に答えたいあまりに余計な周辺情報をくっつけすぎて、結局何が言いたいのかわからない、伝えたいことが伝わらないことがママあります。猛省です。
別の機会に仕事の話をしていたら、その人も「状況や情報をまだ把握していない人にいっぺんに情報を出しすぎると『うぐっ』となるから最近は聞かれたことだけ小出しに伝えるようにしている」と聞いて納得。
いっそ、海の底に棲む貝になりたいです。
2013年8月27日火曜日
【Books】ロイヤルティリーダーに学ぶソーシャルメディア戦略
タイトル:ロイヤルティリーダーに学ぶソーシャルメディア戦略-ロイヤルカスタマー進化論
著者:高見俊介
出版社:ファーストプレス
出版日:2011/3/25
おすすめ度:★★★
本書は従来型の顧客満足にソーシャルメディアの要素のひとつ「クチコミ(推奨)」を加味して考える、顧客像と指標NPS、それを用いた分析事例の本です。 ソーシャルメディアの企業活用の問題、ソーシャルメディア活用の重要性。NPSという顧客ロイヤルティ指標を用いた分析と業務改善というのがこの書籍の内 容です。ソーシャルマーケティング全体の流れやポイントを把握できるが、判断軸や結論がほぼすべて「NPSでは~」になっているのでそこはマスキングしないと使えないのですが、そうするとオチがないことになります。(なんだそりゃ)
出版は2011年ですが、現状も大きな変化はないように思います。その意味では内容が古びている感じはしません。「なう。」なマーケターが読んでも役立つと思います、半分程度は。なぜ半分かといいますと、NPSという指標の説明、それを使った実例と改善が全編にわたって基軸となっているからです。NPS自体はユニークで分かりやすい指標だと思いますが、いかんせん普遍化するには敷居が高い印象が否めません。というのも、日本では認定取得者がごく少なく(著者しかいないのでは?)、この指標の認知度が未だ高いとはいえません
ですので、この本はNPS部分はさておいて、ソーシャルマーケティングという視点で読むほうが分かりやすいし、そのほうがまだ役に立つと思います。じゃあソーシャルメディアマーケティングを理解するために買ってもいいかというと、今なら他にも本があるだろうからNPSやNPSの事例に興味がなければ買わなくていいです。
<目次>第1章 ソーシャルメディア時代のマーケティング
第2章 ソーシャルメディア時代の顧客セグメンテーション
第3章 ソーシャルメディア活用策(前編)
第4章 ソーシャルメディア活用策(後編)
第5章 ソーシャルメディア活用策の効果測定
第6章 ソーシャルメディア時代に求められる「真」の顧客中心
以下、記憶に残った点です。
◎ソーシャルの企業活用が迷走するのは、ソーシャルメディア利用の目的が明確でないから。
まあ、そうですよね。いや、目的はあることが多いのですよ、一応。企業認知度を上げたいとか、商品の売り上げにつなげたいとか。その目的に適しているのかどうか、達成可能性があるのかという検証や認知がないだけで。強いていうならソーシャルメディアにおけるKPIがない、というのが企業利用においては一番問題なのかも。
◎企業の顧客戦略の変化。顧客セグメンテーション
推奨意志があり、顧客収益性が高い人・・・天使
推奨意志はあるが顧客収益性は低い人・・・宣教師
推奨意志もなく顧客収益性が低い顧客(つまり企業や商品に不満を持っている)は反逆者。酷いww
顧客セグメンテーションをソーシャルという側面から再分類してプロモーション手法を変えるなど、面白いと思いました。顧客の心理に踏み込んだ調査で分析し、対応をそれぞれのグループで変えるといったことはこれまでのマーケティングでも常套手段でしょう。しかし、そういった煩雑な調査を「推奨意志」という軸でスコア化したことは評価していいと思います。わかりやすい指標と言われるわけです。
◎NPS(ネットプロモータースコア)
詳細はは下記を参照してください。
ウェブ担:用語集 NPS
調 査方法はいたってシンプルで指標として分かりやすいという利点がありますが、NPSはこの手法の提唱者及び会社に商標登録されています。勝手にテストだけ 流用して御社の顧客ロイヤルティを測りますとかなんとかやってると怒られると思います。(そのために認定者制度があるわけで)。これも、広まらない理由の 一つかなと思います。このテストだけで煩雑な顧客意識調査をせずに顧客ロイヤルティが測れる、という点では画期的ですが、精度やフィナンシャル指標との相関性については今も賛否両論です。今後の研究と実績次第ですね。
◎ソーシャルメディアの企業活用はCEOがキー
これはどこでも説かれますが、最も厚く高い壁ですよね。トップが旗を降ればそりゃ社員はやりやすいですよ。予算も付きますし。
日本でウェブへの投資の腰が重い理由はソーシャルメディア活用の効果が企業の経済効果と相関性があるというデータが今のところ明確なものがない、というのが大きいと思います(本書ではNPSだったら説明できるよと言ってるのですが、まあそれはさておいて)。しかし、私自身はソーシャルメディアの成熟が進むにつれて企業の活用の場も必ずある、と思ってます。
ソーシャルは中長期で運用、ROIでは効果測定するとおかしくなるとか不採算性だけ目に付くとか、分かるんですよ。分かってるんですよ。そのヒントを求めて本書を買ったのですが、問題提起だけで終わってしまったのが残念です。まあ、これらソーシャルの効果測定はみなさん、今現在、試行錯誤を重ねて進めています。大きな成功事例もよいのですが、大きな失敗と小さな成功事例の積み重ねがヒントになるのでは、と思っています。
著者:高見俊介
出版社:ファーストプレス
出版日:2011/3/25
おすすめ度:★★★
本書は従来型の顧客満足にソーシャルメディアの要素のひとつ「クチコミ(推奨)」を加味して考える、顧客像と指標NPS、それを用いた分析事例の本です。 ソーシャルメディアの企業活用の問題、ソーシャルメディア活用の重要性。NPSという顧客ロイヤルティ指標を用いた分析と業務改善というのがこの書籍の内 容です。ソーシャルマーケティング全体の流れやポイントを把握できるが、判断軸や結論がほぼすべて「NPSでは~」になっているのでそこはマスキングしないと使えないのですが、そうするとオチがないことになります。(なんだそりゃ)
出版は2011年ですが、現状も大きな変化はないように思います。その意味では内容が古びている感じはしません。「なう。」なマーケターが読んでも役立つと思います、半分程度は。なぜ半分かといいますと、NPSという指標の説明、それを使った実例と改善が全編にわたって基軸となっているからです。NPS自体はユニークで分かりやすい指標だと思いますが、いかんせん普遍化するには敷居が高い印象が否めません。というのも、日本では認定取得者がごく少なく(著者しかいないのでは?)、この指標の認知度が未だ高いとはいえません
ですので、この本はNPS部分はさておいて、ソーシャルマーケティングという視点で読むほうが分かりやすいし、そのほうがまだ役に立つと思います。じゃあソーシャルメディアマーケティングを理解するために買ってもいいかというと、今なら他にも本があるだろうからNPSやNPSの事例に興味がなければ買わなくていいです。
<目次>第1章 ソーシャルメディア時代のマーケティング
第2章 ソーシャルメディア時代の顧客セグメンテーション
第3章 ソーシャルメディア活用策(前編)
第4章 ソーシャルメディア活用策(後編)
第5章 ソーシャルメディア活用策の効果測定
第6章 ソーシャルメディア時代に求められる「真」の顧客中心
以下、記憶に残った点です。
◎ソーシャルの企業活用が迷走するのは、ソーシャルメディア利用の目的が明確でないから。
まあ、そうですよね。いや、目的はあることが多いのですよ、一応。企業認知度を上げたいとか、商品の売り上げにつなげたいとか。その目的に適しているのかどうか、達成可能性があるのかという検証や認知がないだけで。強いていうならソーシャルメディアにおけるKPIがない、というのが企業利用においては一番問題なのかも。
◎企業の顧客戦略の変化。顧客セグメンテーション
推奨意志があり、顧客収益性が高い人・・・天使
推奨意志はあるが顧客収益性は低い人・・・宣教師
推奨意志もなく顧客収益性が低い顧客(つまり企業や商品に不満を持っている)は反逆者。酷いww
顧客セグメンテーションをソーシャルという側面から再分類してプロモーション手法を変えるなど、面白いと思いました。顧客の心理に踏み込んだ調査で分析し、対応をそれぞれのグループで変えるといったことはこれまでのマーケティングでも常套手段でしょう。しかし、そういった煩雑な調査を「推奨意志」という軸でスコア化したことは評価していいと思います。わかりやすい指標と言われるわけです。
◎NPS(ネットプロモータースコア)
詳細はは下記を参照してください。
ウェブ担:用語集 NPS
調 査方法はいたってシンプルで指標として分かりやすいという利点がありますが、NPSはこの手法の提唱者及び会社に商標登録されています。勝手にテストだけ 流用して御社の顧客ロイヤルティを測りますとかなんとかやってると怒られると思います。(そのために認定者制度があるわけで)。これも、広まらない理由の 一つかなと思います。このテストだけで煩雑な顧客意識調査をせずに顧客ロイヤルティが測れる、という点では画期的ですが、精度やフィナンシャル指標との相関性については今も賛否両論です。今後の研究と実績次第ですね。
◎ソーシャルメディアの企業活用はCEOがキー
これはどこでも説かれますが、最も厚く高い壁ですよね。トップが旗を降ればそりゃ社員はやりやすいですよ。予算も付きますし。
日本でウェブへの投資の腰が重い理由はソーシャルメディア活用の効果が企業の経済効果と相関性があるというデータが今のところ明確なものがない、というのが大きいと思います(本書ではNPSだったら説明できるよと言ってるのですが、まあそれはさておいて)。しかし、私自身はソーシャルメディアの成熟が進むにつれて企業の活用の場も必ずある、と思ってます。
ソーシャルは中長期で運用、ROIでは効果測定するとおかしくなるとか不採算性だけ目に付くとか、分かるんですよ。分かってるんですよ。そのヒントを求めて本書を買ったのですが、問題提起だけで終わってしまったのが残念です。まあ、これらソーシャルの効果測定はみなさん、今現在、試行錯誤を重ねて進めています。大きな成功事例もよいのですが、大きな失敗と小さな成功事例の積み重ねがヒントになるのでは、と思っています。
2013年8月19日月曜日
【解析いろは20】ログ解析からウェブ解析への風
大人の夏休みも終わり、リフレッシュして、あるいは気怠くお仕事をしている人も多いと思います。長い休み明けのメール受信は、どうしてあれほど憂鬱なんでしょうね?
