2013年6月25日火曜日

【Pick Up】1ツイート=約2,000円!?1ツイートが生み出す価値はいくら?

ニュースソース:ITmedia 「1ツイートが生み出す価値はいくら? ――収益とフォロワーの特性を見て最も効果が高いソーシャルに注力しよう」
http://marketing.itmedia.co.jp/mm/articles/1306/19/news083.html

コンバージョンを売上げ金額に換算したものだそうですが、運用管理のコストを考えると収益率は高くないのだそうです。一日、社内リソースを費やして1日あたりの収益が50~70ドル、マージンが20~30ドルらしいので粗利率が40%前後てことになるんですかね。どこかで見たんですが、ネット関連企業の利益率(ここでは売上高営業利益率)は40%~50%だそうです。数字だけテキトーに見ると及第点じゃない?と思われるかもしれませんが、Twitterでコンバージョンが稼げる会社は多くなく、管理運用リソースのレベルはもう雲泥の差。記事にもあるとおり、空いた時間にちょろっと見てツイート、なんてやってもなかなかコンバージョンに至らないのがおおかたの現実と思われます。

ソーシャルは時間をかけて育てていくもの。費やした時間が目に見えない信頼や評価というエンゲージメントを築き、そこから初めてビジネスの利益を生み出すことができると思います。
だから、クライアントや上司から
「ソーシャルやったら(なんだこの曖昧な名詞の動詞化は!) ウチの会社のブランド認知度上がるんでしょ。だったらやろうよ」
なんて、気軽にいわれてイラっとしたことがあるかもしれません。もし多少なりともソーシャルネットワークについて知っていたらそんなに気軽に言えないはず! しかし、そこで「知らないことを責める」というのは愚の骨頂です。愚かです。機会損失ですむしろ、 私が殺意すら覚えるのは、そういった黒いところを説明せずにまっ白ないいところだけを強調して導入だけさせて、後はほったらかし、というマーケやコンサルを名乗る会社ですね。
まずはソーシャルがどのようなものか説明して(メリットもデメリットも)、どのように運用していくべきものか、そして成果といえるものを出すにはそれを計測する仕組みと時間と労力が必要である、ということを理解してもらうことが大切だと思います。


記事の終わりのほうにあるまとめが、実に普遍的ですが重要です。
「さまざまなソーシャルメディアを比較し、『どのソーシャルが自社にとって最も生産性が高いか』を見きわめ、それに応じてリソース投資比率を変えていくことがソーシャルマーケティング成功のポイントだ」


まぁ、そうはいっても気になるのは効果測定です。1ツイートが2000円の利益を生むといっても自社、あるいはクライアントではどうか、というのは別問題です。
そこで出てくるキーワードは「アトリビューション分析」。GAではマルチチャネルというレポートです。
ソーシャル経由ですぐにコンバージョンできる単純な構造ならいいのですが、そう簡単にはいかない。広告を見て、あるいはソーシャルで認知して、それから紆余曲折を経て商品を買ったという場合に、直近のコンバージョンのポイントだけではなくどの媒体がどこまで貢献しているか、という点も見ていかなくちゃいけません。
直近のコンバージョン元でない限り、ソーシャル解析のいいね!やリツイート数だけではソーシャルネットワークがどれほど貢献しているかわかりにくい。ですが複数の媒体+関節効果を測定できれば一定の数値化は可能ですよね。
解析においても、今まで個別のツールでバラバラに計測せざるをえなかったのですが、ようやくこれで真にウェブ解析といえるウェブ総合の解析ができるようになってきました。解析する立場としては、各種媒体につてい学び、常に俯瞰的な視点を持つよう気をつけたいです。
といっても、アトリビューション分析は私も全然知識不足なので、今度勉強して、軽くまとめてみたいと思います。

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