2013年6月3日月曜日

【解析いろは12】ソーシャル解析の流れ(メモ版)

後日、自分の中で一連のソーシャル解析のフローをまとめるためのメモです。結論ではなく思考の道筋と参考記事なので、結果だけが必要な場合は読む必要はないと思います。

●企業CRMにおける変化とソーシャルの有意性
<参考>ITmedia:ソーシャルメディア対応CRMと従来型CRM、3つの違いとは?
http://marketing.itmedia.co.jp/mm/articles/1305/21/news058.html

CRMとはCustomer Relationship Managementです。この辺の説明はソーシャルの有意性やCRMの一環としてクライアントに必要かどうか判断するため&説明するためのもの。なんとなく流行ってるから「のび太、ソーシャルしようぜ!」だと失敗するのは明白ですから。でもクライアント側はそのなんとなくからの発想でも許されます。むしろ相談を受ける側がきちんと説明をするための知識。
でも実体験からいうと、どっちも勢いでやろうぜやろうぜ!というが多いし、そういうのに限ってROI算出とか効果測定やってないケースが多いです。で、効果測定しましょうといっても、効果が出てないことを恐れて、結局やらなかったり。

●ソーシャルマーケティングで
<参考>4回 「ソーシャルでマーケティングはここまでできる」、最も身近なビッグデータとしてのソーシャルデータの活用法 (1/2)
http://marketing.itmedia.co.jp/mm/articles/1305/28/news002.html


解析の前段階の、マーケでの有用性とデータをどう見るかというところの話。
・マーケティングデータとしてのソーシャルデータの位置付け
・フロー視点での分析の実際
・ストック視点での分析の実際
の3項目が使えるかな。

私もよくやりますが、ロジックを説明する際の例えはどう反応していいかわからない微妙なものが多い。これはアカンと思ったのは昔の戦略とか戦術に例えるケース。三国志とか第二次世界大戦とか。それ、例えになってない(笑 例えはある説明をより分かりやすくするための手段で、誇大広告ではありません。

●ソーシャル解析の手法(ロジック)
ここは自分の中でかなり混沌としてるので整理に時間がかかります。ここではFacebookについて。
大切なことは、
(1)Facebookページの目的(クライアントのネット戦略のゴール、ソーシャルのゴールとKPI)
(2)Facebookインサイトにおける指標の理解

(3)別の解析ツールを利用する場合の指標の理解(インサイトとのずれ、データのひっぱり方など)
(4)KPIを測定するための指標の組立(どの指標を使うか、どう判断するか)

『ソーシャルという壁』(http://kaisekiiroha.blogspot.jp/2013/05/10.html)でも書きましたが、クライアントにレポートが伝わらないのは(1)が明確に認識されていないから、(4)が共有されていないから、だと思います。なんとなくいいね数!の多寡だけを見ているからお互いに「これで利益出てるの?」という話になる。いいね!は記事に対するPV(=量の測定)と考えると、その数だけを見ても効果が実感できないのは当然ですよね(KPIによってはそれでいい場合もある)。


(4)は、例えば企業ブランディングの場合はこの指標でこんな判断基準、商品購入の場合はこういう指標と外部サイトのコンバージョン率とこの判断基準。これはアクセスログ解析でも重要な課題です。統計学的な母数を持たないためケースバイケースというのが当たり障りのない回答ですが、当然そんな答えはみなさん求めてないはずです。

これから解析に本腰を入れる場合は貪欲に経験値を求めるべきですし、ある程度経験済みの場合はこのロジック部分を整理しておくことが、解析業務においては重要だと思います。それが、仮説に根拠はないとか、解析者の経験に左右される、という、よく指摘される事への回答になると思います。

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