心機一転、今日は解析の風向きで感じたことをつらつら書いてますハイ。
<もくじ>
(1)ログ解析からウェブ解析への風
(2)GAの風向き
(3)今日のネタは明日実装されるかもしれない
心機一転、今日は解析の風向きで感じたことをつらつら書いてますハイ。
<もくじ>
(1)ログ解析からウェブ解析への風
(2)GAの風向き
(3)今日のネタは明日実装されるかもしれない
2013年8月13日火曜日
【解析いろは19】グランフロント大阪のイベントのバイラル効果を勝手に見てみる
お盆期間に入ったので閑散としていますね。今日から夏休みを、と思っていたらやり残したことがあったのでひっそり仕事をしています。
7月初頭に、当Facebookページの「解析のいろは」でニュースのみピックアップしたのですが、大阪の新名所・グランフロント大阪であるイベントがありました。「初音ミクinナレッジキャピタル」というイベントでございます(http://kc-i.jp/event/miku/)。7月12日時点では対応アプリがアンドロ用しかなかったのですが、iPhone用も間に合ったようですね。7/12のイベント開始直後はなかったので、後で追加されたのでしょう。
まあそんな訳で、ソーシャル代表としてTwitterでのバイラルはどんなもんだったか、ということをザックザクに粗くまとめました。
--------------------------------------------------------
利用した解析ツール:Topsy
計測期間:7/14~8/13(30日)
調査方法:「グランフロント+ミク」という最小のワードでのTweet数を検索。比較として「グランフロント」のみの検索結果を加える。「グランフロント」の検索結果には「グランフロント+ミク」も含まれている。
基準:数の多寡については目標値、客観的基準が不明のため期間内の1日平均、特定の日の平均を算出して比較・検討。
--------------------------------------------------------
<データ>
◎期間内ツィート数累計
【検索ワード】
グランフロント+ミク : 1,288 1日あたりの平均ツィート数 42.9 個
グランフロントのみ:37,871 1日あたりの平均ツィート数 1262.3個
◎最多ツィートの日 8/3のツィート数比較
【検索ワード】
グランフロント+ミク : 137
グランフロントのみ:1,454
<参考>
・ライブの特設ページのソーシャルリンク(Twitter)が共有された数:369
https://twitter.com/search?q=http%3A%2F%2Fkc-i.jp%2Fhatsuap%2F
・告知ページがTwitterでツィートされた数:71
(「イベント:初音ミク in ナレッジキャピタル」で検索)
【グラフA】
【グラフB】
<ばっくり考察>
◎期間内累計
計測期間内では1日あたり平均ツィート数1362個のうち、約3.4%がワード「ミク」を含むツィートでした。(但しこのワード「ミク」はイベントの初音ミクに限定されません。個人名等を含んでいる場合があります。というかありました)
◎最多ツィートの日(8/3)の動向
8/3にワード「ミク」を含むツィートが期間内で最多。一日あたり平均の約3.1倍であり、ワード「グランフロント」を含むツィート内での割合は9.4%と大幅に増加しています。
■8/3の外部要因
・8/3~8/7 初音ミクのライブ上映初日
◎わかったこと
単純に「グランフロント+ミク」ワードで、ライブ初日の8/3にツィートが3倍近く増加している点から、ライブへの関心やクチコミは、同時に開催さいていたミク絡みのイベントよりも高かったのでは?という仮説を立ててみる。あとは追加調査。(おいぃ!)
--------------------------------------------------------
本題はここからです。グラフや数字に誤魔化されてはいけません。
この結果はグランフロントで行われた初音ミク関連のイベントについてのごく一部の、断片的なデータです。
ワード「グランフロント」「ミク」を含まなくても、ライブのタイトル「夏祭初音鑑」や特設ページのURLを抽出すると、もっと「初音ミクに関連し、言及しているであろう」ツィート数は増えます。それらは含んでいないので、イベント全体のバイラル効果を見るにはデータが不足しています。ゆえに、調査方法と範囲、基準を明示してあらかじめ逃げの手を打っています。
ではこれが効果測定のやり方として間違っているかというとそうでもないと思うのです。どの範囲のデータで、どういう判断基準や方法をもって測定するかは解析する側が決めるべきことです。ただ、この一部のデータで全体のバイラル効果を推察するには根拠が乏しい。ですから数字については全く判断をせず事実だけ述べています。ずるい!
クライアントが期待する効果とは何か。それを測定するためにはどのような条件設定をすればよいか。
イベントの効果測定、特にソーシャルについて測定する場合は、あらかじめ測定条件とゴールを決めておく
ということが大事なんです。はい、すごく長い前置きでした。
でも、最小の手間でやったのですが、ヒントは得られますよね。8/3はなんだかツィートが多いぞ、と。ライブ上映初日だぞ、と。その前後にはテレビCMが流れていて、 大阪ではポスターが貼ってあって、当日にぴあやその他のメディアでツィートされているようだ。それに較べて、イベント開始当日や前後は動きが少ない。通常イベントの告知は十分だったのか?などなど。これらの疑問も、解析をする上ではとても重要だと思います。特にイベントに絡んだ効果測定は定点観測と異なり、明確な目的と訴求、その効果が必要なのですから。
また、 「グランフロント+ミク」の検索結果のツィート数がこれで多いのか、少ないのか、ということについては基準がないため全く判断ができません。従って、割合を見てみました。これでお分かりかと思いますが、
目標や基準設定されていないとイイも悪いも判断できない
のです。(そりゃ内部では設定されていると思いますが)。
ちなみに多分GA使ってますね、ログ取るのに。ソーシャルも見るんですかね。あーレポートが大変だぁ・・・
長い思考のお遊びにお付き合いくださりありがとうございました~。しかし、この過程こそが解析においてとても重要だと私は考えてます。
Topsyや、Yahoo!リアルタイム検索はタダで使えるツールです。ぜひ遊んでみてください。応用として、キャンペーン開始直後のバイラル動向だったり、イヤな話ですが炎上の有無の確認とか、そういったことにも使えますよね。
7月初頭に、当Facebookページの「解析のいろは」でニュースのみピックアップしたのですが、大阪の新名所・グランフロント大阪であるイベントがありました。「初音ミクinナレッジキャピタル」というイベントでございます(http://kc-i.jp/event/miku/)。7月12日時点では対応アプリがアンドロ用しかなかったのですが、iPhone用も間に合ったようですね。7/12のイベント開始直後はなかったので、後で追加されたのでしょう。
まあそんな訳で、ソーシャル代表としてTwitterでのバイラルはどんなもんだったか、ということをザックザクに粗くまとめました。
--------------------------------------------------------
利用した解析ツール:Topsy
計測期間:7/14~8/13(30日)
調査方法:「グランフロント+ミク」という最小のワードでのTweet数を検索。比較として「グランフロント」のみの検索結果を加える。「グランフロント」の検索結果には「グランフロント+ミク」も含まれている。
基準:数の多寡については目標値、客観的基準が不明のため期間内の1日平均、特定の日の平均を算出して比較・検討。
--------------------------------------------------------
<データ>
◎期間内ツィート数累計
【検索ワード】
グランフロント+ミク : 1,288 1日あたりの平均ツィート数 42.9 個
グランフロントのみ:37,871 1日あたりの平均ツィート数 1262.3個
◎最多ツィートの日 8/3のツィート数比較
【検索ワード】
グランフロント+ミク : 137
グランフロントのみ:1,454
<参考>
・ライブの特設ページのソーシャルリンク(Twitter)が共有された数:369
https://twitter.com/search?q=http%3A%2F%2Fkc-i.jp%2Fhatsuap%2F
・告知ページがTwitterでツィートされた数:71
(「イベント:初音ミク in ナレッジキャピタル」で検索)
【グラフA】
【グラフB】
<ばっくり考察>
◎期間内累計
計測期間内では1日あたり平均ツィート数1362個のうち、約3.4%がワード「ミク」を含むツィートでした。(但しこのワード「ミク」はイベントの初音ミクに限定されません。個人名等を含んでいる場合があります。というかありました)
◎最多ツィートの日(8/3)の動向
8/3にワード「ミク」を含むツィートが期間内で最多。一日あたり平均の約3.1倍であり、ワード「グランフロント」を含むツィート内での割合は9.4%と大幅に増加しています。
■8/3の外部要因
・8/3~8/7 初音ミクのライブ上映初日
◎わかったこと
単純に「グランフロント+ミク」ワードで、ライブ初日の8/3にツィートが3倍近く増加している点から、ライブへの関心やクチコミは、同時に開催さいていたミク絡みのイベントよりも高かったのでは?という仮説を立ててみる。あとは追加調査。(おいぃ!)
--------------------------------------------------------
本題はここからです。グラフや数字に誤魔化されてはいけません。
この結果はグランフロントで行われた初音ミク関連のイベントについてのごく一部の、断片的なデータです。
ワード「グランフロント」「ミク」を含まなくても、ライブのタイトル「夏祭初音鑑」や特設ページのURLを抽出すると、もっと「初音ミクに関連し、言及しているであろう」ツィート数は増えます。それらは含んでいないので、イベント全体のバイラル効果を見るにはデータが不足しています。ゆえに、調査方法と範囲、基準を明示してあらかじめ逃げの手を打っています。
ではこれが効果測定のやり方として間違っているかというとそうでもないと思うのです。どの範囲のデータで、どういう判断基準や方法をもって測定するかは解析する側が決めるべきことです。ただ、この一部のデータで全体のバイラル効果を推察するには根拠が乏しい。ですから数字については全く判断をせず事実だけ述べています。ずるい!
