2013年6月17日月曜日

【Pick Up】:3年後に食えなくなるWebの職種

ニュースソース:3年後に食えなくなるWebの職種は何だ?【サイラボ川原崎xハフポスト松浦】
http://www.huffingtonpost.jp/2013/06/12/story_n_3431645.html

恐ろしいタイトル!記事は「Webメディア業界のキャリアデザインって?」というミーティングの要約です。まあ、最終的には「その人次第=その人がどう生きたいか」なのですが。ですが、IT業界にいて、自分の数年後の在り方、キャリア形成、そこに到達するまでどう具体的にステップアップしていくかを考えるきっかけになるかもしれません。

「Webメディア周りの仕事は寿命が短い」

それを前提に、以下、恐ろしい、「今後衰退する職種」の仮説が挙げられていました。
・Googleの検索システムが最適化され、検索エンジンで自サイトを上位に表示させるための職種・SEO
同意。個人的には全部自動化されてほしい。人力でやる意味が全然ないから。
・ライティングのスキル
消滅するというより、元々ライティングへの「専門性」への金銭評価はあまり高くないところへ、普通に適当に書ける、ネットを調べれば情報があるという環境から総じて減少、だそうで。私はテキストマニアでちょっとした文脈、言い回し、表現方法がかなり気になります。小説や本の現状を見ると残念ながら衰退傾向にあるというのは外れてないだろうけど、先鋭化した部分は生き残ってほしいです。

で、私はこれに下記の職種も追加します。
 ・コーディング
検索システムの最適化で、SEOと同様HTMLソースのフォーマットが進む。
 ・ウェブプログラミング
JqueryとかオープンソースのCMSの進化で必要な機能はすべてパッケージ化、ライブラリ化されつつあるので。プログラミングというとなんかスキルありそうですが、社内システムや機関系システム開発は需要が大幅に減少し、かつ海外の安い労働力に市場を奪われています。
・ウェブデザイナー、ウェブディレクター
このジャンルも専門化していくのではないでしょうか。よく聞かれるのは「いい人いませんか?」というまるで婚活のような言葉。デザインだけ、ウェブの進行だけ、じゃなくて顧客と対話しながら円滑に進めていく、複数の人間が携わる場合は調整をするといった能力を求められるようです。


システムの知識や営業トークのスキルを持ってディレクションすると、他の職種の人の気持ちがわかるというメリットがあり、「30歳くらいまでに色々やって おくといいのでは」と述べた。川原崎さんも「ディレクションされる側からすると、やったことのない奴に指示されたくないって感情はありますよね」と同意。
だそうですよ。でもまさしくその通りだと思います。じゃあ、経験のない自分はどうすれば……と思う向きもおありでしょう。そこで対応力が問われるのです。わからないから教えてください!路線もよし、知ったかぶりをするもよし、黒幕としてうまーく操るもよし、ではないでしょうか。

 
 結論は、
「人の心をつかまえるスキルのある人が残る」 +経験
だそうです。分かったような分からないような(笑 
先鋭化したスペシャリストでもゼネラリストでもいいのですが結局どちらも高いスキルがないと通用しない、というオチでした。

IT業界はロングテール型で、現在もめちゃくちゃアナログな制作市場も存在しています。どのポジションで糧を得るかは、生き方の選択です。幸いなことにIT業界は学歴はほぼ関係ありませんので、自分自身でどうにかなることが多い。でも、定年まで勤務先の会社がある保証はありません。それはどこの業界も同じですが、ITは興るのも潰れるのも尋常でない早さです。
衰退すると挙げられた職種において問われているのは「今のまま、同じことをやっていてもダメなんじゃないか」ということだと思うのです。それは業界としての成熟を意味するので、決してペシミストの溜息ではないと思います。

あ、忘れてました。いわゆるウェブ解析士も数年で食えなくなるスキルだと思います。解析ツールは日夜進歩しています。ちょっとした現状の欠点やアドバイスもデータから導き出されて表示する機能がすでに実装されています。ツールの進化の結果、解析の市場の人的需要がすぐに縮小しても不思議ではありません
スペシャリストになるか、ゼネラリストになるか。人の心をどう捕まえるか。いかに自分をプロデュースしていくか。マーケターの端くれとしては自分自身が格好の実験台だと思いませんか。

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