2013年6月10日月曜日

【GAの壁】サマリーと個別の指標の数字が合わないことがある

GAでサマリーと指標の数値が一致していない現象ってありませんか?私は数度遭遇したことがあります。
サマリーでは該当カテゴリの指標を俯瞰できるように表示しているわけですから当然一致していると考えてました。なのに、あ わ な い。解析のデータ取りまとめの最中にこういう現象が出てくると一応「なんで?」というのを確認しなくてはいけないため時間がかかる上、ナゾが解けない場合が多すぎてモヤモヤが残ります。

私の遭遇したケースは、
(1)サマリーと「新規訪問者とリピーター」の新規訪問割合
(2)ソーシャル解析のサマリーでの「ソーシャルを経由した訪問数」と参照元別の「訪問数」の合計
(1)の場合は、フィルタの内容によってはそのようなことも起こり得るようですが、結局理由は不明。
(2)の場合だと、サマリーではすべてのソーシャル経由のユニークな数を表示しているのかもしれません。でもどこにも書いてないし、どうとでも取れますよね。
サマリーでの表示は、単純に個別の指標をひっぱってきて表示しているものではない・・・違うロジックで再計算してる?という疑問が浮かび、今もすっきりしてません。
もちろん、数字が合う場合のほうが圧倒的に多いのですが、数少ない合わない現象に遭遇したときに、計算の違いや仕様なんて解析側では把握不可能じゃないですか、仕様が公開されていないから。指標や計算は同じでもサマリーはフィルタやなにかの影響を受けるということなら、それはそれでおかしいと思います。なんでそんなややこしいことしてるんだよ。

できるだけ、このような解けない謎を生まないためにも、
・フィルタは関係者で共有(常識ですが、フィルタをかけてない元データは絶対に保存)
・アドバンスやカスタムレポートの形式は関係者で共有
・継続的に見る場合はどの箇所の指数を見るということを決めておく
というルールを作っておく必要があると思います。

理想は計測前にきちんと設計をしてルールを皆で共有しておくことが望ましいのですが、解析設計の考え方はまだまだ浸透していないように思います。
継続して解析を行っている場合は、一度見直して現状把握と改善を、これから新しく解析を始める場合は、最初に設計を考え、状況の変化や要望に応じて変えていく+変えたところを共有する。ということをやっていきたいです。
結局、クライアントにわかりやすい、満足度の高いレポートというのは、目的と評価基準の認識がどれだけされているか、によると事あるごとに感じています。

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