クライアントが期待する効果とは何か。それを測定するためにはどのような条件設定をすればよいか。
イベントの効果測定、特にソーシャルについて測定する場合は、あらかじめ測定条件とゴールを決めておく
ということが大事なんです。はい、すごく長い前置きでした。
でも、最小の手間でやったのですが、ヒントは得られますよね。8/3はなんだかツィートが多いぞ、と。ライブ上映初日だぞ、と。その前後にはテレビCMが流れていて、 大阪ではポスターが貼ってあって、当日にぴあやその他のメディアでツィートされているようだ。それに較べて、イベント開始当日や前後は動きが少ない。通常イベントの告知は十分だったのか?などなど。これらの疑問も、解析をする上ではとても重要だと思います。特にイベントに絡んだ効果測定は定点観測と異なり、明確な目的と訴求、その効果が必要なのですから。
また、 「グランフロント+ミク」の検索結果のツィート数がこれで多いのか、少ないのか、ということについては基準がないため全く判断ができません。従って、割合を見てみました。これでお分かりかと思いますが、
目標や基準設定されていないとイイも悪いも判断できない
のです。(そりゃ内部では設定されていると思いますが)。
ちなみに多分GA使ってますね、ログ取るのに。ソーシャルも見るんですかね。あーレポートが大変だぁ・・・
長い思考のお遊びにお付き合いくださりありがとうございました~。しかし、この過程こそが解析においてとても重要だと私は考えてます。
Topsyや、Yahoo!リアルタイム検索はタダで使えるツールです。ぜひ遊んでみてください。応用として、キャンペーン開始直後のバイラル動向だったり、イヤな話ですが炎上の有無の確認とか、そういったことにも使えますよね。
2013年8月2日金曜日
【解析いろは17】戦略的ソーシャル推進のために1:まずコレ読め。
実は、去年まではソーシャルメディアの企業活用というものに、個人的には懐疑的でした(ぉぃ)
マーケッターやリサーチャーが言うほどソーシャルメディアの「効果」というものに確信が持てなかったのです。しかし今年に入って、各所のホワイトペーパーや調査データを追っていくうちに、「あれ?なんかこれいいんじゃね? 将来性あるんじゃね?」と今更思うようになりました。
まず解析全般に言えることなんですが、効果測定の軸や指標、ゴール設定をするという認知がさほど高くないように思います。今年に入ってからなぜか急に解析に関するお尋ねが増えているのですが、まずアクセスログ解析の見方、ウェブの効果の測定についての基本の知識や考え方が、認知されていないあるいはアップデートされていないケースが圧倒的に多いように感じています。
・Facebookにせよ、Twitterにせよ、指標がさほど多くないこと
・どの解析ツールを使っても、元データはTwitterやFacebookが取得し、提供するデータであるという点(ただし解析データベースへデータをひっぱってくる設定やらでツールによって誤差は生じます)
という点で、ソーシャル解析というのは本来見やすいものだと思います。その反面、ソーシャルのコアである「エンゲージメント=ユーザーとの交流の深度」は数字では示しにくく、かつ、それを一つで測る、あるいは示す指標というのは今のところありません。だから最初にソーシャルのその企業なりユーザーなりのゴールを決め、KGI、KPIを決め、どういう形で測定していくか考える必要があるのですね。別にこれ、私の個人的な妄言というわけではありません。とあるリサーチデータでも、ソーシャルの企業活用において効果測定と満足度、その方法についてやるとやらないで差が出るというデータがあります。
ゴールなき指標(KPI)はただの数字である
極論ですが、そんな感じで考えておいたほうがいいかと思います。
で、本日は、これから社内、あるいはクライアントにソーシャルメディアを導入する際に、ちょっと役に立ちそうな資料をご紹介します。
MarkeZine http://go2.shoeisha.jp/c/ abnQajgwecgtslab
解説レポート:小売業者がソーシャルメディアで成功するために ベストプラクティスガイド(Adobe)
*無料。会員登録が必要です。
この資料に記載されているのはTipsではありません。ソーシャルメディアの測定に関する考え方です。営業上、あるいは社内で推進する場合、最初に結論ありき・結果ありきで進めることが多いかもしれませんが、ここに書いてあることは、関係者すべてが認識しておいがほうがいい、ありきたりで普遍的で、でも以外と認知されていない内容です。
実例も絡めて説明されており、かつ目標とそれに対する戦術という明確な筋道で書かれてます。「ソーシャルで儲けるために」的な本を買うよりこのドキュメントをさっと読んだほうがタメになると思います。15分程度で流し読みできます。
マーケッターやリサーチャーが言うほどソーシャルメディアの「効果」というものに確信が持てなかったのです。しかし今年に入って、各所のホワイトペーパーや調査データを追っていくうちに、「あれ?なんかこれいいんじゃね? 将来性あるんじゃね?」と今更思うようになりました。
まず解析全般に言えることなんですが、効果測定の軸や指標、ゴール設定をするという認知がさほど高くないように思います。今年に入ってからなぜか急に解析に関するお尋ねが増えているのですが、まずアクセスログ解析の見方、ウェブの効果の測定についての基本の知識や考え方が、認知されていないあるいはアップデートされていないケースが圧倒的に多いように感じています。
・Facebookにせよ、Twitterにせよ、指標がさほど多くないこと
・どの解析ツールを使っても、元データはTwitterやFacebookが取得し、提供するデータであるという点(ただし解析データベースへデータをひっぱってくる設定やらでツールによって誤差は生じます)
という点で、ソーシャル解析というのは本来見やすいものだと思います。その反面、ソーシャルのコアである「エンゲージメント=ユーザーとの交流の深度」は数字では示しにくく、かつ、それを一つで測る、あるいは示す指標というのは今のところありません。だから最初にソーシャルのその企業なりユーザーなりのゴールを決め、KGI、KPIを決め、どういう形で測定していくか考える必要があるのですね。別にこれ、私の個人的な妄言というわけではありません。とあるリサーチデータでも、ソーシャルの企業活用において効果測定と満足度、その方法についてやるとやらないで差が出るというデータがあります。
ゴールなき指標(KPI)はただの数字である
極論ですが、そんな感じで考えておいたほうがいいかと思います。
で、本日は、これから社内、あるいはクライアントにソーシャルメディアを導入する際に、ちょっと役に立ちそうな資料をご紹介します。
MarkeZine http://go2.shoeisha.jp/c/
解説レポート:小売業者がソーシャルメディアで成功するために ベストプラクティスガイド(Adobe)
*無料。会員登録が必要です。
この資料に記載されているのはTipsではありません。ソーシャルメディアの測定に関する考え方です。営業上、あるいは社内で推進する場合、最初に結論ありき・結果ありきで進めることが多いかもしれませんが、ここに書いてあることは、関係者すべてが認識しておいがほうがいい、ありきたりで普遍的で、でも以外と認知されていない内容です。
実例も絡めて説明されており、かつ目標とそれに対する戦術という明確な筋道で書かれてます。「ソーシャルで儲けるために」的な本を買うよりこのドキュメントをさっと読んだほうがタメになると思います。15分程度で流し読みできます。
2013年7月24日水曜日
【解析いろは16】新しいインサイト画面のご紹介
珍しく、解析Tipsのサイトっぽく新しい画面等をご紹介しようと思います。ちなみに当blogは解析Tipsやノウハウのサイトではありません。実務のスキマを埋める解析ネタ話のサイトです。
当方のインサイトもいつの間にか新しい画面が選択できるようになっていました。ちなみに一回だけ、旧インサイト画面に戻すことができますが、そうすると次に全てのユーザーのFBページがアップデートするまで新インサイト画面にもう一度戻すということができないようです。
◎概要
概要ページはいいね、リーチと、質を示す交流度(いいね!やコメントなどのユーザーの反応の内訳)に分けられて、主な指標が個別に、大きく数字で表示され、一目でわかりやすい思います。また、グレーの線でその前1週間がデフォルトで比較されるので増減の推移も把握できます。
以前は一つのグラフだったのですが、相関がぱっと見てわかるものの指標が「話題にしている人」と「合計リーチ」(+投稿数が円)だったため、そのグラフの意図がよくわからん、という感じでした。いや、リーチしている中で話題にしている人の数が極端に増減してしている場合は、その原因を確認しなくちゃいけませんが、通常ではほぼ同様の波形だと思うんですよね。
で、この下にページの投稿の概要リストがありますが、画像投稿の場合はサムネイルが表示されていてこちらも随分わかりやすくなったと思います。 (例の画像には含まれてませんが)
【FBインサイト新画面:概要ページ】

◎ページ
私の中ではここは「量の指標」の分類かなと思っています。いいね、リーチ、ページのアクセス数です。指数を個別にくっきり分類して、より分かりやすくしたなあという印象です。
平均値のベンチマークをオンマウスで表示が出来たりするんですよ。日次、週次の管理では便利ですよね。
【FBインサイト新画面:ページタブ 投稿のリーチ ベンチマークラインの表示】

◎投稿
コンテンツ管理ですね。ここで各投稿記事へのユーザー反応の指標「交流度」を見ることができます。リーチ(記事が届いた数)に対する反応率も出しやすいですね。どうせなら数字で出しておいてくれればいいのに!この「交流度」という指標は「
概要ページもそうですがサムネイルあるなしで「何の記事だっけ?」「これなんでいいね!が多いんだろ」というのが直感的に把握できます。当方は外部ブログへのリンク、外部リンクの紹介記事が結構多い、ということがわかります。だってFBでダラダラ長い記事掲載しても読みづらいし、メイワクでしょう。よく文章量が多すぎてしんどい、といわれます。
抜け作なもんでサンプルの画像にはないのですが、リーチの内訳が「ファン/ファン以外のリーチ」という分類表示ができるんです。これもコンテンツの質をあげていくために結構重要かなと思います。当方ではある記事でNot-Fanの数がファン数を上回っていたものが幾つかあります。その部分を検討すると、今後さらにリーチが広がるでしょうね。(やれよ!)
ここの「ファン以外のリーチ」というのは初出のワードのような気がしますが、文字通りファン以外の人へのリーチだとして、その定義がちょっと気になります。教えてFBの中の人。
【FBインサイト新画面:投稿タブ すべての投稿】

・ファンがオンラインにいる時間帯
「ページに「いいね!」しているユーザーのFacebook利用時間を知ることで、そのユーザーが目にしやすい時間に合わせて投稿をシェアすることができます。」ということで、投稿カテゴリのタブ切り替えになっています。本来はユーザーのカテゴリに入っているものかもしれませんが、実務での投稿管理を考えた場合、ファンが多い時間帯に投稿するというのは大切ですからここに入ったのだと勝手に推測しています。曜日別の平均(上)にオンマウスすると、下の時間帯別グラフ(全平均)に、曜日別の平均数(@1時間)の折れ線グラフが表示されています。
ただ、「最近一週間のデータ」らしいので、本気で曜日別、時間帯別の動向を把握しようと思ったら1~3か月で傾向をみたほうがいいような気がします。
あと、これまたサンプル画像がないですが(またか!)、このカテゴリには「ベスト投稿タイプ」の提案というか、傾向の算出もデータとともに示してくれているので分かりやすいですね。とくに多種の投稿タイプを利用しているユーザーには役立つと思います。
【FBインサイト新画面:投稿タブ ファンがオンラインにいる時間帯】

◎ユーザー
ユーザー属性を人口統計データと共に確認することができます。ターゲットとユーザーのずれがないか、以外なファン層の発見などに役立ちます。ちなみに「何らかのアクションを実行した人」は最低30人がページでアクションを実行した場合にのみ使えます。まあ、そりゃそうだ。
【FBインサイト新画面:ユーザータブ】

■まとめ
新しいインサイトでは毎日、週次の管理は、現場の人が見る限りにおいては前よりも分かりやすいのではないかと思います。
・投稿時間等がユーザー側の時間になったようです
・ところどころ英語が残ってる
・管理運営側をかなり配慮した構成になっている
・やっぱり1週間単位が基本
FBの運用ではこれがまあ基本単位かなと思います。
■余談
レポートは週間、月間、四半期、半期、通年で内容、構成、グラフの表示形式、コメント等、要素が異なります。レポートが期間によって利用目的が異なっているからです(そのはずです)。そのレポートが「何のために+誰のために必要なのか」を考えると、異なっていて然るべきです。
日々の運用PDCAにはインサイトでまあ結構足りているのですが、例えば、ちょっと上へのソーシャルの運用状況の報告(ベンチマークでの他社比較といった他の軸での評価、個別に目標が設定している場合はその達成率と課題)を出すこともあるでしょう。
その場合はエクセルで泣きながら資料を作ったり、別の解析ツールを活用するという方法もあります。
■余談その2 ソーシャルの指標について考えてみた(長いですよ!)
