2013年9月18日水曜日

【PickUp】ホワイトペーパー:Webアクセス解析をビジネスに結びつけるための3つのポイント

ネタになりそうなホワイトペーパーの紹介です。

Webアクセス解析をビジネスに結びつけるための3つのポイント
(SAS Institute Japan株式会社 /ダウンロードには会員登録(無料)が必要。)

ウェブアクセスデータの活用ポイントと今後どう活用していくべきか、という内容がコンパクトにまとめられています。オチはSASの総合解析システムを使うといいよ!なんですが、アクセスログ解析の必要性から、これからホットになるであろうウェブ統計解析のことにも触れられています。

よく耳にする悩みとしてこういうのがあります。
「リニューアルの前に、あるいは新規サイト作成のときに解析ツールをいれて解析をしていきましょう、というと「なんで?」「そんな必要あるのか?」と言われる。どう説得したらいいか」
あるあるR(アール)。

あらゆる「なぜ」を追求していくことで道は開ける(かもしれない)

このホワイトペーパーに書いてあることは、たいして目新しくもないのですが、たとえば「ポイント1:目的を明確にする」ということに「なぜそれが必要か」ということを問い直して、自分の中で説明ロジックをもっておけば、クライアントに伝えるときにブレがないと思いますよ。

まず、「なぜ解析が必要なのか」というところを的確に伝える必要があるかと思います。解析をすることでどういう事業メリットが生じるか、という利益に絡めて話をすすめることですかね。あとわかりやすい例え話にするとか。

釣り堀で、クライアントさんはタイを釣るためにある場所に座りました。まず、釣竿に餌をつけないと魚はまず釣れません。タイなんてなおさらですよね。餌はクライアントさんのコンテンツですが、自分が座っている周囲にはまけても遠くにまで及びません。このままではタイが釣れるのはいつになることやら。釣れるまで待つのもいいですが、釣り堀の費用、餌の費用がかかります・・・という具合です。

また、「サイトを作りたい!」「リニューアルしたい!」の目的の「なぜ」を聞いてみることもおすすめします。インターネットへの期待や危機感の表れなどの動機を、言いだしっぺのクライアント自身がきちんと理解し、自己分析していることは意外と少ないものです。 大体、何かを変えたいという時点で何かが行き詰まっていると思うのです。人生と一緒ですね。

過去把握から未来予測へ。行動分析から意識分析へ。

最近、急激にこの傾向が顕著になっているように思います。
過去把握というのはウェブサイトのアクセスログ解析つまりユーザーの行動分析です。ソーシャルの場合はちょっと違っているところがあって、意識分析の要因を含んでいます。

そこにより多くのデータ、顧客データや会員情報、はたまたソーシャルメディアのコメントや投稿などのデータを結合してより詳細に分析し、解析学的手法を用いて、未来予測をすることは、すでにECサイト運用の現場では実施されています。顧客のセグメンテーションやロイヤルティの把握、リコメンデーション、来訪予測に基づくキャンペーンの内容と実施時期などなど。解析ツールにおいてもユーザー基軸は今後主流になると思ってます。 従来の集客や広告施策、ウェブ解析だけでは頭打ちの状況に来ているのかもしれませんね。

・取得できる情報や解析する方法が増えたこと。
・既存の過去把握だけでは行き詰まり感があること。
・より多くの情報で多角的に分析し、コスト削減。


最近、リスティングとかSEOとかLPOはいいツールがたくさんあります。その企業に応じたカスタマイズや動向把握は必要であっても、担当者の負担は随分削減されるし、結果として人的コストも削減されるのではないかと。
こう書いてみると、なんだか今はウェブ解析というものの過渡期に来ているのかなという気がします。

個人的に思うのですが、今後は、企業そのもののリソース分析や顧客分析などのインサイドマーケティングが地味に来るんじゃないかと思います。大きな企業ならばすでにそういうのはシステムとして組み込まれているわけですが、日本は中小企業が圧倒的に多いので、まだ未導入というところが多数だと思います。

ポイントとしては、理解できる人・担当者だけがやってるのではだめで、全社的に理解し、利用されるデータと、好きな時にそれらにアクセスできる仕組みが必要と思います。

でも、解析担当として自戒せねばらないのは、数字だけと向き合うだと思います。つい、やってしまいがちなので本当に自戒しています。数字が示すユーザーや顧客の行動、意識をくみ取り、未来に対して推測する。ということを忘れないようにしたいです(そんな大事なこと忘れるなよ!)。

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