余談ですが、なぜFBを含めソーシャルの指標はなんだかわかりにくいように感じるのは、リーチがエンゲージメントというユーザーの交流の深さ、質の影響を受けるからなのでしょうかね。しかし、FBページに おいてはリーチは記事がファンに到達する範囲ということですから、ここでのリーチは「量の指標」と考えるべきではないかと。ま、ちょっと微妙なんですが、 私的にはページタブの中では量の指標という認識です。
それじゃあ「いいね!」はどうなるんだよ!あれだっていいね!て意思表示してるんだからユーザーの 反応だろ?と仰る向きもあろうかと思います。そこで、なぜ「いいね!」数が、昨今言われているように素直にエンゲージメントの指標にならないのか、なぜエンゲージメントを「リアルに」測ることが難しいのか(あるいは難しく考えすぎなのか)という話になると思います。
まず誤解があってはいけないのは、「いいね!」をエンゲージメント指標と評価してもいいのです。イヤならそもそも「いいね!」すらしませんしね。
指標をどう捉えて何に活用するかは解析する側、ひいてはクライアントの要望にどのように応えるかだと思います。
昨今「いいね!」数だけ見ていてもユーザーエンゲージメントのリアルな反映、あるいは数値とはいえないのではないか、という疑問の提議は、FBの仕様がリーチ率の算出とかけあわあせで、ファン全員に投稿記事がすべて届くわけではない、という点に起因しているからだと思います。
また、ソーシャルにおける「エンゲージメント」の意味を追求していくと、一回限りのいいね!ではなく、記事投稿ごとに対するリアクションで深度を測って いったほうがエンゲージメントのイメージに合うと思うのですよ。ゆえに、FBでは仕様で、ページに「いいね!」をしても100%すべての人に表示される わけでもなく、リーチ率という、エンゲージメント指標が影響する要素でふるいにかけています。
何が何だかわからない、FBで決めてくれたらいいのにと思うかもしれません。私もそうしてほしい(笑) 今回のリニューアルは、多分そういう意向とビジネス利用のためにかなり整理したのだと思います。
しかし、考えてみるとエンゲージメントの定義を何とするか、どの指標をKPIにするのかは、ひいてはFBページで何がしたいか、何を達成したいのかという目標に戻っていくような気がします。
あと、指標の質と量の分類はこれ人様々です。リーチ数がいい例ですね。いいね数もそうですね。ですから、自分の理解と解析のための軸を持つことも大事かなと思いました。
当方のインサイトもいつの間にか新しい画面が選択できるようになっていました。ちなみに一回だけ、旧インサイト画面に戻すことができますが、そうすると次に全てのユーザーのFBページがアップデートするまで新インサイト画面にもう一度戻すということができないようです。
◎概要
概要ページはいいね、リーチと、質を示す交流度(いいね!やコメントなどのユーザーの反応の内訳)に分けられて、主な指標が個別に、大きく数字で表示され、一目でわかりやすい思います。また、グレーの線でその前1週間がデフォルトで比較されるので増減の推移も把握できます。
以前は一つのグラフだったのですが、相関がぱっと見てわかるものの指標が「話題にしている人」と「合計リーチ」(+投稿数が円)だったため、そのグラフの意図がよくわからん、という感じでした。いや、リーチしている中で話題にしている人の数が極端に増減してしている場合は、その原因を確認しなくちゃいけませんが、通常ではほぼ同様の波形だと思うんですよね。
で、この下にページの投稿の概要リストがありますが、画像投稿の場合はサムネイルが表示されていてこちらも随分わかりやすくなったと思います。 (例の画像には含まれてませんが)
【FBインサイト新画面:概要ページ】

私の中ではここは「量の指標」の分類かなと思っています。いいね、リーチ、ページのアクセス数です。指数を個別にくっきり分類して、より分かりやすくしたなあという印象です。
平均値のベンチマークをオンマウスで表示が出来たりするんですよ。日次、週次の管理では便利ですよね。
【FBインサイト新画面:ページタブ 投稿のリーチ ベンチマークラインの表示】

◎投稿
コンテンツ管理ですね。ここで各投稿記事へのユーザー反応の指標「交流度」を見ることができます。リーチ(記事が届いた数)に対する反応率も出しやすいですね。どうせなら数字で出しておいてくれればいいのに!この「交流度」という指標は「
概要ページもそうですがサムネイルあるなしで「何の記事だっけ?」「これなんでいいね!が多いんだろ」というのが直感的に把握できます。当方は外部ブログへのリンク、外部リンクの紹介記事が結構多い、ということがわかります。だってFBでダラダラ長い記事掲載しても読みづらいし、メイワクでしょう。よく文章量が多すぎてしんどい、といわれます。
抜け作なもんでサンプルの画像にはないのですが、リーチの内訳が「ファン/ファン以外のリーチ」という分類表示ができるんです。これもコンテンツの質をあげていくために結構重要かなと思います。当方ではある記事でNot-Fanの数がファン数を上回っていたものが幾つかあります。その部分を検討すると、今後さらにリーチが広がるでしょうね。(やれよ!)
ここの「ファン以外のリーチ」というのは初出のワードのような気がしますが、文字通りファン以外の人へのリーチだとして、その定義がちょっと気になります。教えてFBの中の人。
【FBインサイト新画面:投稿タブ すべての投稿】

・ファンがオンラインにいる時間帯
「ページに「いいね!」しているユーザーのFacebook利用時間を知ることで、そのユーザーが目にしやすい時間に合わせて投稿をシェアすることができます。」ということで、投稿カテゴリのタブ切り替えになっています。本来はユーザーのカテゴリに入っているものかもしれませんが、実務での投稿管理を考えた場合、ファンが多い時間帯に投稿するというのは大切ですからここに入ったのだと勝手に推測しています。曜日別の平均(上)にオンマウスすると、下の時間帯別グラフ(全平均)に、曜日別の平均数(@1時間)の折れ線グラフが表示されています。
ただ、「最近一週間のデータ」らしいので、本気で曜日別、時間帯別の動向を把握しようと思ったら1~3か月で傾向をみたほうがいいような気がします。
あと、これまたサンプル画像がないですが(またか!)、このカテゴリには「ベスト投稿タイプ」の提案というか、傾向の算出もデータとともに示してくれているので分かりやすいですね。とくに多種の投稿タイプを利用しているユーザーには役立つと思います。
【FBインサイト新画面:投稿タブ ファンがオンラインにいる時間帯】

◎ユーザー
ユーザー属性を人口統計データと共に確認することができます。ターゲットとユーザーのずれがないか、以外なファン層の発見などに役立ちます。ちなみに「何らかのアクションを実行した人」は最低30人がページでアクションを実行した場合にのみ使えます。まあ、そりゃそうだ。
【FBインサイト新画面:ユーザータブ】

■まとめ
新しいインサイトでは毎日、週次の管理は、現場の人が見る限りにおいては前よりも分かりやすいのではないかと思います。
・投稿時間等がユーザー側の時間になったようです
・ところどころ英語が残ってる
・管理運営側をかなり配慮した構成になっている
・やっぱり1週間単位が基本
FBの運用ではこれがまあ基本単位かなと思います。
■余談
レポートは週間、月間、四半期、半期、通年で内容、構成、グラフの表示形式、コメント等、要素が異なります。レポートが期間によって利用目的が異なっているからです(そのはずです)。そのレポートが「何のために+誰のために必要なのか」を考えると、異なっていて然るべきです。
日々の運用PDCAにはインサイトでまあ結構足りているのですが、例えば、ちょっと上へのソーシャルの運用状況の報告(ベンチマークでの他社比較といった他の軸での評価、個別に目標が設定している場合はその達成率と課題)を出すこともあるでしょう。
その場合はエクセルで泣きながら資料を作ったり、別の解析ツールを活用するという方法もあります。
■余談その2 ソーシャルの指標について考えてみた(長いですよ!)
余談ですが、なぜFBを含めソーシャルの指標はなんだかわかりにくいように感じるのは、リーチがエンゲージメントというユーザーの交流の深さ、質の影響を受けるからなのでしょうかね。しかし、FBページに おいてはリーチは記事がファンに到達する範囲ということですから、ここでのリーチは「量の指標」と考えるべきではないかと。ま、ちょっと微妙なんですが、 私的にはページタブの中では量の指標という認識です。
それじゃあ「いいね!」はどうなるんだよ!あれだっていいね!て意思表示してるんだからユーザーの 反応だろ?と仰る向きもあろうかと思います。そこで、なぜ「いいね!」数が、昨今言われているように素直にエンゲージメントの指標にならないのか、なぜエンゲージメントを「リアルに」測ることが難しいのか(あるいは難しく考えすぎなのか)という話になると思います。
まず誤解があってはいけないのは、「いいね!」をエンゲージメント指標と評価してもいいのです。イヤならそもそも「いいね!」すらしませんしね。
指標をどう捉えて何に活用するかは解析する側、ひいてはクライアントの要望にどのように応えるかだと思います。
昨今「いいね!」数だけ見ていてもユーザーエンゲージメントのリアルな反映、あるいは数値とはいえないのではないか、という疑問の提議は、FBの仕様がリーチ率の算出とかけあわあせで、ファン全員に投稿記事がすべて届くわけではない、という点に起因しているからだと思います。
また、ソーシャルにおける「エンゲージメント」の意味を追求していくと、一回限りのいいね!ではなく、記事投稿ごとに対するリアクションで深度を測って いったほうがエンゲージメントのイメージに合うと思うのですよ。ゆえに、FBでは仕様で、ページに「いいね!」をしても100%すべての人に表示される わけでもなく、リーチ率という、エンゲージメント指標が影響する要素でふるいにかけています。
何が何だかわからない、FBで決めてくれたらいいのにと思うかもしれません。私もそうしてほしい(笑) 今回のリニューアルは、多分そういう意向とビジネス利用のためにかなり整理したのだと思います。
しかし、考えてみるとエンゲージメントの定義を何とするか、どの指標をKPIにするのかは、ひいてはFBページで何がしたいか、何を達成したいのかという目標に戻っていくような気がします。
あと、指標の質と量の分類はこれ人様々です。リーチ数がいい例ですね。いいね数もそうですね。ですから、自分の理解と解析のための軸を持つことも大事かなと思いました。
2013年6月28日金曜日
【解析いろは14】解析(または運用)の定番と逆転のセオリー
今回のテーマはセミナー…ではなく解析(または運用)におけるセオリーとは、がテーマです。
先日、 大阪で開催されたFacebookのセミナー「Find us in Japan」に行ってきました。Facebookページ作成の基礎講座あり、運用の話あり、広告の話あり、企業におけるFacebook活用の座談会ありで構成バランスは良かったです。参加者は広告代理店や制作会社の他、FBを活用したいという企業の人たちも来ていたようです。もともとスモールビジネス向けに集客して講演内容を最適化しているので、テクニカルな面では食い足りない面はありました。メインターゲットに合わせるなら、「スモールビジネスでの活用」「導入について」「インサイトの初歩の見方」等を強化すべきだろうな、とぼんやり思いました(余計なお世話)。
セミナーは、こと無料の場合は主催側の明確な意図と実施メリットを想定しているわけですから、それを了解した上で、興味があることを取捨選択し、聞き耳をたてておくと有意義かと思います。
運用の講演は知識の補足になりました。運用は日々のデータ解析と並行しながら行います。解析というほどこってりしてないけど、データチェックは運用の一環です。 そこでは解析と運用が不可分なわけです。
ソーシャルでも、アクセスログ解析と同様に定量と定性を計る指標があり、目標を決めた上でどの指標を見て達成したり、下げたりする施策を実行していきます。
Facebookのコンテンツに対する評価は、コンテンツをカテゴライズして対する反応率を見てカテゴリ別の評価をし、それをもって量を獲得したり質を高めたりする施策を考える・・・のがひとつのセオリーかと思います。わかりやすいですし施策効果も数字で提示しやすいですものね。この欠点は、中期的に見てコンテンツごとの評価の精度を上げること(つまり一過性でない法則、パターンを見出すこと)、それには相応のマンパワーがいる、ということだと思います。
座談会では売上げ規模や知名度ではスモールとは言い難い企業様方の、実際の運用の苦労やメリットの話で、非常に興味深かったです。その中でも、かなり興味深い運用事例がありました。詳細やデータ的な話はほぼなかったのですが、指標は「いいね!」の数。ファンの獲得が目標のようでした。 その企業さんがなにをしたかというと、すごく単純なことでした。
●記事を最低1つ、ほぼ毎日投稿する
●Facebook広告を利用する(スポンサード広告だったかと)
です。シンプル。さらに先程の運用の話であったコンテンツ毎の数字の解析はほとんどされていないとのこと。マンパワーが少ないこともあって検証の時間がない。ゆえに「出来ることを最大活用し、不足は資金(広告予算)で補う」方法になったわけです。
また、こちらの運用チームの中ではリーチする、反応がいいアンパイなコンテンツをがっつり把握できている点が最大の利点ですね。ああ、このヘンの話をもっとお聞きしたかった・・・今度インタビュー、いや研究させてくれませんかねぇ……
基本的には指標の数字を見てチューニングするのが定番のセオリーであるのですが、状況と目標によってはもっとシンプルにしてもある程度効果は得られる、ということもあります。セオリー通りにしようとすると、最初に予算を積んでいかねばなりません。効果は早い段階で得られやすいかもですが、最初から予算やマンパワーを割り当ててソーシャルに算入する企業はそう多くない、というのが非常に良くあります。ですので、逆転のセオリーとして、最初はこのケースのように 「出来ることを最大活用し、不足は資金(広告予算)で補う」方法を提案することもアリだなと。これが座談会で得た教訓でした。どういう形であれ、最初に効果が出たらヤル気が出るし、見せ効果として次のステップに進めやすいですものね。
今後、この企業さんに必要なことは、やはり時々数字の確認をすることだと思います。今の方法でのファンの獲得数や増加率をグラフ化してみるとよいかと思います。ある時点から急速に鈍化しているようであればこの方法だけでは行き詰まる時が遠くないと思います。ピンポイントで新たなタイプのコンテンツ投入をし、コンテンツバリエーションを増やすのも手かと思います。
蛇足ですが、座談会では深掘りされていないので(当たり前か)、上記の件で勝手に勝利条件を考えてみました。
◎企業及び商材のターゲット層が明確
◎(広告)予算がそれなりにある
◎運用の自由度が高い
◎すでにある程度のファン数を獲得している
◎運用チームが自社のことを良く理解し、かつ、かなり好き。(かどうは知りませんがそんな気配)
◎作成する記事がユーザーに高い確率で訴求する・伝わる
◎作成する記事にバリエーションが多くない(商材とか店舗案内とか)
こんな感じ。
セオリーではないけれど、企業がソーシャルで成功するために必要な条件がそこはかとなく見え隠れしてませんか? ほぼそれらをクリアできている前出の事例は相当恵まれていると思います。多くは上司や会社のソーシャルに対する共通認識や理解がなかなか得られず、広告予算もあまりなく、部署間での色々なしがらみがある。その壁を突破するには、担当者さんの努力の積み重ねと継続である、ということが今回の座談会での、あまり目立たないけれども確かな答えなのかもしれません。
説得するには効果を書類に、数字にする必要があるかと思います。解析が担当者さんの心強い味方になるようなレポートを作りたいです。はい。きれいに解析オチがつきました。
先日、 大阪で開催されたFacebookのセミナー「Find us in Japan」に行ってきました。Facebookページ作成の基礎講座あり、運用の話あり、広告の話あり、企業におけるFacebook活用の座談会ありで構成バランスは良かったです。参加者は広告代理店や制作会社の他、FBを活用したいという企業の人たちも来ていたようです。もともとスモールビジネス向けに集客して講演内容を最適化しているので、テクニカルな面では食い足りない面はありました。メインターゲットに合わせるなら、「スモールビジネスでの活用」「導入について」「インサイトの初歩の見方」等を強化すべきだろうな、とぼんやり思いました(余計なお世話)。
セミナーは、こと無料の場合は主催側の明確な意図と実施メリットを想定しているわけですから、それを了解した上で、興味があることを取捨選択し、聞き耳をたてておくと有意義かと思います。
運用の講演は知識の補足になりました。運用は日々のデータ解析と並行しながら行います。解析というほどこってりしてないけど、データチェックは運用の一環です。 そこでは解析と運用が不可分なわけです。
ソーシャルでも、アクセスログ解析と同様に定量と定性を計る指標があり、目標を決めた上でどの指標を見て達成したり、下げたりする施策を実行していきます。
Facebookのコンテンツに対する評価は、コンテンツをカテゴライズして対する反応率を見てカテゴリ別の評価をし、それをもって量を獲得したり質を高めたりする施策を考える・・・のがひとつのセオリーかと思います。わかりやすいですし施策効果も数字で提示しやすいですものね。この欠点は、中期的に見てコンテンツごとの評価の精度を上げること(つまり一過性でない法則、パターンを見出すこと)、それには相応のマンパワーがいる、ということだと思います。
座談会では売上げ規模や知名度ではスモールとは言い難い企業様方の、実際の運用の苦労やメリットの話で、非常に興味深かったです。その中でも、かなり興味深い運用事例がありました。詳細やデータ的な話はほぼなかったのですが、指標は「いいね!」の数。ファンの獲得が目標のようでした。 その企業さんがなにをしたかというと、すごく単純なことでした。
●記事を最低1つ、ほぼ毎日投稿する
●Facebook広告を利用する(スポンサード広告だったかと)
です。シンプル。さらに先程の運用の話であったコンテンツ毎の数字の解析はほとんどされていないとのこと。マンパワーが少ないこともあって検証の時間がない。ゆえに「出来ることを最大活用し、不足は資金(広告予算)で補う」方法になったわけです。
また、こちらの運用チームの中ではリーチする、反応がいいアンパイなコンテンツをがっつり把握できている点が最大の利点ですね。ああ、このヘンの話をもっとお聞きしたかった・・・今度インタビュー、いや研究させてくれませんかねぇ……
基本的には指標の数字を見てチューニングするのが定番のセオリーであるのですが、状況と目標によってはもっとシンプルにしてもある程度効果は得られる、ということもあります。セオリー通りにしようとすると、最初に予算を積んでいかねばなりません。効果は早い段階で得られやすいかもですが、最初から予算やマンパワーを割り当ててソーシャルに算入する企業はそう多くない、というのが非常に良くあります。ですので、逆転のセオリーとして、最初はこのケースのように 「出来ることを最大活用し、不足は資金(広告予算)で補う」方法を提案することもアリだなと。これが座談会で得た教訓でした。どういう形であれ、最初に効果が出たらヤル気が出るし、見せ効果として次のステップに進めやすいですものね。
今後、この企業さんに必要なことは、やはり時々数字の確認をすることだと思います。今の方法でのファンの獲得数や増加率をグラフ化してみるとよいかと思います。ある時点から急速に鈍化しているようであればこの方法だけでは行き詰まる時が遠くないと思います。ピンポイントで新たなタイプのコンテンツ投入をし、コンテンツバリエーションを増やすのも手かと思います。
蛇足ですが、座談会では深掘りされていないので(当たり前か)、上記の件で勝手に勝利条件を考えてみました。
◎企業及び商材のターゲット層が明確
◎(広告)予算がそれなりにある
◎運用の自由度が高い
◎すでにある程度のファン数を獲得している
◎運用チームが自社のことを良く理解し、かつ、かなり好き。(かどうは知りませんがそんな気配)
◎作成する記事がユーザーに高い確率で訴求する・伝わる
◎作成する記事にバリエーションが多くない(商材とか店舗案内とか)
こんな感じ。
セオリーではないけれど、企業がソーシャルで成功するために必要な条件がそこはかとなく見え隠れしてませんか? ほぼそれらをクリアできている前出の事例は相当恵まれていると思います。多くは上司や会社のソーシャルに対する共通認識や理解がなかなか得られず、広告予算もあまりなく、部署間での色々なしがらみがある。その壁を突破するには、担当者さんの努力の積み重ねと継続である、ということが今回の座談会での、あまり目立たないけれども確かな答えなのかもしれません。
説得するには効果を書類に、数字にする必要があるかと思います。解析が担当者さんの心強い味方になるようなレポートを作りたいです。はい。きれいに解析オチがつきました。
2013年6月25日火曜日
【Pick Up】1ツイート=約2,000円!?1ツイートが生み出す価値はいくら?
ニュースソース:ITmedia 「1ツイートが生み出す価値はいくら? ――収益とフォロワーの特性を見て最も効果が高いソーシャルに注力しよう」
http://marketing.itmedia.co.jp/mm/articles/1306/19/news083.html
コンバージョンを売上げ金額に換算したものだそうですが、運用管理のコストを考えると収益率は高くないのだそうです。一日、社内リソースを費やして1日あたりの収益が50~70ドル、マージンが20~30ドルらしいので粗利率が40%前後てことになるんですかね。どこかで見たんですが、ネット関連企業の利益率(ここでは売上高営業利益率)は40%~50%だそうです。数字だけテキトーに見ると及第点じゃない?と思われるかもしれませんが、Twitterでコンバージョンが稼げる会社は多くなく、管理運用リソースのレベルはもう雲泥の差。記事にもあるとおり、空いた時間にちょろっと見てツイート、なんてやってもなかなかコンバージョンに至らないのがおおかたの現実と思われます。
ソーシャルは時間をかけて育てていくもの。費やした時間が目に見えない信頼や評価というエンゲージメントを築き、そこから初めてビジネスの利益を生み出すことができると思います。
だから、クライアントや上司から
「ソーシャルやったら(なんだこの曖昧な名詞の動詞化は!) ウチの会社のブランド認知度上がるんでしょ。だったらやろうよ」
なんて、気軽にいわれてイラっとしたことがあるかもしれません。もし多少なりともソーシャルネットワークについて知っていたらそんなに気軽に言えないはず! しかし、そこで「知らないことを責める」というのは愚の骨頂です。愚かです。機会損失です。むしろ、 私が殺意すら覚えるのは、そういった黒いところを説明せずにまっ白ないいところだけを強調して導入だけさせて、後はほったらかし、というマーケやコンサルを名乗る会社ですね。
まずはソーシャルがどのようなものか説明して(メリットもデメリットも)、どのように運用していくべきものか、そして成果といえるものを出すにはそれを計測する仕組みと時間と労力が必要である、ということを理解してもらうことが大切だと思います。
記事の終わりのほうにあるまとめが、実に普遍的ですが重要です。
「さまざまなソーシャルメディアを比較し、『どのソーシャルが自社にとって最も生産性が高いか』を見きわめ、それに応じてリソース投資比率を変えていくことがソーシャルマーケティング成功のポイントだ」
まぁ、そうはいっても気になるのは効果測定です。1ツイートが2000円の利益を生むといっても自社、あるいはクライアントではどうか、というのは別問題です。
そこで出てくるキーワードは「アトリビューション分析」。GAではマルチチャネルというレポートです。
ソーシャル経由ですぐにコンバージョンできる単純な構造ならいいのですが、そう簡単にはいかない。広告を見て、あるいはソーシャルで認知して、それから紆余曲折を経て商品を買ったという場合に、直近のコンバージョンのポイントだけではなくどの媒体がどこまで貢献しているか、という点も見ていかなくちゃいけません。
直近のコンバージョン元でない限り、ソーシャル解析のいいね!やリツイート数だけではソーシャルネットワークがどれほど貢献しているかわかりにくい。ですが複数の媒体+関節効果を測定できれば一定の数値化は可能ですよね。
解析においても、今まで個別のツールでバラバラに計測せざるをえなかったのですが、ようやくこれで真にウェブ解析といえるウェブ総合の解析ができるようになってきました。解析する立場としては、各種媒体につてい学び、常に俯瞰的な視点を持つよう気をつけたいです。
といっても、アトリビューション分析は私も全然知識不足なので、今度勉強して、軽くまとめてみたいと思います。
http://marketing.itmedia.co.jp/mm/articles/1306/19/news083.html
コンバージョンを売上げ金額に換算したものだそうですが、運用管理のコストを考えると収益率は高くないのだそうです。一日、社内リソースを費やして1日あたりの収益が50~70ドル、マージンが20~30ドルらしいので粗利率が40%前後てことになるんですかね。どこかで見たんですが、ネット関連企業の利益率(ここでは売上高営業利益率)は40%~50%だそうです。数字だけテキトーに見ると及第点じゃない?と思われるかもしれませんが、Twitterでコンバージョンが稼げる会社は多くなく、管理運用リソースのレベルはもう雲泥の差。記事にもあるとおり、空いた時間にちょろっと見てツイート、なんてやってもなかなかコンバージョンに至らないのがおおかたの現実と思われます。
ソーシャルは時間をかけて育てていくもの。費やした時間が目に見えない信頼や評価というエンゲージメントを築き、そこから初めてビジネスの利益を生み出すことができると思います。
だから、クライアントや上司から
「ソーシャルやったら(なんだこの曖昧な名詞の動詞化は!) ウチの会社のブランド認知度上がるんでしょ。だったらやろうよ」
なんて、気軽にいわれてイラっとしたことがあるかもしれません。もし多少なりともソーシャルネットワークについて知っていたらそんなに気軽に言えないはず! しかし、そこで「知らないことを責める」というのは愚の骨頂です。愚かです。機会損失です。むしろ、 私が殺意すら覚えるのは、そういった黒いところを説明せずにまっ白ないいところだけを強調して導入だけさせて、後はほったらかし、というマーケやコンサルを名乗る会社ですね。
まずはソーシャルがどのようなものか説明して(メリットもデメリットも)、どのように運用していくべきものか、そして成果といえるものを出すにはそれを計測する仕組みと時間と労力が必要である、ということを理解してもらうことが大切だと思います。
記事の終わりのほうにあるまとめが、実に普遍的ですが重要です。
「さまざまなソーシャルメディアを比較し、『どのソーシャルが自社にとって最も生産性が高いか』を見きわめ、それに応じてリソース投資比率を変えていくことがソーシャルマーケティング成功のポイントだ」
まぁ、そうはいっても気になるのは効果測定です。1ツイートが2000円の利益を生むといっても自社、あるいはクライアントではどうか、というのは別問題です。
そこで出てくるキーワードは「アトリビューション分析」。GAではマルチチャネルというレポートです。
ソーシャル経由ですぐにコンバージョンできる単純な構造ならいいのですが、そう簡単にはいかない。広告を見て、あるいはソーシャルで認知して、それから紆余曲折を経て商品を買ったという場合に、直近のコンバージョンのポイントだけではなくどの媒体がどこまで貢献しているか、という点も見ていかなくちゃいけません。
直近のコンバージョン元でない限り、ソーシャル解析のいいね!やリツイート数だけではソーシャルネットワークがどれほど貢献しているかわかりにくい。ですが複数の媒体+関節効果を測定できれば一定の数値化は可能ですよね。
解析においても、今まで個別のツールでバラバラに計測せざるをえなかったのですが、ようやくこれで真にウェブ解析といえるウェブ総合の解析ができるようになってきました。解析する立場としては、各種媒体につてい学び、常に俯瞰的な視点を持つよう気をつけたいです。
といっても、アトリビューション分析は私も全然知識不足なので、今度勉強して、軽くまとめてみたいと思います。
2013年6月14日金曜日
【Pick Up】あべのハルカス、グランフロント大阪に見るソーシャル戦略
あべのハルカス、6/13開業でしたね。知人が言ってましたが、高層階のマンションは完売だったそうですよ。日本にもいるんですね富裕層が!
今回のキーワードは「ソーシャル戦略」。大阪を賑わせている大型商業施設もちゃっかりしっかりソーシャル戦略やってます。ソーシャルと言わずにコミュニティ、と言ってますが似たようなもんです。(強引)
あべのハルカス 縁活 http://en-katsu.info/
グランフロント大阪 ソシオ http://www.grandfront-osaka.jp/socio
さて、キタのグランフロント、ミナミのハルカスが出揃ったわけですが、仕掛けとして共通している点があります。コミュニティ形成と拠点の提供です。ちょっと面白いと思ったので適当に考察してみました。むりやり解析的なことととくっつけたりしますが、軽く流してください。
■ソーシャルと構成成分の差
内容は両者で結構な差があります。ハルカスでは地域住民(女性、子供づれ、ファミリー、高齢者向けの健康?)が重視されており、プログラムも市民団体、NPO法人、ボランティアグループが主催しています。グランフロントではもう少しおハイソなサークル活動です。
まず、活動内容については地域の差が現れていると思われます。 あべのというエリア、かつて仕事で良く通ったのですが間近に居住エリアがあります。普通に住宅街。ちょっと行ったら北畠・帝塚山もあります。ファミリー層、高齢者層も多くいるわけです。従って、このコンセプトにこのプログラムというのは納得です。
あと阿倍野は交通の要ですから、夕方から夜間に働く女性向けに何かプログラムがあるといいんじゃないでしょうか。なんで働く男性にプログラムがないかって? そりゃあ・・・需要と供給の問題ですよ(偏見)。
グランフロントは地域性は薄く、ある目的をもって人が集うというイメージです。まさしくサークル活動ですね。都会的といいますか、アクティブな大人が集うイメージです。もちろん全年齢対象なサークル活動もあるのですが、ぱっと見ても大人世代。そもそもグランフロントの店舗ラインナップ、価格帯がビジネスと、ちょっといいものを求める大人世代な感じですね。H&Mがあってもユニクロがないというところに現れているのでは。これで、ダイソーがなくてTIGERがあれば、さらに納得なんですが。
ただし公認サークルが現時点で4つというのはちょっと寂しいですね。まあグランフロント公認コミュニティですからヘンな布教とか啓蒙とかされないように審査が厳しいのかもしません。それぞれのサークルがFacebookページを持っているのも「今」風ですね。
いずれも新しい場所らしく、コミュニティというのがキーです。これ、企業活動などでSNSを利用するのと似てませんか? ネットもリアルでもソーシャル流行ってるなあとしみじみ思いました。
■どっちがいいの?
はい、じゃあここから適当さが炸裂、もう少し深く考えてみました。コミュニティの質が違う上に統計的な参加人数、波及効果の数字は公表されていないため独断と偏見です。真に受けないでください。
「縁活」はコンセプトとターゲッティングがしっかりしており、ここが大きな違いなんですが、
コミュニティデザイナーなる人がいて企画ありきで色々テコ入れしています。団体やグループの誘致、プログラム内容のアドバイスも関わっているんじゃないでしょうかね。それくらい統一した意思を感じます。つまり、
ソーシャルの形成と深化を促す施策を実施している
といえます。
どうも「縁活」そのものは期限があるらしいので、それをふまえてのソーシャルの認知度向上と利用方法の提案、というプロモーションという風にも見ることができます。
では、「ソシオ」はどうか。
まだ開業2か月程度ですが、開業当初は3サークルでした。現時点で4つ。誘致やアピールとかきちんとしているのかちょっと不明です。やっていたとしても成果はまだ出ていないようですね。
http://www.grandfront-osaka.jp/socio/howtojoin
これ、「ソシオ」の参加方法のページなんですけど、この図。元はパワポじゃない!? これ普通に企画資料じゃない!? 本当に一般市民に「のび太、参加しようぜ!」て言う気があるのかちょっと不安になりました。
ネット上でしか伺いしることはできませんが、例えばFBページにしても運用に関してサポートがあるのかどうか。あるにしては、いいね!数が少ないような気がします。
…すいません、ウチのFBページも人のこと言えません。あと「4いいね!」なんです!それで、それでうちのインサイト様が顕現する……。
■強引にまとめ
この二つのコミュニティ形成の手法、似ているようでいてコンセプトもターゲットもコンテンツも違います。縁活はプログラム=コンテンツを各種用意して幅広い層を集客。ソシオはサークルが主体で、これという目的を持っており自主活動を重視。しかし集客のための手段が弱い。認知度もまだまだ。後者のほうが早急に手を打たなければならない気がします。が、本当にそうですかね?
集客のためのコンテンツはさておき、ソーシャルの形成はプラットフォームの提供だけではできません。縁活は最初にプロを入れて道筋をつけて一気に集客と認知度を上げています。しかし期限後、縁活はどのようになるのかはわからない。プロモーションと一緒なのですね。
ソシオは現時点での認知度向上と集客が問題で、ウェブのコンテンツ改良やFBページの運用方法のレクチャーなどで部分的にテコ入れできそうです。プロモーションはすべきでしょうが、今後は優良なコンテンツホルダー(サークル)をどれだけ増やせるかがポイントになりそうです。とすると、やはりグランフロントのソシエ部門の営業力と情報収集力そして情報発信の強化が今よりも必要かとつまり、商材よりも事業改善で受注率を上げるというそっちの施策になるのかなと思いました。
実際、Facebookマーケティングというものはアナログであり、それがゆえにコストがかかります。このコストと目に見える数値の効果というのが現時点では直結し難いのも、ソーシャル解析の現状であります。 また、ソーシャルの性質上、コミュニケーションは血の通ったものでないとユーザーはすぐに離れていってしまいます。でもね、ちっ、めんどくせぇな。。。と思ったらそこで試合は終了です。時に、これらコミュニティは想像も付かないムーブメントを起こしたり、暖かいフォローをもらえることがあるのです。このプライスレスな部分を生む、最良の土台作りがソーシャルの醍醐味なんじゃないでしょうか。そしてクライアントとその情報と目的を共有することが、やっぱり早道なんじゃないですかね。そりゃ一日のプレゼンテーションで納得なんてムリでしょ。
■身近なテーマで考えるトレーニングでした
ま、ちょっと強引ですがこういう風に手元にある材料で仮説を立てて軽く分析するトレーニングっていいですよ、という話。ネタにもなります!
今回のキーワードは「ソーシャル戦略」。大阪を賑わせている大型商業施設もちゃっかりしっかりソーシャル戦略やってます。ソーシャルと言わずにコミュニティ、と言ってますが似たようなもんです。(強引)
あべのハルカス 縁活 http://en-katsu.info/
グランフロント大阪 ソシオ http://www.grandfront-osaka.jp/socio
さて、キタのグランフロント、ミナミのハルカスが出揃ったわけですが、仕掛けとして共通している点があります。コミュニティ形成と拠点の提供です。ちょっと面白いと思ったので適当に考察してみました。むりやり解析的なことととくっつけたりしますが、軽く流してください。
■ソーシャルと構成成分の差
内容は両者で結構な差があります。ハルカスでは地域住民(女性、子供づれ、ファミリー、高齢者向けの健康?)が重視されており、プログラムも市民団体、NPO法人、ボランティアグループが主催しています。グランフロントではもう少しおハイソなサークル活動です。
まず、活動内容については地域の差が現れていると思われます。 あべのというエリア、かつて仕事で良く通ったのですが間近に居住エリアがあります。普通に住宅街。ちょっと行ったら北畠・帝塚山もあります。ファミリー層、高齢者層も多くいるわけです。従って、このコンセプトにこのプログラムというのは納得です。
あと阿倍野は交通の要ですから、夕方から夜間に働く女性向けに何かプログラムがあるといいんじゃないでしょうか。なんで働く男性にプログラムがないかって? そりゃあ・・・需要と供給の問題ですよ(偏見)。
グランフロントは地域性は薄く、ある目的をもって人が集うというイメージです。まさしくサークル活動ですね。都会的といいますか、アクティブな大人が集うイメージです。もちろん全年齢対象なサークル活動もあるのですが、ぱっと見ても大人世代。そもそもグランフロントの店舗ラインナップ、価格帯がビジネスと、ちょっといいものを求める大人世代な感じですね。H&Mがあってもユニクロがないというところに現れているのでは。これで、ダイソーがなくてTIGERがあれば、さらに納得なんですが。
ただし公認サークルが現時点で4つというのはちょっと寂しいですね。まあグランフロント公認コミュニティですからヘンな布教とか啓蒙とかされないように審査が厳しいのかもしません。それぞれのサークルがFacebookページを持っているのも「今」風ですね。
いずれも新しい場所らしく、コミュニティというのがキーです。これ、企業活動などでSNSを利用するのと似てませんか? ネットもリアルでもソーシャル流行ってるなあとしみじみ思いました。
■どっちがいいの?
はい、じゃあここから適当さが炸裂、もう少し深く考えてみました。コミュニティの質が違う上に統計的な参加人数、波及効果の数字は公表されていないため独断と偏見です。真に受けないでください。
「縁活」はコンセプトとターゲッティングがしっかりしており、ここが大きな違いなんですが、
コミュニティデザイナーなる人がいて企画ありきで色々テコ入れしています。団体やグループの誘致、プログラム内容のアドバイスも関わっているんじゃないでしょうかね。それくらい統一した意思を感じます。つまり、
ソーシャルの形成と深化を促す施策を実施している
といえます。
どうも「縁活」そのものは期限があるらしいので、それをふまえてのソーシャルの認知度向上と利用方法の提案、というプロモーションという風にも見ることができます。
では、「ソシオ」はどうか。
まだ開業2か月程度ですが、開業当初は3サークルでした。現時点で4つ。誘致やアピールとかきちんとしているのかちょっと不明です。やっていたとしても成果はまだ出ていないようですね。
http://www.grandfront-osaka.jp/socio/howtojoin
これ、「ソシオ」の参加方法のページなんですけど、この図。元はパワポじゃない!? これ普通に企画資料じゃない!? 本当に一般市民に「のび太、参加しようぜ!」て言う気があるのかちょっと不安になりました。
ネット上でしか伺いしることはできませんが、例えばFBページにしても運用に関してサポートがあるのかどうか。あるにしては、いいね!数が少ないような気がします。
…すいません、ウチのFBページも人のこと言えません。あと「4いいね!」なんです!それで、それでうちのインサイト様が顕現する……。
■強引にまとめ
この二つのコミュニティ形成の手法、似ているようでいてコンセプトもターゲットもコンテンツも違います。縁活はプログラム=コンテンツを各種用意して幅広い層を集客。ソシオはサークルが主体で、これという目的を持っており自主活動を重視。しかし集客のための手段が弱い。認知度もまだまだ。後者のほうが早急に手を打たなければならない気がします。が、本当にそうですかね?
集客のためのコンテンツはさておき、ソーシャルの形成はプラットフォームの提供だけではできません。縁活は最初にプロを入れて道筋をつけて一気に集客と認知度を上げています。しかし期限後、縁活はどのようになるのかはわからない。プロモーションと一緒なのですね。
ソシオは現時点での認知度向上と集客が問題で、ウェブのコンテンツ改良やFBページの運用方法のレクチャーなどで部分的にテコ入れできそうです。プロモーションはすべきでしょうが、今後は優良なコンテンツホルダー(サークル)をどれだけ増やせるかがポイントになりそうです。とすると、やはりグランフロントのソシエ部門の営業力と情報収集力そして情報発信の強化が今よりも必要かとつまり、商材よりも事業改善で受注率を上げるというそっちの施策になるのかなと思いました。
実際、Facebookマーケティングというものはアナログであり、それがゆえにコストがかかります。このコストと目に見える数値の効果というのが現時点では直結し難いのも、ソーシャル解析の現状であります。 また、ソーシャルの性質上、コミュニケーションは血の通ったものでないとユーザーはすぐに離れていってしまいます。でもね、ちっ、めんどくせぇな。。。と思ったらそこで試合は終了です。時に、これらコミュニティは想像も付かないムーブメントを起こしたり、暖かいフォローをもらえることがあるのです。このプライスレスな部分を生む、最良の土台作りがソーシャルの醍醐味なんじゃないでしょうか。そしてクライアントとその情報と目的を共有することが、やっぱり早道なんじゃないですかね。そりゃ一日のプレゼンテーションで納得なんてムリでしょ。
■身近なテーマで考えるトレーニングでした
ま、ちょっと強引ですがこういう風に手元にある材料で仮説を立てて軽く分析するトレーニングっていいですよ、という話。ネタにもなります!
2013年6月8日土曜日
【Pick Up】Facebookへのマーケティング効果の期待と実感の落差
ニュースソース:ITmedia
Facebookのマーケティング効果を実感しているマーケターは37%――米調査結果発表
元記事:
Only 37% of Marketers Think Their Facebook Advertising Is Effective [Study]
最近ソーシャルネタばっかりですいません。いま結構どっぷりなんでつい目がいってしまうのです。
記事内には下記の記載があります。
・マーケターのソーシャルメディアの利用 97%
うち、Facebookは49%でダントツですね。やはりソーシャルではマーケティングしやすく使いやすいプラットフォームなんですね。
・ソーシャルメディアはマーケティングに積極的に活用すべき 86%
・Facebook広告が効果的と考える 37%
見出しはここから来てます。この後に下記の文章が続きます。
「this a metric that shows Facebook marketing isn't effective, or is it really to do with the fact marketers aren't properly tracking those Facebook efforts into ROI?」
Facebookマーケティングが効果的でないか、あるいはマーケターがROIの中に含まれるFacebookの効果について適切なトラッキングをしていないんじゃね? (超意訳)
ま、驚くべき低さだといいたいのでしょう(超意訳)。
FBからの流入→サイトでの購入などのコンバージョン ということになるともう少し流入元としての効果を期待したくなりますし、効果計測もある程度可能です。ブランド認知や訴求、企業イメージ向上をソーシャルで醸成する、とかいうのも営業的なウリですよね。
「Facebook広告が効果的と考える 37%」の内訳や詳細は不明のためなんともいえませんが、Facebookへの期待度と広告効果の落差にちょっと失望している・・・ということでしょう。
アメリカでの調査と記事ですが、この落差、「効果」 についての実感はおそらく日本でも感じられるのではないでしょうか。
まず、ソーシャルというものは効果測定や評価が非常に難しいです。指標は色々ありますよ。いいね!とかエンゲージメント率とかリーチとか。取得しているデータだってたくさんありますでも、そのどれか一つを取っても、クライアントが期待する「効果」に直結しないのです。 特にブランド好感度とか認知度などはFBインサイトやその他ソーシャル解析ツール、いや、アクセスログ解析ツールでも直接的に導き出すことはできないものです。と、いうことをまずきちんと、クライアントも解析する側も認識した上で、ソーシャルツールとそ効果測定、解析手法と判断基準について論じるべきだと思います。
・大企業のマーケターほど「Facebookは効果的」と捉える傾向が強い。小企業やあまり知られていないブランドの場合、Facebookマーケティングの効果はあまり見られない。
これまた厳しい調査結果が(笑)
ソーシャルで認知度やブランドを広めたい場合は、地道な努力が必要です。その努力、人的コストや広告はROIに換算すると厳しい結果になり、短期間での成果が得られず、継続が難しい。だから効果がない、という調査結果になりやすいのかもしれません。
ここでも問題になるのが「ソーシャル」なのです。ソーシャルで何をするのか、どう在りたいのか。そのビジョンをもって、時間をかけてコミュニケートしていくことがソーシャルなのであって、ソーシャルという集団にアプローチできるからマーケ効果があるよ、なんていうことは軽々しく言えないと思います。
ですので、記事にある通り、「効果が低いからやらない」というのではなく「何のためにどのようなソーシャルを形成するのか、何をもって効果とみなすのか、効果を出すためにはどのような施策を行うのか」という認識が必要だと思います。
まあ、この記事を見て思ったのは、
ソーシャルでクライアントが期待する形での、目に見える効果を目に見える形(数字とか)で出すのはやっぱり難しいよねーということでした。そこを何とかするのが解析側の仕事じゃん!と言われればそうですが。
Facebookのマーケティング効果を実感しているマーケターは37%――米調査結果発表
元記事:
Only 37% of Marketers Think Their Facebook Advertising Is Effective [Study]
最近ソーシャルネタばっかりですいません。いま結構どっぷりなんでつい目がいってしまうのです。
記事内には下記の記載があります。
・マーケターのソーシャルメディアの利用 97%
うち、Facebookは49%でダントツですね。やはりソーシャルではマーケティングしやすく使いやすいプラットフォームなんですね。
・ソーシャルメディアはマーケティングに積極的に活用すべき 86%
・Facebook広告が効果的と考える 37%
見出しはここから来てます。この後に下記の文章が続きます。
「this a metric that shows Facebook marketing isn't effective, or is it really to do with the fact marketers aren't properly tracking those Facebook efforts into ROI?」
Facebookマーケティングが効果的でないか、あるいはマーケターがROIの中に含まれるFacebookの効果について適切なトラッキングをしていないんじゃね? (超意訳)
ま、驚くべき低さだといいたいのでしょう(超意訳)。
FBからの流入→サイトでの購入などのコンバージョン ということになるともう少し流入元としての効果を期待したくなりますし、効果計測もある程度可能です。ブランド認知や訴求、企業イメージ向上をソーシャルで醸成する、とかいうのも営業的なウリですよね。
「Facebook広告が効果的と考える 37%」の内訳や詳細は不明のためなんともいえませんが、Facebookへの期待度と広告効果の落差にちょっと失望している・・・ということでしょう。
アメリカでの調査と記事ですが、この落差、「効果」 についての実感はおそらく日本でも感じられるのではないでしょうか。
まず、ソーシャルというものは効果測定や評価が非常に難しいです。指標は色々ありますよ。いいね!とかエンゲージメント率とかリーチとか。取得しているデータだってたくさんありますでも、そのどれか一つを取っても、クライアントが期待する「効果」に直結しないのです。 特にブランド好感度とか認知度などはFBインサイトやその他ソーシャル解析ツール、いや、アクセスログ解析ツールでも直接的に導き出すことはできないものです。と、いうことをまずきちんと、クライアントも解析する側も認識した上で、ソーシャルツールとそ効果測定、解析手法と判断基準について論じるべきだと思います。
・大企業のマーケターほど「Facebookは効果的」と捉える傾向が強い。小企業やあまり知られていないブランドの場合、Facebookマーケティングの効果はあまり見られない。
これまた厳しい調査結果が(笑)
ソーシャルで認知度やブランドを広めたい場合は、地道な努力が必要です。その努力、人的コストや広告はROIに換算すると厳しい結果になり、短期間での成果が得られず、継続が難しい。だから効果がない、という調査結果になりやすいのかもしれません。
ここでも問題になるのが「ソーシャル」なのです。ソーシャルで何をするのか、どう在りたいのか。そのビジョンをもって、時間をかけてコミュニケートしていくことがソーシャルなのであって、ソーシャルという集団にアプローチできるからマーケ効果があるよ、なんていうことは軽々しく言えないと思います。
ですので、記事にある通り、「効果が低いからやらない」というのではなく「何のためにどのようなソーシャルを形成するのか、何をもって効果とみなすのか、効果を出すためにはどのような施策を行うのか」という認識が必要だと思います。
まあ、この記事を見て思ったのは、
ソーシャルでクライアントが期待する形での、目に見える効果を目に見える形(数字とか)で出すのはやっぱり難しいよねーということでした。そこを何とかするのが解析側の仕事じゃん!と言われればそうですが。
2013年6月4日火曜日
【Pick Up】百貨店のソーシャルギフトサービス、をソーシャル解析で調べてみた
ニュースソース:みんなどう使ってる? 百貨店のソーシャルギフトサービス
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1369360221925.html
大丸松坂屋がSNSからギフトを送るサービスを開始したそうです。スタートは2013年2月なので、率直に言うとあまり広まっていないような気がします。て、自分の認知だけでモノいっちゃいけませんね。そこで、適当に調べてみました。(適当ですよ、ほんとーに)
●ウェブ検索状況を見る
Googleトレンドで見てみました。キーワード「ソーシャルギフト」*大丸松坂屋+ソーシャルギフトでは出てこなかったので。
3月あたりに話題になってますが、ニュースソースはよそのサービスですね。
●Twitterでどれだけ話題になってるか見る
Topsy使いました。リンクと、それに関するTwitterでの言及の状況がわかります。
まあ、なんだ。多いとはいえないですね。
◎ツィッターのみ
◎ウェブの関連記事
●Facebookでどれだけ話題になってるか見る
Facebookの検索機能でもいいんですが。
□ 日本語Facebookページ(ファンページ)ランキング
旧ファンページのキーワード検索が可能で、そのファンページのいいね状況などもわかります。前日比での増加がセキララに分かってしまうところが面白い。
□ kurrently.com
公開されているFacebookページのキーワード検索ができるらしい。「ソーシャルギフト」では該当なしでした。
□本家Facebook 検索
「ソーシャルギフト」で該当するFacebookページ。こちらも公開されている投稿の該当はなしでした。
ちなみにニュースソースの記事ではいいね数が
これ調べるだけで1時間足らず。精密な認知度はこれだけで分かるものではありませんが、『ソーシャルを基盤とするサービスを提供しているにも関わらず、ソーシャルであまり話題になっていないんじゃない?』ということはぼんやりと分かります。全体の戦略は不明なのでなんともですが、Facebookでサービス提供しているのにFacebookページがないとか、企業ページでもアカウント押さえてるだけな感じで、ソーシャル戦略ちゃんとあるのかなと心配になったりします。そもそも本家でソーシャルツール使ってないのにソーシャルが絡んだサービス展開ていうのがヤバイ。だって、帰属するプラットフォームがないわけじゃないですか。新商品のリリースとかファン獲得とかどうやってするんですか、ねえ・・・?
でも大丸松坂屋のメールマガジンてすごいんですよ。クーポンとかポイントアップとか。私はほいほい吊られてしまうw メルマガの訴求と集客はすごいと顧客の立場からですが、感じます。百貨店の軸足ってやっぱりリアルの集客と購入じゃないですか。集客や購入の陰りがあるからオンラインショッピングとかソーシャルやってみました、というんじゃなくて、百貨店ならではのソーシャルの有り様というものを見せてほしいなあと思います。私、百貨店スキーなので本当に応援したい。
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1369360221925.html
大丸松坂屋がSNSからギフトを送るサービスを開始したそうです。スタートは2013年2月なので、率直に言うとあまり広まっていないような気がします。て、自分の認知だけでモノいっちゃいけませんね。そこで、適当に調べてみました。(適当ですよ、ほんとーに)
●ウェブ検索状況を見る
Googleトレンドで見てみました。キーワード「ソーシャルギフト」*大丸松坂屋+ソーシャルギフトでは出てこなかったので。
3月あたりに話題になってますが、ニュースソースはよそのサービスですね。
●Twitterでどれだけ話題になってるか見る
Topsy使いました。リンクと、それに関するTwitterでの言及の状況がわかります。
まあ、なんだ。多いとはいえないですね。
◎ツィッターのみ
◎ウェブの関連記事
●Facebookでどれだけ話題になってるか見る
Facebookの検索機能でもいいんですが。
□ 日本語Facebookページ(ファンページ)ランキング
旧ファンページのキーワード検索が可能で、そのファンページのいいね状況などもわかります。前日比での増加がセキララに分かってしまうところが面白い。
□ kurrently.com
公開されているFacebookページのキーワード検索ができるらしい。「ソーシャルギフト」では該当なしでした。
□本家Facebook 検索
「ソーシャルギフト」で該当するFacebookページ。こちらも公開されている投稿の該当はなしでした。
ちなみにニュースソースの記事ではいいね数が
これ調べるだけで1時間足らず。精密な認知度はこれだけで分かるものではありませんが、『ソーシャルを基盤とするサービスを提供しているにも関わらず、ソーシャルであまり話題になっていないんじゃない?』ということはぼんやりと分かります。全体の戦略は不明なのでなんともですが、Facebookでサービス提供しているのにFacebookページがないとか、企業ページでもアカウント押さえてるだけな感じで、ソーシャル戦略ちゃんとあるのかなと心配になったりします。そもそも本家でソーシャルツール使ってないのにソーシャルが絡んだサービス展開ていうのがヤバイ。だって、帰属するプラットフォームがないわけじゃないですか。新商品のリリースとかファン獲得とかどうやってするんですか、ねえ・・・?
でも大丸松坂屋のメールマガジンてすごいんですよ。クーポンとかポイントアップとか。私はほいほい吊られてしまうw メルマガの訴求と集客はすごいと顧客の立場からですが、感じます。百貨店の軸足ってやっぱりリアルの集客と購入じゃないですか。集客や購入の陰りがあるからオンラインショッピングとかソーシャルやってみました、というんじゃなくて、百貨店ならではのソーシャルの有り様というものを見せてほしいなあと思います。私、百貨店スキーなので本当に応援したい。
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